デ某の「ひょっこりポンポン山」

腎がんのメモリー、海外旅行記、吾輩も猫である、人生の棚卸しなど。

同行せず!(吾輩も猫である146)

2017-06-21 17:02:19 | 吾輩も猫である
  こころざしを果たして いつの日にか帰らむ 山は青きふるさと 水は清きふるさと  主人は「ふるさと」の3番の歌詞にいつも声を詰まらせる。青雲の志はそれなりにあったであろうに、果たせぬまま還暦を過ぎ やがて古希を迎える。父親の遺品に向かい 母親の繰り言に耳を傾け 旧き友を訪ね 海辺に遊び 山を眺め・・・半生を顧みては悔恨にくれる。  細君が何かと疲労困憊ゆえ今回は主人のみ帰省。お蔭で吾輩は主 . . . 本文を読む

久留米豊(吾輩も猫である145)

2017-05-21 01:09:34 | 吾輩も猫である
      主人のブロ友のさるお方が吾輩について「貫録が出た」とコメント。むっ・・・。だからキャット・イヤーは厭なのだ。止むを得ん。PCのタイムマシン処理で2年若返った姿でUPさせていただく。まだ貫録がある!と? まっ、好きに思ってくださいましまし。  先夜、細君が急に具合が悪くなった。どっしりしているようで実は小心者の主人、慌てふためき「きゅ、救急車、呼ぶか?」。冷静な細君は「暫く様子を見て . . . 本文を読む

むかし海のむこうから・・・(吾輩も猫である144)

2017-05-15 12:19:45 | 吾輩も猫である
      学生時代、主人が所属したサークルには地方出身者が多く夏休みには一斉に帰省した。その中の一人、沖縄出身の学生は、飛行機に乗るのが稀な時代にいつも飛行機を利用していた。その旅程と旅費ゆえかは兎も角、他の地方出身者ほどには帰省しなかった。  主人のゼミにも沖縄出身の学生がいた。前記サークルの仲間もそうだが、すぐ沖縄出身!とわかる姓だった由。いずれも「眼がキラキラ輝いていて綺麗!」が第一印 . . . 本文を読む

変!(吾輩も猫である143)

2017-05-04 17:26:19 | 吾輩も猫である
                               Simajirou painted by QP.  理不尽と言えば理不尽  主人の郷里の実家近くに、実家の倍ほどの土地がある。一帯は元々松林だったが、ここ十数年次々住宅が建った。台風で枝が飛び、陽当たりも悪いとのご近所の苦情に、数年前すべて伐採。固定資産税は数倍に増え、ご近所が駐車場がわりに自由に使ってはる。  はじめに改正ありき! . . . 本文を読む

シマジロウ訳「般ニャ心経」(吾輩も猫である142)

2017-03-09 01:18:33 | 吾輩も猫である
                   ブログの鮮度が落ちたことを痛感・・・休載します。  葬式などでお坊さんとともに「はんにゃ~は~ら~みた(般若波羅蜜多)」と一斉に唱える光景をしばしば目にする。これがかの「般若心経」。「無」とも「空」とも言われる大乗仏教の教えのエッセンス(真髄)が僅か漢字262文字に集約されている。  吾輩も主人の亡父の法事でこっそり般若心経を唱えたところ、「なかなか心地よ . . . 本文を読む

如何にも覇気がない(吾輩も猫である141)

2017-03-03 12:27:30 | 吾輩も猫である
 春3月。いったい主人には何度目の春三月なるや...。  錦を飾るでもなく 終の棲家とするでもなく ただ郷里の海に立ち山を見る。  そんな主人に寄り添うのも...悪くない と言っておこう。      1年ほど前は、バスに乗り遅れたからと3~4kmを歩いて帰った主人の母。  その後 怪我をして入院、いわゆる「サ高住」を経て 主人の父のいるGホームへ。  10月、主人の父が亡くなり Gホームで . . . 本文を読む

旧き良き友(吾輩も猫である140)

2017-02-06 01:21:59 | 吾輩も猫である
 週末、細君は函館に介護帰省に発ち、主人は学生時代のサークルのOB会に出かけた。吾輩は・・・と言えば、いつものように暖房を切られてのお留守番なり。「グレてやる!」と言いたいところをグッとガマン!するのは吾輩の人間性、否! 猫性にほかならない。        で、なぜ吾輩がこれを書くのか・・・。よくぞ訊いてくれはりました。主人、細君が帰省するとチョ~シに乗って一日中パジャマを着たままウダウダ・・ . . . 本文を読む

記録的大雪に遭遇(吾輩も猫である139)

2017-01-27 12:35:53 | 吾輩も猫である
 主人の今回の帰省に吾輩は同行していない。細君と仲良くお留守番だったのだ。なのに主人ときたら吾輩にメモ書きを寄こし「頼んだぞ」と。「頼まれないぞ!」って目をしてみたものの知らんぷり!だもんなぁ。ったく・・・。ひと、否! 猫づかいが荒すぎる。    郷里に向かった22日はよく晴れた日で道中も殆ど雪景色を見なかった由。勿論、寒波がくるとの予報だったので、車はすでにスタッドレスを履いている。日曜 . . . 本文を読む

人生のすべてに意味があるから(吾輩も猫である138)

2017-01-08 10:47:01 | 吾輩も猫である
 主人「俺は喪中やから、シマ、かわりにUPしといてな」。そう言うかも、と思っていたら案の定・・・。ダメモトで吾輩「そろそろ寒中見舞ということで自分でしはったら?」。すると主人「それは理屈や」。なんとまあとんでもない屁理屈かましはりましたわ。    意外にすい!すい!  主人と細君に同行して年末30日に主人の郷里へ。名神も中国道もさすがに混んでいたが、それでも西宮を過ぎると流れ始めホッと一 . . . 本文を読む

Merry Christmas!(吾輩も猫である137)

2016-12-24 17:51:11 | 吾輩も猫である
       主人の息子がミッション系の中高に通った6年間、毎年イブの夜、主人と細君は「クリスマス・タブロー(イエス降誕の無言劇)」にでかけた。本来が布教のためのページェント・・・キリスト教に無縁であった主人夫妻もそれなりに関心をいだき始めた。吾輩? 猫も神様に祝福されるのであれば、それなりに・・・。        日本ではクリスマスは西洋(キリスト教)文化へのある種の憧憬として、あるいは . . . 本文を読む

プレ・クリスマス (吾輩も猫である136)

2016-12-22 21:36:41 | 吾輩も猫である
  師走も半ばを過ぎ、間もなくクリスマスだ。恋人もいないまま既に青春を過ぎ中年になろうかという吾輩、「かわいそうなヤツ!」と誰か抱きしめてくれへんかなぁ。主人? そりゃちゃいますやろ。細君? △関係になったらどないしますんや! あぁあ・・・。  イブのイブのイブ  今日はクリスマス・イブ・のイブのイブ。人間の若い彼や彼女たちはどうしてるだろう。「一緒にイブを迎える恋人」がいない彼や彼女た . . . 本文を読む

吾輩も猫である 135 (Love is over!)

2016-12-09 23:55:26 | 吾輩も猫である
 主人のPCはデスクトップのみだったが、ひと月ほど前から携帯用にタブレットを使い始めた。デスクトップよりかなり小ぶりのため、見るのは兎も角、書き込むのに難儀している、何せ画面は小さく指は太く加えて五十音が使えずアルファベットのみゆえ。  主人も吾輩もタブレットの画面の「ひょっこりポンポン山」を見て「えっ?」と驚いた。レイアウトがデスクトップとまるでちがうのだ。ただ単に縮小されるのではなく、例え . . . 本文を読む

吾輩も猫である134 (朝ドラ「べっぴんさん」)

2016-12-08 14:02:34 | 吾輩も猫である
   今朝 細君が 玄関に飾った。 花は町内の某食料品店から主人にとどいた 誕生月プレゼント。     朝ドラで出会う言葉  『どんな生き方をしてても幼い頃にたたきこまれたことは役に立つはず』...きょうの朝ドラ「べっぴんさん」より。自分では気づかない、しかし他の人には「えぇ感じやなあ」と映る身についた習慣とか...。この朝ドラでは毎回こころに響く言葉に出会える。  安達もじり氏  演出は時々 . . . 本文を読む

吾輩も猫である133(中ぐらいの秋)

2016-11-14 18:01:49 | 吾輩も猫である
                  主人が草むらで撮った小鳥、勿論!鳥の名など知らない。    交換条件...炬燵とブログ更新  寒くなった。吾輩は毛皮を着ているゆえ暑いのはかにゃわんが、寒いのも厭。で、主人に『そろそろ炬燵など如何かにゃ?』と誘いかけたところ二つ返事で「オッケー!」ときた。が、「タブレットと苦闘中なので、ブログ更新を頼む」と。あにゃあ(泣)    巨木に魅せられたひと   . . . 本文を読む

吾輩も猫である 132 (虹をわたる)

2016-11-06 02:37:47 | 吾輩も猫である
                                ふるさとの山 霞む空  父 危篤  先月27日。久しぶりに仕事を…と身支度している主人に「父危篤」の報。急遽、荷物をまとめつつ細君に 「喪服を忘れんように」と。吾輩の食糧や猫草も忘れんといてや、と心配していたら、ちゃんと用意。京都から来る主人の姉と合流し帰省の途に。  9時40分  携帯に 「9時40分、息を引き取った」 との報 . . . 本文を読む