ディスカッション・2 「生死について」於久留米市宮の陣町圓通寺
福岡大学医学部社会学研究会・坐禅研修 2015年9月27日 14:00~16:00
* 医療保険制度についてどのようにお考えですか。
和尚・日本の保険医療制度は世界にその類を見ないほど素晴らしい制度です。ただ将来も今の形が続いていくかというと、経済的に無理でしょう。アメリカ合衆国では医療保険が何種類かあって、その掛け金に応じて医療を施します。例えば大きな事故で手の指が五本損傷したとします。あなたの保険では二本しか手術できない。あるいは三本までということになるそうです。日本では間違いなく、全ての医療機関で、すべての患者さんに最良の手術が施されます。平等な相互扶助という日本の医療保険制度すばらしい。オバマ大統領は日本のようなことをやりたいのだけれど、反対されてできないようです。
* 先日、大学のゼミで「患者さんの臨終のときにどのように言葉をかけるか」というディスカッションをしました。今日のお話に「言葉はいらない」あるいは「できるだけ短くおごそかに」といわれました。たいへん参考になりました。
和尚・ありがとうございます。禅は「言葉はいらない」をモットーにします。実践を重んじるという事です。幹事さんのお話では写経をご希望ですので、次の機会は『般若心経』の写経をしましょう。お役にたてれば幸いです。
坐禅会 毎週土曜日午前6:25~8:00 久留米市宮の陣町大杜1577-1
初心者歓迎 参加費無料 詳細は電話でお問い合わせください。℡0942-34-0350
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費用はご希望に応じます。宿泊はありません。出張講座もいたします。