ずっと誰かの目を気にしてばかり……自分に目を向けて生きて来なかった人間の集大成がコレなんだな?……と思う。
そんだけ老醜が色濃くなってんだから、せめて清潔感あるまともな服を自分に着せてやったら良いのにと思えど……完全に居直ってるから余計な事は言わないで捨て置く。
確かに誰も……あなたを見ないだろうし近付きたくもないだろう。
先般……コンビニやファミレスのレジで立て続けに、若い女性から『オシャレですね』なんて声を掛けられた。
コンビニの娘は……昨日は黒のレザージャケットでしたよね?……なんて覚えていてくれた。
嬉しいじゃないの!……見ててくれたよ。
まあ、コレはあくまでも副産物だけど……着る服に自分が妥協したら歯止めを失うのである。
ドッコイ!俺は現役だぜ!の覚悟の為に僕は服を着る。他人の目線に応える為なんかじゃない。
ある年齢になれば装いはその人の生きる矜持・覚悟を表現するようになるのである。
男も女も……その気の張りを失うと、やたら惨めったらしくなっちまう。
愚痴っぽく、セコイ話ばかりする様になった人は貧乏神化していく。
そして自分より惨めな 人を探し始める。その人を日々シャーデンフロイデが支配するようになる。
そんな人を見ると哀しくなる。
ねぇ……あなた。そんな自分完成予想図描いて生きて来たの?……そんな人間で死んで行く為に今迄を生きて来たの?……ってね。
誰があなたを見なくても良い。せめてあなたはあなたを見て上げなさいな!……。