「行きそで行かないとこへ行こう」
著者:大槻ケンヂ
※参考…大槻ケンヂまとめページっ資料室(仮):「大槻ケンヂ(オーケン)」
著者は「ミュージシャン」である(多分←)。
なのにどうしてこんなに著書が面白いのか!?
いっそ歌も歌える作家を目指した方が良いのではないか(←放っといたれよ)。
「失踪マネジャーに会いに行く」…では、過去の自分のマネジャーに会いに行っている。
文字通り著者のマネジメントを投げ出して失踪した人に。
「ホモ映画館の中では…」…にて、あの映画館はいわゆる「映画を見る場所」ではない事を知ってしまう(え)。
「浅草でストリップを見よう」…においては自身がアダルトなビデオをレンタルする際の苦労話から始まって、
舞台~BGM~観客~踊り子さんへと視点を変えながらその独特な空気感を見事な筆致で描き出している。
まさにリアル冒険者である。
タイトル通り普通なら足を向けない所へ…「行きそで行かないとこ」へわざわざ赴き、
面白い本を書き上げるのである。
著者は「ミュージシャン」である(多分←)。
蛇足…いくら何でもビリケンさんの絵が酷すぎるww
「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ