すがわらの工房日記

東北は岩手県一関市の呉服屋。こつこつと友禅染めをしています。

日よけ暖簾

2012-06-06 16:55:20 | お店の紹介

皆さんこんにちは

こちら岩手県一関の呉服店 京呉服すがわら でございます

東北の小さな呉服屋ですが、店内の「工房らくぜん」で

きもの屋がきものを作っているんですよー!

 

工房では相変わらず毎日色んな作業をしていますが

実はですね、このブログの右上のプロフィール写真にも使ってるお店の日よけ暖簾が

毎日の直射日光や風雨に晒されてすっかりくたびれてしまっていたんですよ。

何時の間に撮影してるのか分らないんですけどグーグルのストリートビューにも映ってて

「ああ、こりゃ何とかしないとなあ」なんて考えてはいたんです。

 

暖簾はお店の顔とは言いつつも

紺屋の白袴じゃないですけど、

自分の事はついつい後回しになりがちです。

それが最近、あまりに看過できない状態なもんで

思い切って新しく染める事にしました。

 

まず、広幅の綿の生地に藍花で図案を写して張ってしまいます。

Dsc_0256
            

そしたらもう、すぐ糊を置いていきますよ。

Dsc_0257
自分の店の物なので時間かけてられないですから

空いた時間に超特急でやります。

これが済んだら描かなきゃいけない図案が沢山あるのです。

 

模様は「丸に梅鉢」京呉服すがわらの家紋です。

 

Dsc_0259

今回使用しているのは真糊、餅米の糊なので ねばねばしてますね。

糊を置いたら「ひき粉」と呼ばれる細かいおが屑を蒔きます

Dsc_0260

こうする事で糊が引き締まり、扱いやすくなるんです。

 

この後は糊が乾くまで待って、地入れをして、引き染めをします。

Dsc_0265

 

染めたら色止めをして水洗い、仕立てて出来上がり!

Dsc_0268_2

うん、パリッと綺麗に仕上がりました

やっぱり暖簾がちゃんとしてると気持ちが良いなあ!

 

Dsc_0269_3
よしよし、

これで何時グーグルのストリートビューが来ても大丈夫ですね

 

今までお世話になった暖簾はというと

Dsc_0271

あぁ、くたくたですね

これは洗濯して大切に保存するのです、お疲れ様でした。

 

岩手県一関市の京呉服すがわら

暖簾も新調して爽やかに皆さんをお待ちしておりますよー!

 

 

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