サンチョパンサの憂鬱

昼下がりのサンチョパンサ(2)……主観に……

何でもコロナって訳じゃなく……苦しめば良いって訳でもなく……兎に角15ヶ月が怒濤の如く走り去った……。

気が付けば……店のスタッフはキッチリと揃い、新たな分野も形になった。かなりの数の若い人に会い話もした。
同時に公務員の相変わらずの頑迷さにも様々出会した。
役所違えど……何処の誰もが金太郎アメ見たいにノッペリとした平板な同じ顔をしてた。

常軌を逸した密度高い数量が……質の世界を導く!……これが長い時間を費やした難局との闘いで何時しか僕のポリシーとなっていた……だからコロナ禍に際しても『圧倒的多数のヒト・モノ・カネ』を扱う機会を増やす事を無意識に実行したんだと思う。

そのプロセスを通して……政界、国の行政~地方の公的機関、民間のボリューム層に至るまで広く蔓延してる『無思考ウィルス』による『前頭葉機能不全症』を発見したのだった。

当たり前の話だけど……彼等は前頭葉が働かないから『主観』のみで判断行動する……。

年代性別違えども……彼等には面白い主観の決め付け?がある……。
『自分だけが人を嫌悪する権利を有する』という歪んだ心の確信犯なのである。

菅首相の自分の不都合を指摘された時の芝居がかった不快感のニュアンスと無言で去っていく演技には『前頭葉の不在』が如実に窺えるのである……。

自分の……明白な落ち度、失敗を眼前に突き付けられると……子供染みたアカラサマな『嫌悪感を露にすること』が自分の武器だと勘違いしている。

自分の義務の不履行によって損失を与えておいて指摘されれば『不快感・嫌悪感』だけ残して去っていくスタイルである。

斯くして首相からアルバイトの若い娘に至るまで……『嫌いになってやるぞ!』という『嫌悪感の専売特許現象』という笑えない症状を発症する……。

先日書いた……自分は演って良いけど、自分が演られるのは許さない!というデカイ勘違い振りが横行しているのである。

何時だったか、その勘違い振りを実行した娘……『一生懸命私の最高の速さ』で演ってるのに遅いと駄目だしされたら『私はどうすれば良いのですか?』と来た。

『辞めれば良いと思うよ?』……君も被害者、僕も払う時給丸損で不愉快な被害者、バッド&バッドのお互い被害者にしかなれない関係だから……。

何よりそのだらけた横着な空気はカネだけじゃなく長年培ってきた店の雰囲気まで台無しにされるのだ……と僕は言った。

恐らく……彼女は自分も『嫌悪され嫌われるのだという当たり前』を人生で初めて体験したと思う……。

人の心情・カネを土足で踏みにじりながら……自分の前頭葉の機能不全に気付ける筈もなく……『痛めるべき自分の心』を発見出来るか否か?は……自分の心に掛かっているという皮肉な構図……。

前頭葉機能不全という『弱者たる人間達』に対して……天は余りに手厳しいテーマを突き付けるモンだなぁ……とつくづく感じたここまでの15ヶ月だった……。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「日記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事