臨済宗南禅寺派圓通寺

Zazen 法話のページ

夏目漱石の心配

2024-11-09 | 研修

せんだって中から日本は露西亜と戦争をしているそうだ。吾輩は猫であるからむろん日本贔屓(ひいき)である。できうべくんば混成猫旅団を組織して露西亜兵を引っ掻いてやりたいと思うくらいだ。『吾輩は猫である』第五話


日露戦争は『吾輩は猫である』の執筆中だった。このくだりを見ると、このとき漱石(主人公の猫)はこの戦争に賛成だったようにみえるがそもそもこの小説の意図は人間社会の風刺だからこれは戦争の風刺と理解できる。猫も日露戦争に従軍したいというのだから日本中がその会戦ムードだったということだ。
次のくだりは明らかに当時の富国強兵政策を皮肉った文章である。そもそも「大和魂」とは「日本的な和らぎの精神、自然なこころ」のことである。明治政府はこれを富国強兵に転化した。そうして民意をあおったのである。この一節にその雰囲気が表現されている。この裏には「漱石の日本の将来への心配」があると考えられる。


苦沙弥先生いよいよ手製の名文を読み始める。「大和魂!と叫んで日本人が肺病やみのような咳をした」「出だしが抜きんでていますね」と寒月君がほめる。「大和魂!と新分野が言う。大和魂と掏摸(すり)がいう。大和魂が一躍して海を渡った。英国で大和魂の演説をする。ドイツで大和魂の芝居をする」---(略)---誰も口にせぬ者はないが、誰も見た者はない。誰も聞いたことはあるが、誰も遇った者はない。大和魂それ天狗のたぐいか」同第六話


この後、第九話で猫の飼い主、苦沙弥先生はある華族から日露戦争戦勝祝賀会義捐金募集の封書を受け取ったが、知らん顔をしている、とある。これも戦勝ムードの風刺といえる。
ほかに漱石は『三四郎』のなかで、東京行きの汽車の中で三四郎が偶然出会った髭の男に「日本も段々発展するね」というと「亡びるね」といわれた、と書いている
このように漱石は日清戦争と日露戦争の戦勝ムード盛んな故に日本の将来を憂えたのだ。漱石は1916年に亡くなるが、その後の日本は1932年五一五事件それに1936年二二六事件、やがて太平洋戦争へと向かっていく。漱石の心配は当たったのである。
 久留米市宮ノ陣町大杜1577-1 吉富宜健


Natsume Sōseki’s Concerns
Recently, I’ve heard that Japan is at war with Russia. Since I am a cat, I naturally favour Japan. If it were possible, I’d even organise a mixed brigade of cats to scratch the Russian soldiers to pieces!
I AM A Cat, Chapter Five
The Russo-Japanese War took place while I Am a Cat was being written. From this passage, it might appear that Sōseki (through the cat, who is the protagonist) supported the war. However, the novel is intended as a satire of human society, so we can understand this as a satire on war itself. The fact that even the cat wanted to join the Russo-Japanese War reflects the war fever that gripped the entire nation.
The following passage is a clear mockery of the militaristic policies of the time. The concept of "Yamato-damashii" originally referred to a peaceful, harmonious spirit that is uniquely Japanese. However, the Meiji government manipulated it into a slogan for their agenda of enriching the nation and strengthening the military, fanning the flames of public sentiment. This passage encapsulates that atmosphere, and behind it, we can glimpse Sōseki’s concerns about Japan’s future.


Kushami Sensei begins reading aloud from his handmade piece of literature: "Yamato-damashii! Japan's soul is the cry, as the Japanese cough like they have tuberculosis." "That’s an outstanding opening," Kan'getsu remarks. "Yamato-damashii! New fields of thought speak of it. Pickpockets speak of it. Yamato-damashii suddenly leaps across the sea. They make speeches on Yamato-damashii in England, stage plays about it in Germany..." (…and so on.) Everyone talks about it, but no one has ever seen it. Everyone has heard of it, but no one has ever encountered it. Yamato-damashii – is it some kind of goblin?" I AM A Cat, Chapter Six


Later, in Chapter Nine, Kushami Sensei receives a fundraising letter from a noble family, asking for donations to a victory celebration for the Russo-Japanese War. He simply ignores it. This, too, can be seen as a satire of the triumphalist mood of the time.
In another work, Sanshirō, Sōseki writes about a bearded man whom Sanshirō meets on a train to Tokyo. When Sanshirō remarks, "Japan is gradually progressing, isn’t it?" the man replies, "No, it’s declining."
Sōseki was troubled by the fervent mood of national triumph following the Sino-Japanese and Russo-Japanese wars, fearing for Japan’s future. Though Sōseki passed away in 1916, his concerns proved justified. Japan would go on to the 1932 May 15 Incident, the 1936 February 26 Incident, and eventually the Pacific War. Sōseki's worries had been well-founded.
Written : Yoshitomi Giken  Translated : ChatGPT 1577-1 Ooto Miyanojin-town, Kurume City, Japan


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【コラボ企画】茂木誠先生と世界史講師対談!ウクライナ、大統領選、トランプ、安倍元総理暗殺などなど!日本を取り戻す!!!

2024-06-26 | 研修
【コラボ企画】茂木誠先生と世界史講師対談!ウクライナ、大統領選、トランプ、安倍元総理暗殺などなど!日本を取り戻す!!!
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琴糸の喩えと中道

2023-10-08 | 研修
琴糸の喩えと中道
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道は開ける

2022-08-19 | 研修

◯米国人で経営コンサルタントの言葉と、ブッダの教えが共通する

◯『道は開ける』より 
 思考が変われば行動が変わる。行動が変われば人生が変わる。146p.~

◯私たちの身体も、信じられないほど思考から影響を受けている。
 イギリスの精神科医J.A.ハドフィールドのことば
 三人の男性に握力検査をした。
 覚醒状態で平均45kgグラム、
 「あなたは弱い」と催眠にかけたら平均13kg、
 「あなたは強い」と暗示をかけると64kgだった。

◯心為法本 心尊心使 中心念善 即言則行 福楽自追 如影随形
 『法句経』 2大正新脩大蔵経
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信 仰

2022-08-02 | 研修

〇2015年の9月、福岡大学医学部の学生さん方が弊寺で研修会をしました。彼らとのディスカッションの中で次の質問がありました。「日本人の若者は信仰心がないといわれますが、その点はいかがですか」
私はこのように答えました。
「西洋の方を紹介されると、彼らは名前と職業の次に「I have no religion 私は無神論者です」という人が多いのです。社会的地位の高い人ほどそのように言われます。あるいは逆に「あなたはどうして神を信じないのですか」という人がおられます。宗教を信じる人とそうでない人ははっきりしているのが西洋人です。

〇私が感じるところ日本人には無仏論者はいません。何故かと言えば、自分は宗教心がないといいながらも正月には三社参りをするし、お盆には実家の墓参りにいきます。子供の七五三にお宮参りをするし、親戚の仏式葬儀に参列し手をあわせます。私たちは誰でも「人のお役にたちたい」という気持ちを持っています。この意識はかわっていません。これは宗教心といって間違いありません」

〇「信仰、言葉の意味は、相手が正しいと思って疑わないことです。仏教では「仏を信じた結果、心が澄んで清らかになること」です。仏陀はこれをどのように説かれたのでしょうか。スリランカに伝えられた上座部仏教の経典から紹介します。

人は信仰によって激流を渡り、精励によって海を渡る。勤勉によって苦しみを超え、智慧によって全く清らかとなる。『スッタニパータ』184節

〇仏教には狂信的あるいは盲信的な信仰はありません。仏陀の時代も神がかったような信仰をもつ人があったと思われますが、仏教経典にはそのようなことを勧める内容は皆無といわれています。私たち禅宗では理性をもってこころ静かに手をあわせることを勧めます。
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写経について

2022-07-15 | 研修

◯経典とのかかわり方
読:  目でよむ
誦:  声を出してよむ
解説: 解説書をよむ
書写: 写経

◯無眼耳舌身意
眼=経典を見て目を清める
耳=唱えて耳を清める 
鼻=お香をたいて鼻を清める 
舌=唱えて舌を清める 
身=静かに墨をすって身を清める 
意=こころを清めるには順番がある。 眼耳鼻舌身 —>意

◯高木さんの写経
◯写経をしてみるとなかなか難しい。時間がない、電話がかかってくる、他の用事を思い出すなど、いらいらして根気が続きません。だから写経をするには早朝が良いです。写経は自分自信を見つめるのによい機会です。
最高の写経は上手ではない人徳の写経
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白隠禅師「坐禅和讃」その10

2022-06-11 | 研修
白隠禅師「坐禅和讃」その10
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色即是空 空即是色

2022-04-19 | 研修
 眼の光を紙の裏に透して読み、心の矢を意義の真中にあてようと必死の覚悟で見るべきところである。   
幸田露伴は著書『般若心経第二義注』

(意訳)この世のすべては実体がない、常に変化している。自分自身も同じである。

*「空」をきびしく受け止めるだけでは現実の生活は成り立たない。それで「空即是色」と現実重視の姿勢が求められる。(色即是空)災難があったが、みなさんのおかげで(空即是色)今がある。あるいは病気をしたお陰で、病人のつらさが分かるようになった。そのように暖かく受け止めるべきである。そのように愛情に目覚めるところが、ブッダの教えの主眼であり、この経典のねらいであるといえる。

・信者さんでSさんは先日、私にこのようにいわれた。
「和尚さん貧乏するのもいいよ。今が有り難い」
「お母さんは本当に苦労して私たちを育ててくれました」
Sさんはご主人をなくされて20年になる。98歳で今も元気で暮らしておられる

●坐禅会 毎週土曜日午前6:25~8:00 
久留米市宮の陣町大杜1577-1圓通寺 
初心者歓迎 参加費無料 詳細は電話でお問い合わせください。
℡0942-34-0350
初回参加のみ千円。二回目以降つづけていただければ無料です。
●学校やクラブなど団体研修 坐禅申し込み随時うけたまわります。出張も致します。
費用はご希望に応じます。宿泊はありません。出張講座もいたします。

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仏の心に生きる・Living with Buddha‘s heart

2022-03-31 | 研修


*Care for his wife 
Mr. Hirayama‘s wife had leukemia. The doctor told him that there was nothing he could do for her, so he decided to take care of her at home. A few days later, however, she was hospitalized again by ambulance.
Mr. Hirayama said to me. “I knew her condition was so serious. I wanted to do something for her, but it was too hard to do anything. So, I went home and brought the book of Hannyashingyo Sutra, and chanted it at my wife’s bedside. I wonder if that was enough.”
I replied. 
“It was noble. I believe she could hear your chanting.”

*Living with Buddha‘s heart
When you have a child and raise it, you will understand the love and hardships of your mother. The Buddha’s teaching should be understood through such experiences. I remember the story told by my senior monk. 

After the last war, there was a woman I knew who had come back with her two children from Korean Peninsula. She thought it was difficult to bring them back with her, so she left her oldest son to a couple from the Kanto region. I heard that she officially adopted him later. That son had a happy life even during the time of food shortage, and he was able to go to university with relatively little inconvenience. 

The second son lived a life of poverty with his mother. When he came back from Korea, he often ate grass on the road, but fortunately he was strong enough to survive. 

If she was asked which of her sons she was more worry about, she said that was her eldest son whom she had adopted, because he had grown up in a happy environment and did not know hardships. Her second son, on the other hand, would be able to endure any hardship as he had survived the hardships of poverty in those days. 
A mother’s love is great !

*奥さんの介護 
Hさんの奥さんは白血病でした。お医者さまから「もう手の施しようがありません」といわれて自宅で介護をすることにしました。数日後、奥さんは再び救急車で入院されました。Hさんは私にこのように言われました。
「だめなのは分かっている。何かしてやりたいが何もできないのが辛かった。それで家に帰って経本をもってきて家内の枕もとで般若心経を唱えた。それでよかっただろうか。」
私はお答えしました。「尊いです。きっと奥さまの耳にはご主人の読経の声が聴こえたでしょう」と。

* 仏の心に生きる 
子どもを産み育ててみると自分のお母さんの愛情や苦労が分かるでしょう。仏の教えはそのように体験を通して理解することが求められます。お世話になった和尚さまのお話を思い出します。
私の知人で先の戦争の後、朝鮮半島から二人の子どもを連れて引き揚げてこられた女性があった。その方は、二人連れて引き揚げるのは無理だと思い、関東から来ているご夫婦に長男をあずけた。その後、正式にそのご夫婦の養子に出したのだそうだ。長男は食糧難のころも比較的に不自由なく大学まで出してもらって幸せな人生を送ったそうだ。次男はお母さんと一緒の耐乏生活で、朝鮮から引き揚げてきたころは道の草を食べて飢えをしのいだこともあったが、幸い体が丈夫だったので生きてこられたそうだ。二人の息子たちのどちらが心配かと言えば、養子に出した長男の方が心配だといっておれる。どうしてかというと長男は恵まれた環境で育ったので苦労を知らない、次男はあのころの耐乏生活を知っているので何があっても苦難に耐えていけるだろうといっておれた。まったく母の愛情とは偉いものだ。

●坐禅会 毎週土曜日午前6:25~8:00 
久留米市宮の陣町大杜1577-1圓通寺 
初心者歓迎 参加費無料 詳細は電話でお問い合わせください。℡0942-34-0350
初回参加のみ千円。二回目以降つづけていただければ無料です。
学校やクラブなど団体研修 坐禅申し込み随時うけたまわります。出張も致します。
費用はご希望に応じます。宿泊はありません。出張講座もいたします。

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坐禅 Zazen

2022-03-21 | 研修
I asked a question to my master Daishin oshyo when entering Buddhism.
“Why don’t we study ‘Four noble truth’ or ‘The Noble Eightfold Path’ in the Zen dojo? There are almost no mentions of them in the ancient Zen masters’ writings.”
My master answered in this way.
“We do it on the premise that we already know them. Zazen has the power to surpass everything.”
私は入門したころ先師、大箴和尚にこのように尋ねたました。
「僧堂ではどうして八正道や四諦などを学ばないのですか。祖師の語録にもこれらはほとんど出てきません」と。
和尚はこのように答えてくれました。
「すでに分かっているという前提のもとでそのようにしているのだ。坐禅はすべてを凌駕する力がある」と。

坐禅会 毎週土曜日午前6:25~8:00
久留米市宮の陣町大杜1577-1圓通寺 
初心者歓迎 参加費無料 

詳細は電話でお問い合わせください。0942-34-0350
初回参加者は6:15までに来てください。
●学校やクラブなど団体研修 坐禅申し込み随時うけたまわります。
出張も致します。費用はご希望に応じます。宿泊はありません。

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努力について3 幸田露伴 『努力論』より

2022-01-18 | 研修
About Effort -Excerpts from Rohan Koda’s Doryoku-ron the Theory of Effort

14)儞、脚あり。儞、歩むべし。儞、手あり、儞、捉るべし。
You have legs, so you must walk. You have hands, so you should catch.

15)分福の工夫を疎かにして人の上に立つことは甚だ難い。
It is very difficult to stand above others without sharing the blessings.

16)努力は即ち生活の充実である。努力は即ち各人自己の発展である。努力は即ち生の意義である。
Effort is the fulfillment of life. Effort is the development of the individual. Effort is the meaning of life.

17)学問世界、事業世界のいずれに従うにしても深の一字を眼中に置かねばならぬ。
Regardless of whether you follow the field of study or the field of business, you must keep profundity in your mind.

18)人は心を存する。すべからく温なるべし。
People have a heart. Therefore, people should be warm.

19)人の心は一切を容れて余りあるものである
Even if the human heart receives it all, there is still room for more.

20)春来り風和らげば人もまた冬と同じではない。春になれば人の顔にも花は咲く。
When spring comes and the wind eases, people will not be in winter. When spring is come, flowers will bloom on people's faces too.

21)逃げ腰になって城を守れた例は聞かない。
No soldier has ever been able to defend a castle by running away from the fight.

22)病が吾人を啓発することは決して少なくない。
There is no small extent that illness can teach us.


坐禅会 毎週土曜日午前6:25~8:00
久留米市宮の陣町大杜1577-1圓通寺 
初心者歓迎 参加費無料 
詳細は電話でお問い合わせください。0942-34-0350
初回参加者は6:15までに来てください。
●学校やクラブなど団体研修 坐禅申し込み随時うけたまわります。
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努力について・2 幸田露伴『努力論』より

2022-01-15 | 研修
About Effort -Excerpts from Rohan Koda’s Doryoku-ron the Theory of Effort

8)福を分かつの心は、実に春風の和らぎ、春日の暖かなるが如きもの。
The heart of sharing good fortune is like a warm spring day with a gentle spring breeze.

9)静かに定まった心の働きと、動いた乱れた心の働きとは大分に違う。
There is a big difference between the action of a calm, settled mind and the action of a moving, disordered mind.

10)あらゆる拙なること、愚かなること、好からぬことの原因を自己一個に帰して、決して部下を責めず、朋友を責めず、他人を咎めず、運命を咎め怨まず。
Blame yourself for every poor thing, every foolish thing, every unpleasant thing. Never blame your subordinates, your friends and others. Never blame fate, and never hold a grudge.

11)気の散るのは実に好ましからぬ事である。・・・散る気の習いが付いていては何事を為しても善く出来ぬはずである。
Distraction is really not a good thing. If you have the habit of distraction, you will not be able to do anything well.

12)気の張りは努力にも増して好ましいことである。
Focusing is preferable to effort.

13)花実を十分ならしむれば樹は疲れてしまう。七、八分ならしむれば花も大いに実も豊かにでき、そして樹も疲れぬ故、来年も花が咲き、実が成る。
The tree will get tired if it produces lots of flowers and fruit. If we limit the number of flowers to 70-80%, the flowers will be bigger and the fruits more abundant, and the tree will not get tired, so it will produce more flowers and fruits next year.


坐禅会 毎週土曜日午前6:25~8:00
久留米市宮の陣町大杜1577-1圓通寺 
初心者歓迎 参加費無料 
詳細は電話でお問い合わせください。0942-34-0350
初回参加者は6:15までに来てください。
●学校やクラブなど団体研修 坐禅申し込み随時うけたまわります。
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A tiny awakening

2021-07-29 | 研修

A company Japan House in Moscow invited me as a speaker in the fall 2017. I spoke on ‘Zen culture and the drawing of Zen’. A lady asked me a question after the lecture.
‘What does Buddhas enlightenment mean?’

I answered her. 
‘The Buddhas enlightenment has profound contents, so, I have nothing qualification to talk about it. But we have a chance of a tiny awakening in our usually life. Do you have a family or children? You had the difficulty to giving birth to a baby. But you are very happy with it. Childcare works hard and needs to be much worried. By way of such an experience you can understand the hardship of your mother. When you were young, you took a rebellious attitude toward your mother, don’t you? For the first time, you realized how much you owed to your parents. It was your tiny awakening. It is important to learn Buddha’s teaching through such experiences.

●坐禅会 毎週土曜日午前6:25~8:00
久留米市宮の陣町大杜1577-1圓通寺 
初心者歓迎 参加費無料 
詳細は電話でお問い合わせください。0942-34-0350
初回参加者は6:15までに来てください。
●学校やクラブなど団体研修 坐禅申し込み随時うけたまわります。
出張も致します

費用はご希望に応じます。宿泊はありません。
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 A tiny awakening

2021-06-22 | 研修


A company in Moscow invited me as a speaker in Autumn 2017. I spoke on ‘Zen culture and the drawing of Zen’. A lady asked me a question after the lecture.

‘What does mean Buddhas enlightenment?’
I responded her.
‘Buddhas enlightenment has profound contents, so, I have nothing qualification to talk about it. However, we have a chance of a tiny awakening in our usually life. Do you have a family and children? You had a difficulty to birth a baby. However, you are quite rejoicing at it aren’t you. Childcare needs working hard and much worried. By way of such an experience you could understand your mother’s hardship. You took a defiant attitude toward your mother when your youth age, don’t you? You realized for the first time how much you owed to your parents. It is your tiny awakening. It is important that we should learn Buddhas teaching by way of experience like that.’

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幸田露伴「般若心経第二義注」その7

2021-05-27 | 研修
幸田露伴「般若心経第二義注」その7

●坐禅会 毎週土曜日午前6:25~8:00
久留米市宮の陣町大杜1577-1圓通寺 
初心者歓迎 参加費無料 
詳細は電話でお問い合わせください。0942-34-0350
初回参加者は6:15までに来てください。
●学校やクラブなど団体研修 坐禅申し込み随時うけたまわります。
出張も致します。

費用はご希望に応じます。宿泊はありません。
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