すがわらの工房日記

東北は岩手県一関市の呉服屋。こつこつと友禅染めをしています。

つのゼミ

2023-09-24 15:00:03 | その他
皆さんこんにちは。
こちら岩手県一ノ関市の京呉服すがわらでございます。

東北にある小さな呉服屋ですが、店内の工房らくぜんで
きもの屋がきものを作っているんですよー!

この度名前を改めまして、
すがわらの工房日記となりました、以後どうぞよろしくお願い致します


さて、突然ですが

「つのゼミ」って居るじゃないですか。

角(つの)が生えた蝉(セミ)、例えばこれ

by:Wikipedia
馬鹿みたいな姿ですが

けっこうな種類がいます

by:Wikipedia

私が初めてこの虫のことを知ったのは小学生の時。

北杜夫の「どくとるマンボウ昆虫記」によってでした。陰虱もこれで知った。

こんな虫がいるのか!世界は広いなあ!いつか見てみたいなあ、と憧れていたんです。

息子にも常々ツノゼミ愛を語っていたんです。


実は先月(8月)の夜のことなんですが

クーラーをケチって窓を大きく開けて網戸からの茹だるような風を浴びながら晩酌していると

息子が、部屋の中を飛び回る虫を捕まえて

「ほら、つのゼミだよ」って言うんですよ。

「!?そんな訳あるか!」と私。

あんなヘンテコな連中がこの日本に居るわけが無い、遠い外国の虫だと決めつけていたんです。

ところがのぞき込んでみると、「ホントだー!、おいこれツノゼミじゃねえか!」
本当にツノゼミでした!!

考えてた以上に小さいんですよ、5㎜~3㎜くらい。こんなに小っちゃかったんだなあ!

こんな奴です!

かっこいい!

角が一本の奴もいました


私の記憶を頼りの落書きで申し訳ないのですが

この夜は大興奮して感激して息子を褒め称えてお酒をいっぱい飲んだので写真撮を取り損ねてしまったんです。

よく見たら網戸や窓にいっぱい付いているんですよ!ツノゼミが!

息子はずっと前から知っていたんだそうで、だったら教えてくれよ!

しかも何種類かいるんですデザインが違うのが、新幹線みたいのも居る。


後日撮った写真

小っちゃいです。

これは角が二本で新幹線みたいな形でした。




私は死ぬまでにやっておきたい事の1つに「つのゼミをこの目で見る」というのがあったんですけど

でもそれは絶対に叶わない事と諦めていたんです。


最も確立の低いと思っていたツノゼミ枠が今年埋まりました。カンゲキ!

幸せって、以外と近くに気づかずに有るものなんだなあと、しみじみ感じたのでした。










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