特定行政書士

　この１２月４日付けで「特定行政書士」になりました。
　
　新しく法律ができたことにより、少々の研修を受け、修了試験

を受けて合格したことで新しく資格が与えられたのです。

　弁護士と同様に、依頼を受けて官公署に対して異議申し立て審

査請求を代理できることになったということです。こう言うと大

層な内容ですが、これまでほとんどの行政書士は官公署への許認

可申請を代理して滞りなく業務をこなしていますので審査請求を

する機会は無い、というのが実際です。

　従って、新しく仕事がグ～ンと増える可能性は考えにくそうで

す。　が、全く可能性が無いか、というと望みは無くはないと思

います。

　沖縄県と政府との普天間をめぐる審査請求事件のような大きな

事件はともかくも、入国管理局の在留許可申請拒否事案等々、身

近なところや国際化の流れの中で外国人の入国が増加しているこ

となどから依頼事案が増える可能性はありそうです。また、高齢

化の中で農地を巡る依頼事案の発生する可能性も考えられます。

　代理人として依頼を受け受任した仕事は、しっかり対応しきち

んと成果を出して実績を積み重ねることがまずは大切です。同時

に広く宣伝を行い国民の皆様の信頼を積み重ねることが必要でし

ょうね。　折角の代理権です。これからの行政書士業務の可能性

を広げるためにも心して頑張りたいと思います。