サンチョパンサの憂鬱

昼下がりのサンチョパンサ(2)……ソフト・アプリの利便性は容赦なく進化する?

『ギャラ飲み』……何時の頃からか小耳に挟んだと思ってたら……あっという間にその手のツールの主役に成長した感がある。
流石、国税庁……負けじと容赦の無い取り立てに着手した見たいである……。

マッチングアプリもカネとセックスという『その手の動機』を主体としたアプローチが圧倒的多数派なんだろうなぁ……。
ことカネに関しては……ギャラ飲みに比してかなりチーピーなニュアンスは否めないけれど……。

そうやって日々……嫌でも『カネとセックスに特化し純粋培養された利便性』が日進月歩で提示され続けて来た……。

ギャラ飲みアプリの凄さは……カネというモノに強いハングリーを抱えている女性達を稼ぐ為の『場所と時間の括り』から解き放った?ところだろうなぁ?

キャバクラは店に赴きシフトに縛られる。
稼ぐ人は稼ぐけれど……ただしホンの一部に過ぎない。結構長い時間店に拘束もされる。

ギャラ飲みは一時間から二時間のみ。一日に二回掛け持ちでも四時間程度……数万円のギャラ。
参戦を思い立って最短三十分で合流、開始出来るという超お手軽さである。

なぁ〜るほどね?
スピード化とお手軽さ、稼ぐ時の方法論のチョイスに際しての自由度はメチャメチャ高い。

あるギャラ飲みアプリの宣伝に……キャバクラより恋愛発展パターンは断然高いです!!ってあった。

僕もソレがどうのこうの?と言えるキレイな生き方はしていない。
男女の関係は『初見の直感』が決め手だとも思う。しかし……あくまでもアナログでお互いを目の前にした時の感覚である。

そんな偶然のアナログの出会いは『セックスとカネ』が突出した動機ではないから……その後様々の相手の要素を『時間と気をかけて確認していく』プロセスもある。

先ず、全部が全部じゃないよ?と前置きして書き進めますね……?

僕が危惧するのは?……最大動機・興味を『セックスとカネ稼ぎ』に設定して関係が始まったあと……人格だのキャラクターのお互いの把握は……アナログでの関係スタートより逆にその難易度は超高くなるんじゃね?って事である。

『現場に立つまで』のITのスピード感覚に生身の人間のメンタルが対応し切れているの?っていう疑問。

マッチングアプリに飛び付く少女達、若い女達の危うさは『使いこなしてない』様に見えること……。
そのシステムに『こき使われ振り回されている』ニュアンスを色濃く受け取るのである。

人間の関係はItの利便性の恩恵を大いに受け取れるゾーンと、逆にそのスピード感覚にスポイルされるゾーンとがある様な気がしてならないのである。

食欲と性欲……人間に残された『原始からのゾーン』を全て利便性に乗っけるのは?『勿体ない』気がするのです、僕は。

カネとステイタスが……その行為への決定権を握る?それによって成立する関係って如何ともし難く『動物的なグロテスクと猥雑さ』のニュアンスを断ち難く感じてしまうのである。

ギャラ飲み?という語感ほど軽くスマートじゃないニュアンスと言えば分かり易いだろうか?

『比熱の特性』と同じで、比熱の大きい水はとても温まり難いけれど……冷めるのにも長い時間を要するということ。

人間に今も許されている『原始からの領域、食欲・性欲』はそんな辿々しい方法論が一番無理なく馴染むんじゃないか?……国税庁がギャラ飲み所得摘発へ!のニュースを観てそんな事を考えたのでした。
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