いわゆる、深刻な煮詰まった状態が延々と続く。
殊にこれからの明暗を分ける様な、やり方をドラスティックに変えなきゃならないといった状況になると……何一つ必要な事をしない(出来なくなってる)僕に……他人達は横着とか度胸があるとか拘ってる?とか様々の勘違いな評論をしてくれる。どれも全くの見当違い。
『これだ❗』が見つからないから……超臆病な僕は怖いからピクリとも動けなくなるのである。頭はあーでもない、こーでもないをコネクリながらメビウスの輪を何周もぐるぐるしてから『駄目だ!』に帰着する。
大抵の場合……『何かの切っ掛け』が目の前に現れて難題は見事に一瞬で因数分解され『これやったら良い!』という単純な方法が提示される。
僕を良い方に誤解してくれてる人達は『よく逃げ出さなかったですね?』なんて後から言ってくれるけど……実際は怖くて『逃げる事さえ出来なかった』というのがホントである。
それだけの時間と『駄目だ!』を思考し続けてるから、決めた方法には一切迷いは生じない。今風に言えば『選択と集中』って事だけど……。
何が言いたいか?……。
その人に起きる問題は『その人に相応しいレベルの難易度』であること。
だから……その『現場から逃げ出しさえしなければ』時間の問題はあるけれど解決の瞬間が必ず自分の目の前にやって来る!……と言いたかったのです。
僕の最大の長所は……大変な臆病者だから『逃げ出す事も出来ない所』なんだと気付いた時に思わず大笑いしてしまったのでした。
今、深刻なイジメにあってる人達に伝えたい。
どんな分の悪い状況で身動き取れなくなっていても自分が『その現場から逃げさえしなきゃ』必ず相手(状況)はイジメ疲れて退散していきます。
クソッタレ悪い状況は、此方が逃げれば逃げるほどそれをエネルギーにして何時までも執拗に攻め続けます。
自分が逃げずに動かない事が悪い状況への更なるエネルギー供給をストップさせる超有効な方策だと知って欲しいと思います。
悪い状況には下手な事を一切『何もするな❗』なのですから考えて見たら結構楽なモノなのです……。
『何も出来ない!』……は無能とは違う。
ソコに『コレだ!と分かるまで』はという条件を『自分の意志』で設定しておく事、それが条件だけど……。
早く結論を出せば楽になる。アレコレ悩む苦しさはもう御免だ!と……とかく人は蛮勇に頼ろうとしてしまう。
動けない時には、自分の意志で止まること。
臆病で情けない自分を正視して『ソコを動くな!』と自分に命令すること。
僕は……動けないんじゃない!動かないのだ!
若い時……そんな状態の僕を励ます様に……企画でトラディショナルジャケットに冠した僕のキャッチコピーである。
それは今も迷った時の僕の指針となっている。