朝江の朝

パートとバイトの掛け持ち日記

中村メイコ

2021-10-06 08:18:53 | 日記
書店で見つけた中村メイコの「大事なものから捨てないさい」という本を少し立ち読みしてた。断捨離するつもりでフリマ通いをしている似非断捨離なので内容に興味はあったんだけど、そもそも中村メイコは好きな役者さんなんだ。

じゃあ代表作はなに?と聞かれるとまったく知らないんだけど、女優として出ていた作品はひとつも知らない。見たこともないかも。中村メイコ伝が好きなだけかも。
彼女の娘、神津カンナが子どものころ、中村メイコは決して夫のピアノを子どもに触らせなかったという。「うちはお父さんのピアノで生活しているからお仕事に使うピアノを触ってはいけません」と言われて育ったそうだが、子どもながらに知っていたそうだ「お母さんの方が稼いでいる」と夫を立てる妻の姿勢に子どもでも感心していたようだった。

また神津カンナが留学していた頃、街中に座り物乞いをしている人に自分のお小遣いを渡すと物乞いが「このお金はあなたの稼いだお金でしょうか?」と聞くので「母からの仕送りです」と返事をするとお金を戻された。
「稼いでいない人から私はお金を受け取れない」と言うのだ。
その話を母親の中村メイコに伝えると「では私からお金を送るわ、それを差し上げて」と言われ、物乞いを探してお金をあげるとまた同じことを繰り返そうとしたため
「それは母が働いて稼いだお金です」というと物乞いはお金を受け取ったという。

この話は神津カンナが面白いのか、物乞いが稀なのか、中村メイコが面白いのかわかりませんが、私の中では中村メイコ武勇伝として深く印象に残っている。
次女が結婚し、彼女に待望の孫が生まれた時、どんなに喜んだだろう。彼女が幸せだとまったく無関係の私もうれしい。という思う貴重な女優さんなのです。ちなみに本は買わず只今図書館で予約待ち~(買えよ?)