皆さんこんにちは
こちら岩手県一関の呉服店 京呉服すがわら でございます
東北の小さな呉服屋ですが、店内の「工房らくぜん」で
工房では相変わらず毎日色んな作業をしていますが
実はですね、このブログの右上のプロフィール写真にも使ってるお店の日よけ暖簾が
毎日の直射日光や風雨に晒されてすっかりくたびれてしまっていたんですよ。
何時の間に撮影してるのか分らないんですけどグーグルのストリートビューにも映ってて
「ああ、こりゃ何とかしないとなあ」なんて考えてはいたんです。
暖簾はお店の顔とは言いつつも
紺屋の白袴じゃないですけど、
自分の事はついつい後回しになりがちです。
それが最近、あまりに看過できない状態なもんで
思い切って新しく染める事にしました。
まず、広幅の綿の生地に藍花で図案を写して張ってしまいます。
そしたらもう、すぐ糊を置いていきますよ。
空いた時間に超特急でやります。
これが済んだら描かなきゃいけない図案が沢山あるのです。
模様は「丸に梅鉢」京呉服すがわらの家紋です。
今回使用しているのは真糊、餅米の糊なので ねばねばしてますね。
糊を置いたら「ひき粉」と呼ばれる細かいおが屑を蒔きます
こうする事で糊が引き締まり、扱いやすくなるんです。
この後は糊が乾くまで待って、地入れをして、引き染めをします。
染めたら色止めをして水洗い、仕立てて出来上がり!
うん、パリッと綺麗に仕上がりました
やっぱり暖簾がちゃんとしてると気持ちが良いなあ!
これで何時グーグルのストリートビューが来ても大丈夫ですね
今までお世話になった暖簾はというと
あぁ、くたくたですね
これは洗濯して大切に保存するのです、お疲れ様でした。
岩手県一関市の京呉服すがわら は
暖簾も新調して爽やかに皆さんをお待ちしておりますよー!
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