✳~✳ H2O『想い出がいっぱい』の一節
君はまだシンデレラさ……
幸福は 誰かがきっと
運んでくれると 信じてるね
少女だったといつの日か
少女だったといつの日か
想う時がくるのさ……✳
H2Oはそう唱ってたけれど……。
コレを仕事現場で演る人材がかなりの比率を占めている現実が在る。
大人の階段昇らずに……『階段の踊り場で座り込み何時までも少女を止めない娘達』である……。
『ただ過ごす事』がギャラになると独り決めして、毎回、『もっと早くして!』と言わせるのである。ソレが掃除、洗い物の原初的作業だから……哀しくなった。
何度注意しても『変えない』…。
切り捨てると覚悟きめて僕は言った……早くして!じゃないんだよ。……今迄、働いてくれた歴代のアルバイトの最低レベルにしなさい。
『出来の悪い普通でこなせ』と言ってるんだ!
……と。
賄いを食べながら泣いていた。
何?泣いてんの?早く食べて上がりなさい!
待ってましたと彼女は訴える。『今の私の最高のスピードでやっても早くしろ!』と言われたら……私はどうしたら良いのですか?
……辞めれば良い❗……と僕は言った。
常識的な仕事がこなせない君が、それでも正しいと突っ張りたいならさっさと辞めたら良いんだよ。
君も被害者、僕も時給丸損で被害者……ならばそうするのが唯一のベストな方法だよ?
やっとこっちの本気が伝わった?
ハッとして此方を凝視して『本気で泣き出した』のである。
君が世の中のルールに合わせて変わる事しかないのだと僕は言った。
僕がエライ訳じゃなく、君が演りたい放題をして良い訳でもない。
フィフティ&フィフティで社会は出来ている。
嫌なら……そんな君を肯定し、有り難がってくれる先を探せば良いだけだ!……僕はこれ以上の故なき損失は断固拒否するから……。
良い機会だから……おカネを貰いながら、役に立てない自分のペースに周りが合わせるべきだ!なんて餓鬼のプライドを大人仕様に急いで交換する事を考えたら良いと思う……と言った。
そして放置……そのあと、彼女は、店長に○日に予定通り入って良いですか?と聞いたらしい。
僕は一切期待はしてない……僕の自分のワガママとの闘いは今も継続中だからである。
人間には……変えなきゃ仕方ない事と絶対雰囲気に流れて変えちゃイケナイ事がある!
プライドは……餓鬼の意固地、ワガママとは対極にある……死ぬ気で守らなきゃ直ぐ腐ってしまうモノなのである。
大人のプライド……ソレが人に成長をもたらす唯一のエンジンなのである。