を一心不乱に演った……。
ここんとこ……知らず知らず日頃の見せ掛けの態度とは裏腹に『お上の沙汰』とかその補償金なんぞが頭の隅を過(よぎ)って行く?なんて自分に気付いた……。
ランチ一つの注文に緊張し、その評価が閻魔様の裁定見たいに怖かった昔……。
何時しか僅かなオーダーで居座り続け高いだの安いだの調子に乗って評論する
オバサン、リーマンの客を疎ましく感じ……昼の営業を止めた。
冗談じゃねぇよ!舐めんなよ!俺を!……ってな気持ちが煮えたぎってたんだと思う……。
そんな持って行き場のなかった『怒りや理不尽な扱われ方のやるせなさ』……様々の湿った感情が通り過ぎて行き……そしてコロナ……『決めた筈の覚悟』は何度も頼りなく揺らいだのだった。
僕はもう一度『他人の居ない僕だけの心』を取り返したい!……そう切に思った。僕が僕であるために……。
正直……
知らない間に『言い訳の達人』になった自分が恥ずかしくなったのである。
プライス680円のお弁当を作り売ろうと……それは遥か昔に店を始めた当時のランチの値段。
売上も評価も僕の全責任……全てを僕自身が受け止める……ソレが自分に言い聞かせた二週間の自分憲法である。
今……1日目の弁当戦争を終え……1988年の尾崎豊のコンサートを視聴した。
曲は……『僕が僕であるために』
✳~✳尾崎豊『僕が僕であるために』の一節
✳ 心すれちがう悲しい生き様に
ため息もらしていた……
……人を傷つける事に目を伏せるけど
優しさを口にすれば人は皆傷ついてゆく
僕が僕であるために勝ち続けなきゃならない
正しいものは何なのか それがこの胸に解るまで…この冷たい街の風に歌い続けてる ✳
……人を傷つける事に目を伏せるけど
優しさを口にすれば人は皆傷ついてゆく
僕が僕であるために勝ち続けなきゃならない
正しいものは何なのか それがこの胸に解るまで…この冷たい街の風に歌い続けてる ✳
僕は……僕が僕であるために、勝ち続けなきゃならないのである!……誰に負けようとも自分にだけは負けない!
僕は……逃げようとする自分に勝ち続けなきゃならないのだと決意した。