サンチョパンサの憂鬱

昼下がりのサンチョパンサ(2)再掲載……ネットリンチの闇から見える社会

昨日上げたモノに加筆修正して再掲載致します……。

やるせない…旭川イジメ事件について書くけれど……一切感情を排して考えて見たい。

この国の大人達が日常的に『何を演って、何を演ってないのか?』……ソコに原因を見出だす事以外……14年で命を止めた少女の無念に応え様がないと……思うのである。

法に触れても『暴かれなきゃ大丈夫❗』
という仕切り方が……公金を扱う政界、命の尊厳そのものを根底に行う筈の教育界にまで深くマニュアルの如く及んでいる現実がある。

その大人の世界まんまを鏡に映したかの様な少年少女の世界で行われる『追い込み方・追い込まれ方』の構図……。

自民党の二階幹事長をしての『曖昧戦術』……。社会に『通る曖昧』と『無理筋の曖昧』の境界線がニッポン社会では消えてしまっている事に気付かなきゃ!って思う。

河井夫妻の選挙違反事件の大きな疑問……1億5千万円の出金経緯とその後の現地(河井夫妻側)のその使い途という大きな問題がある。
余りに無理筋の主張だから二階幹事長の居直り発言の件は詳述しない。

現時点で『大問題』は一つ。
歯止めを失った末の天下の大罪が……『曖昧の言いっ放し』状態で放置されてる事。

税金を原資とする政党交付金から賄われた大金の出金責任者さえ判然とさせずこれまた『曖昧に放置』する社会……。

旭川のイジメの件の主犯格?と目されている女子……イジメ?と問われ『どちらでもない!』という『曖昧』そのものの答である……。

これは……父親同席での取材である。

『最初は嫌がってたけど最後には自分から演ってた』からという強要した自慰行為に対する『曖昧』振り……。

この流れを同席した父親もまた沈黙して『曖昧』を深める。

返す刀で……死ぬ気もない癖に『死ぬ』と言うから死ぬなんて嘘を言うな……近くには小学生もいてそんな事言うの良くないでしょ?……だから言ったと……。

その小学生の近くで自分が自慰行為を強要した悪行なんぞ全て意識外だが……自分の正当化の為にはそこまで小学生を『慮(おもんぱか)る正義』を『持ち出せる少女』を作ったのは我々大人が運営してきた社会なのである……。

イジメがあった?、無かった?との『曖昧戦術』は最早この国の教育機関の十八番となった得意技。

警察は『捜査に問題は無かった』が『結果として』人命が失われた事『は』お詫び致しますってのが十八番マニュアル。
『原因を消し去った結果だけ』をお詫びする『曖昧戦術』……。

我がニッポンを『曖昧の深い霧』が覆い尽くしてる……。

コロナ禍の理不尽な死も貧困、困窮による自殺も、理不尽な暴力による強要の末の少女の自死も……全て責任なんて言葉はとっくに死語となり『曖昧の霧の中』に消え去って行く……。

重た過ぎる毒と罪を含んだ『曖昧の霧』に隠れて……何も自責を感じない人ほどサバイバル出来る国となった。

僕は……この加害者?側の少女の罪を真っ正面から問う自信と確信を持てない。
罪を問うならば……その罪を理解させる力量が必要となるからである……。

曖昧の霧に……『演って良いこと・悪いこと』の線引きをし、その区分けを『明確化』する必要がある事は何とか理解出来るけれど……。

この状況で、一体何処から?どうやって?教えられると言うのか?

被害者・加害者の少年少女達が属してる現地の教育業界の大人の責任者達が何人も寄ってたかって一度は『曖昧の霧に隠し、無かった事にした事案』は……一週刊誌が暴けば(明確化したら)『事件となった不思議』である。

一人の少女の死もコロナ禍での無益な死も河井夫妻の悪行も政治家のハレンチ夜遊びも……一週刊誌が暴かなきゃ事件にさえならない『曖昧の霧に覆われた国』……それがニッポンなのである。

今のまんまこの旭川の件を放置するならば加害者?側とされる少女は、たまたま報道され『運が悪かった?』……と結論付けるだろう?……。

ソレもまた生きているこの加害者?とされる少女に取って大きな悲劇だと僕は思うのである。
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