鑑賞作品:「ぼけますから、よろしくお願いします。」
(ネタバレ防止フィルター稼働中)
テレビのドキュメンタリー番組時の原題:「ぼけますから よろしくお願いします。~私が撮った母の認知症1200日~」
(切り口と画像が違うレビューは「こちら」をCLICK!)
凄く身につまされる映画だった。
端々に自分が見た母の言動や父の声が重なって、涙が溢れて仕方なかった。
父は「おまえは仕事をしろ、こっちは2人で大丈夫」と言う。
けれど…目の前でもがき苦しむ老夫婦に、常に傍らに居て手を貸したい…。
すぐ近くから見ている実娘=監督の視点(つまりオレの視点でもある)がもどかしく、ツラい。
この映像を撮りながら揺れる「娘」の心境を慮るとそれだけで…「美談」でもなく「教訓じみた説教」でもなく、「神視点の達観」でもない…嫌も応もなく叩きつけられる「現実」がジワジワと心に伝わって来る。
母や父がそれぞれ自分の現状を受け入れるまでの葛藤や混乱を想像するだけで胸が締め付けられそうだ。
鑑賞中、何回も何回もオレの中で記憶とその時の絵が甦る…そんなドキュメンタリーだった。
オレは何が有っても忘れない。
あの時にオレの母が諦観したように、母自身に言い聞かせるようにつぶやいた言葉を…。
退院時に覚悟を決めたようにオレに語った父の言葉を…。
…評価は独断と偏見だ。異論は認める。
「鑑賞評価:☆☆☆☆☆」
(ネタバレ防止フィルター稼働中)
テレビのドキュメンタリー番組時の原題:「ぼけますから よろしくお願いします。~私が撮った母の認知症1200日~」
(切り口と画像が違うレビューは「こちら」をCLICK!)
凄く身につまされる映画だった。
端々に自分が見た母の言動や父の声が重なって、涙が溢れて仕方なかった。
父は「おまえは仕事をしろ、こっちは2人で大丈夫」と言う。
けれど…目の前でもがき苦しむ老夫婦に、常に傍らに居て手を貸したい…。
すぐ近くから見ている実娘=監督の視点(つまりオレの視点でもある)がもどかしく、ツラい。
この映像を撮りながら揺れる「娘」の心境を慮るとそれだけで…「美談」でもなく「教訓じみた説教」でもなく、「神視点の達観」でもない…嫌も応もなく叩きつけられる「現実」がジワジワと心に伝わって来る。
母や父がそれぞれ自分の現状を受け入れるまでの葛藤や混乱を想像するだけで胸が締め付けられそうだ。
鑑賞中、何回も何回もオレの中で記憶とその時の絵が甦る…そんなドキュメンタリーだった。
オレは何が有っても忘れない。
あの時にオレの母が諦観したように、母自身に言い聞かせるようにつぶやいた言葉を…。
退院時に覚悟を決めたようにオレに語った父の言葉を…。
…評価は独断と偏見だ。異論は認める。
「鑑賞評価:☆☆☆☆☆」