サンチョパンサの憂鬱

昼下がりのサンチョパンサ(2)……現実に起こせる問題は……

『こりゃ終わったかな?』……一世一代の大問題だ!となれば、人は脳ミソ総動員し全開で考えまくる。

こうなれば?ああなれば?……と頭の中は『想定問題集』で手一杯状態。ま、コレを『不安』と呼ぶんだけど……。

現実にその事が動き、現実の対処が始まれば『思いの外』簡単に、呆気なく『終わっていく』のである。
何時の場合も、『脳内の描く不安』程、酷い悲惨な事態は実際には起こらない……。

この『不安』と同様にとても厄介な心理状態が『期待』という奴である。

不安はメンタルによるマイナス状態の想像……期待はプラス状態の想像。
何れにしても勝手に自分のメンタルが捏造しているだけ……。

何れにしても、不安や期待は『計画・予測』ほど、現実の要素と整合性のある接点を持たない『空想状態』での『心の悪足掻き』なんだと思う。

『案ずるより生むが易し』、『取らぬタヌキの皮算用』なんてのが生きていく上での現実……。
結果……単なる妄想・空想が自分のメンタルを大きく占有しながら……日々、命を減らしながら生きるのは勿体ないと僕は……思う様になった。

心の徒労(実態のない不安と期待)……コレがここまでの僕の人生の殆どを占めてる訳で……そりゃ空虚にもなるわな?…と。

可視化出来るものは実際に見えるけれど信じれるか?
ビジュアルはあれど……相手の心を実感出来ているか?……目の前の誰か?一人の人間を例に考えてみると分かると思う……。

状況的に苦しくとも……自分の心がソレを受けて立つ事を求めている時……自分の人生は今を悦んでいる。

逆に……状況的にさし当たって不都合はない。
しかし……心の奥は不安に苛まれているって状態もある。
『パパ活』という名の売春なんてのはこういう状態なんじゃね……?

良くも悪くも……『自分の心は自分を知っている』からである。
人は……自分の心を騙し切れないし、自分の心から逃げ切れる事も出来ないのである……。

ビジュアル化出来ないけれど心の中に確かに存在する『自分は空虚だった!』という気付きは……もしかしたら?人生最大の発見かもね……?

そんな事を思う土曜日の朝……今日も日はまた昇り動き出している。
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