昨晩の酉の市。すごく楽しかったです。
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とにかく初めてで、勝手がわからないので
義理チチの商売繁盛祈願のために子供の時から
毎年来ていたというito夫をつきあわせたのだが
これが案外、大変だった。
行きの電車でも、駅から歩いていても
「いつもタクシーで行ってたし、
連れて行ってもらってたから道はあまり知らない」と言いきる。
それならと、人の流れに任せてゆっくり前を歩く人について行ってたら
後ろから「前の人が遅いから、ちゃっちゃか抜かせ」とito夫の指示。
私は人ごみで人を追い抜かして歩くとかが苦手なので
ちゃっちゃかとは行かず、もったりと抜かす。
このもったりのせいで向こう側から来る人とぶつかったりして。
その様子を見てito夫は
「最悪だな。ちゃっちゃか歩かないからダメなんだよ」と言う。
ムカムカ
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「じゃ、自分が先に行けば
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私はこういうの苦手なの
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」とキレ反撃。
その後は、前をちゃっちゃか歩くito夫に必死について行くはめに。
あまりにちゃっちゃか行くので消えてやろうかと思ったり。
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ムカムカ
到着するととにかく人が多く、境内への入場制限が行われていた。
のろのろと進む列にもito夫はちゃっちゃか。
ずんずん列の空いているスペースを見つけて進んでいた。
現代っ子でおとなしい人だから普段は全くこんな感じじゃないんだけど
たまにこういう「ちゃっちゃか」なところを垣間見ると
コイツはやはり江戸っ子だなぁと感じる。
やっと入った境内で、エンエンと熊手に悩む私に
“まだ迷っているのか”という顔のちゃっちゃか夫。
しかし、私はちゃっちゃかをまるっきり無視。
“そろそろ決めてください” “お腹が空きました”なんて顔も無視ムシ。
こだわってこだわって歩いて探してやっと見つけて
小さな熊手に決めました
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私はチッサイコトにこだわるし、非ちゃっちゃか派なのだな。きっと。
たくさんの露天が出ていて、あめ細工を見物。
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緑のあめで何かを作りはじめたのを見て
ito夫「ゾウだな」
緑のゾウって。それに、形もゾウっぽくない。
どう見たらゾウに見えるんだろかと頭をひねっていたらカメが完成。
ちゃっちゃか君、判断がせっかちで早過ぎなのだよ。
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そんなこんなをしていたらすっかり時間が経ってしまって、夜遅くにやっとゴハン。やっとありついたビール。その傍らには熊手と舟和の芋ようかん。
かなりご機嫌な私でした
ゴハンに気が抜けたのか、ちゃっちゃか君はどこかに行き、いつもの穏やかな夫がカムバック。
彼はいつも「ちゃっちゃか」な部分をどこにしまっているのやら