家族が多かった頃、大鍋で大量にカレーを作っていた。作ったその日は勿論カレー、翌日もカレー、さらに翌々日も余っていたら当然カレー。副食を添えつつだが、みんな流石にうんざりしていたに違いない。
そして冬だとさらに鍋にこびりついたカレーをこそげ落としてうどんの汁を投入し、たっぷりの刻みネギと麺を加えて、
豪華な(?)カレーうどんを一人のランチに食する。これが最高に美味しかったなあ。
あの大鍋で作ったからこそ美味しかったのかもしれない。家族もそれぞれ家を出て、あの大鍋もお役ごめんとしちゃった今では幻のうどんカレーとなったのである。
思い出の中の食べ物はいつまでも美味なのである。