皆さんこんにちは!
こちら岩手県一関市にある呉服店 京呉服すがわら でございます。
みちのくの小さな呉服屋ですが
さて、壁紙張ったり でっかい下図を描いたり、あれこれ色々やってますが
今日は友禅してました。
今やってる友禅は
きものの裏地、「八掛け」の模様です
訪問着なんかは表の模様の延長をそのまま描くんですが
色無地や小紋などの裏おくみに立派な友禅がしてあったり
ワンポイント入ってたりしたらお洒落で素敵ですよね
うちではけっこう描いて差し上げています。
もちろん お客様のご希望の模様を描くんですが
こちらは南天の模様です。
きちんと下図を描いて、糸目を引いて、地入れをして、、、
そう、これは本友禅です。
表は紬の無地、好みの色に染めるので
せっかくだから八掛に友禅を挿しましょう と言う事になりました。
生地も吟味して南天の地紋です。
南天の地紋のちりめんに南天の友禅、贅沢!素敵!
挿し上がりはこちら
ほら、立派でしょ。
南天は難を転ずると言ってとても縁起が良いものです
お召しになる方の良いお守りになりますように
地色は綺麗な白群色、この後 蒸して糊伏せ、地染めです。
友禅で染め上げれば風合いも良く立派に仕上がりますが
先に地色が染まった品物には顔料で上書きする事もあります
ワンポイントなんかだと手軽で良いですね
例えば大島紬の八掛けに・・・
ちらり、
ワン ワン ワン!
大事にされているペットのワンコです
ワンコといえどかけがえの無い家族ですから、似てないと飼い主さんはがっかりします
写真をお持ちいただいて、がんばって描きました
以前に描いて印象深かったワンコはこちら
三頭いる! しかもポインター!
斑の位置や色の濃さで別人(犬)になってしまうので
この時は本当に苦労しました。
八掛けは歩いたり座ったりした時に意外に目に付く部分です
同席した方が発見したりすると場が盛り上がり、話題性もあります
お召しになる方はもちろん、周りの方も楽しくなる粋なお洒落です。
工房らくぜんでは、楽しくきものをお召しになっていただくためのお手伝いを精一杯させて頂きます。
どんな事でも言って頂ければ頑張って応えたいと考えておりますので
思いがけないアイデアが生まれるかもしれないですよ。