僕は……何時もの例に漏れず一瞬、ふーん良いなぁ、相手の男……と羨んでみる。
そしてふと我に帰りそれより……僕は後、何人の女に心トキメカス事が出来るんだろう?……。
なんてそんな結構シリアスな気持ちになる……。
無いかも知れない……そんなシリアスな条件が結構僕を真剣にさせるのである。
当たり前の話だけど……今日が人生で僕が一番若い日である。
昨日は人生で数度しかないという最厄日の1日だった。
腹を決めてジタバタしないぞ!とその日を迎えたけれど不思議な事に、僕の望みは繋がったのである。
頑なな組織が妥協してくれたり、周囲の人間達の支援が来たりして……。
朝と夕では心具合は天と地の振れ幅となった。僕は希望に満たされて帰宅したという運び……とても不思議な気がした。
一番先の目標は『納得の死』であり、最短の問題は今日を今をどう生きるかである。一生という長い舞台上で、今、今日という最短の問題に没頭する事の大切さだと感じた。
今を悠長に過ごして先が引き締まる人生とはならない。今一瞬に真剣にならなきゃ!と思い、先日コンビニで買った『孤独入門』のページをペラペラ……。
その中に神道に由来する『中今』という思想が紹介されてた。今一瞬に没頭(忘我)し楽しむ事で……単純に童心、無心(夢中)になれば良い……とあった。
難題だったけど……女々しい依存から離れ、覚悟を決めて『やれるだけ』を尽くそうとしてる内に、まだ手はあるかもね?……なんてゲーム感覚になったのだった。
生半可な覚悟では、クヨクヨ不安が心を占有する……、ヨーシ!どうあれ僕は僕!さあ演ってみよう!状態は振り返ると楽しかった一日になっていた不思議である。
思考は先の死を思い様々考えても、今日この肉体一つ使って出来る事に専念するしかない条件だ。
『中今』……か?
しかめっ面を招く難題こそ童心で無心に楽しもう!……昨日はそんな一日となったのでした……。