1973年公開?だったか。
父親をマフィアに殺された息子の復讐劇。その相手のボスを殺さんとして娘、オリビアハッセーを誘拐。
次々にマフィアを殺し、復讐を遂げていくクリストファー・ミッチャム。
予想通り二人は恋に落ちる。
いよいよ残ったマフィアのボス、オリビア・ハッセーの父親を殺しに赴こうとする彼を泣き叫びながら止めようとするオリビア・ハッセー。
最後の標的を狙うなか彼は負傷して何とか湖畔の山小屋に帰った。
彼を待ち受けていたのは元警察官。
しかし彼は二人を逃がす。若い二人の真剣な思いを自分は失った……。そんな思いから彼は言う。『何処へでも行け!』……と。
自分の死を覚悟した上での元警察官の決意……。彼はニューヨークに帰りその報復によって殺される。枯れた自分の命と引き換えた若い二人の前途……今ならこの元警官の心情はよく分かる。
自分の父親を殺した奴の娘。自分の親を殺そうとする若い男……。
それでも、惹かれ合っていく二人の心が良く描けていた。
何分、自分が大学に入ったばかり……そんな若く純な女の愛を信じたかった?からか?僕はこの映画を結構入れ込んで観たのを覚えている。
そんなシチュエーションで、女を愛せるか?余程のピュアを必要とする。
しかし若い時よりも今の方が純粋に女に向き合えるかも知れない?そんな想いがチラホラと……。
怨みとか復讐とかよりも、ピュアに女を愛する事の方が何倍も素晴らしい。
自分のピュアを引っ張りだしてそんな絵面に立ち会わせてみたい!なんて願望は大いにあるんですなぁ……。
それは憎しみにとらわれる苦しみを散々味わったからなのか?
初老のオッサンが若い女にコロッとやられる事件を良く目にする。
でも……僕は笑えない。
そんな男達のピュアな心情が痛いほど分かる年齢になったからだろう……。
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