サンチョパンサの憂鬱

夕刻のサンチョパンサ……変化すれば良いって訳じゃないけれど?

変化をすれば良いって訳じゃない。
しかし由々しき事態に陥り人多く知ることになった時、変わるとか変わらないって次元の問題じゃなく、それには『ケジメを着けること』が絶対必要条件である。


『外圧によってしか変わらない、変われない国』それがニッポン?そんな記事をよんで、
んだ!んだ!とそう再認識した……。

どうしようもなく制度疲労し、このまんまじゃ行き詰まる?そんな時でも、『自律的変化が出来ない』ことは歴史が証明している。

江戸時代に終止符を打てたのは『ペリー来航』のお陰だった。
帝国主義が戦争によって敗北した時は……アメリカの外圧によって自由民主主義に変われた。
『意志を以て変わったんじゃなく』、外圧によって『変えて貰った』印象が強い。

昨日と同じ今日を望み、今日と同じ明日が過ごせることを期待する。それが日本人のメンタリティである。そう記事は指摘している。
それが全部悪いわけじゃないけれど……ね?

変化を嫌う風土は、それによって苦しむニッポン人を長く虐げる事は確か。
何も外国と比してどうこうじゃなく、我が国、ニッポン人の為に少しばかり自覚しなきゃ哀しいよなぁ?そんなことを感じつつその記事を読み終えた。

外圧頼りの日本人だけど
ジャニーズの故ジャーニー氏による性加害問題は、外圧を待ってやっと対処するなんて流れに堕してはならなかったのに……と改めて思った。

イギリスのBBCに報じて貰い……それでも事務所の力に忖度?しようとした流れ。
遂に、国連に乗り出して来て貰ってやっと真っ当な対応が始まった。
被害は数百人に及んでいるのに……。

そのことの大きさ、稀代のおぞましい犯罪を『皆、知っているのに知らない振り』して犯罪者に媚を売り続けた訳である……。

テレビ、マスコミ、も酷いけれど、それ知ってて知らん顔して観続けた僕達傍観者も同じ穴のムジナ……?
なし崩し振り、ナアナア振り、泥縄方式、長いものには巻かれろ式メンタリティはジャーニー氏の犯罪同様おぞましいよなぁ?……と。

BBC、国連という他所の権威が騒ぐに至ってやっと『責めても良いんだ?』と安全を担保して貰った気分になる。
そんな空気になって……ジャーニー氏への糾弾?
が始まった……?

僕は右でもましてや愛国者なんかじゃないけれど……。
コップの中で息を潜めて、少しずつ少しずつ異常が普通に感じる様になった三十年の流れ。

気が付けば随分と『節操・節度』ってものを喪失していた。
深刻な事態は深刻として眼前に置き、真正面から見据え扱わなきゃなきゃならない時期が来ているのだと痛感する。

『何としても有名になりたい!』って気持ちもよく分かる。
しかし、コレ?大久保の立ちんぼ達の窮状は分かれども……『それ(かね)さえ手に入れば何しても良い!』とする価値観の論理には……どうしても『未来の破綻を予感させる違和感』がついて回る。

節操、節度って『カネと同じ土俵』において扱うべきじゃなく、また扱える質(たち)のモノじゃない!という当たり前に回帰しなきゃね?

ジャーニー氏はすごい才能とバイタリティによって『大帝国を築き上げた』けれど……それを今になって、チャラにして余りある地獄行きの判定が下りつつある。

綺麗事で言うんじゃなく……自分の目的を守るのは自分にかかっているという当たり前に立ち返らなきゃね?
それが……可視化できないけれど『人生の質』を築いてくれるのだから……。

こんな問題解決に『外圧を必要とする国』はどうエクスキューズしようと『劣等国』であることを否定できないんじゃね?……そんなことを感じました。

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