因みに九月は前年対比−2・8%の減少だった。
経済成長率が年換算で2%程度で順調?
デフレは終わった?なぁ~んて事を喧伝する日銀・政府なんだけど?
経済を形成する一番大きい家計・個人消費はおカネを遣ってない?のか遣えないのか?
GDPは7月〜9月の四半期で前年比−0・9%の縮小である。
賃金上昇が『出来たらイイね?』的な語られ方してるけど、既に財務省、厚生省は社会保障費の徴収額上積みしてる。
さらにインボイスで零細事業主からも取り立て開始する。
先般書いたけれど、既にここ十年で税・社会保障費の負担率は38%から48%に上がっている。
結局減税だ?支援金支給だ?と宣伝したって、国民の大多数は『ない袖は振れなくなってる』のである。
朝三暮四は猿でも怒るけれど、それ以上の過酷な条件が今の日本の国民の負担率。
沢山取っておいて、ほんの少し支給、減税して上げるね?って演る手口。
決定権者は日本国民を『猿以下の扱い』してここ三十年続けて来てる。
先般、財務省さん、厚生省さん『目論見通りに出来るならどうぞ!』って書いた。
まだ年貢を増やしちゃおう!の魂胆丸見えだけどね?……先に、国民の袖を引きちぎっておいて
どうやって払わせる気なのか?
彼等は頭を使うことを横着し過ぎて『算数すら出来なくなっている』のである。
その証拠が7ヶ月連続家計支出の対前年比が縮小している事実である。
これ、デフレ現象の典型モデルでしょ?
ケチとか節約とかでカネ遣ってないんじゃなく、本気(マジ)で家計に使えるおカネが無いのである。散々むしり取って来たあなた方……身に覚えがある筈ですけどねェ〜。
細かく千切ってバラバラにして誤魔化してきたから『自分の演ってること全体の姿』まで分かんなくなっちゃったのかも知れないね?
普通に小学生の算数で計算してみたら、どう足掻いても今のまんまじゃ穏やかなインフレに持ち込める『道理』がないのですよ。
良くて?スタグフレーション?
TikTokで……プラスチックを撲滅!!とヒステリックに叫ぶ自然保護の女性に対して、学者が淡々と語り掛けてるのがあった。
貴女のメガネは何で出来てる?プラスチックです。そう!あなたがそう主張するなら貴女はメガネを諦めなきゃならない。代替は利かない。
車も作れない。部品の殆どはプラスチックだからね?スマホも作れなくなるよ……?
貴女が?そう主張するならば?メガネを諦め、移動手段のクルマを捨てて徒歩に変えてください。先ず、それを『行ってから』主張して下さい。今のまんまなら貴女の論理は既に破綻していますよ?……。
今、この国でまことしやかに論を立て事を運んでる政府・自民党の姿はこの女性の正義を語る姿にピッタリシンクロするのである。
『木を語って森を失う?』そんなロジック。
一つの正義は凄く尤もらしく聴こえちゃう。
孫子の代に借金残して良いのか?なぁ~んてね?
そんな彼等の『言ってること全部、演ってることの全部』を一か所に集めて比較検証すると、この女性の主張と同じ構図なのである。
事を破壊に導く人間は……簡単シンプルな話を小間切れにして散らかしまくって複雑怪奇へと運んでいく。
彼等は分かった様に振る舞いながら『事の本質』を分からなくすることにひたすら腐心するのである。
しかし、彼等は大切な結論に気付かないのである。
事を如何に複雑怪奇にして難解の霧の中で誤魔化そうとも?……『無い袖は触れなくなる』という当たり前に想像が及ばない……。
そういう人間を、かつてこの国ではシンプルに『おバカさん』って呼んでいた……。