サンチョパンサの憂鬱

お互い様を思い出そ?

最近……かつて俗に言われてた『女・子供の論理』という奴によく出っ食わす。
それは責任を取れぬ者、取らぬ者という意味で使われてた。

その発言者は何れも主婦である。
服を販売する店で、昭和のPTAのオバはんが着てた様な出で立ちでやって来て、突っ立って見てるだけ?なんて女がいた。

手を出して手伝おうとしなきゃ覚えられませんよ……と注意した。
慣れてないから……と言う。
じゃ、何時慣れるの?失敗しなきゃ解らないでしょ?……立ってるだけじゃ失敗出来ないでしょ?……すると、翌日になって辞めますときた。

こういう奴は、面接で必ずノルマは有るんですか?と聞く。
『ノルマがなきゃ売らないって言うの?』……これ僕の心の声。

そして、案の定、それを良いことにして『時間を過ごすのが仕事』と言わんばかりの厚かましさを披露なさるのである。

長い間、家の中で君臨し、旦那を屁理屈で抑え込む内に、そんな勘違いの論理が染み付くんだろうなぁ……と思う。
そういうタイプの人は、事もあろうにアパレルショップに生活感プンプンの出で立ちでやって来る。

非常識にして傲慢、頑な、そんな妙な万能感を携えて社会にトンチンカンにデビューするのである。
またしてもお家というエリア限定の女王様、女帝様かよ?……。

男女共同参画ってのはね……昔で言う所の女子供の感覚で無責任に時間を過ごせばカネになるって事じゃないのよ。
職場の責任を共有することによって報酬を貰うのです。

ブラック企業って確かに有るでしようね?……しかしそれを遥かに越える数の『ブラックパート・労働者』が存在することを甘く見てはイケない。

企業側の責任ばかり云々されるけど……労働者の質の劣化については余り語られない。

働かない、役に立つ気がない人材を抱える程……日本の零細企業って余裕は無いのですよ……。
カネが絡むお仕事に於て……義務感の欠如の上に、権利主張だけアカラサマって恐ろしく下品に感じるのである。

実質的には労働はしてないに等しい。
そんな実体のない労働で給料を請求するのだから……巷で問題の『架空請求業者』と何ら変わるところはない?……と僕は思うのである。

因みに僕の店にノルマなんて一切ない。
アメリカ人じゃないんだから……社会参加の為の義務感は『当たり前に携えていらっしゃい』のスタンスを貫いている。
『売れと言われて売る?売れる?』それって何てお下品な情景でしょう?

この労働者の悲惨に光が当たる時代に敢えて言っておこうと思うのです。
強調される一面からだけじゃなく……両面からどうすれば?よくなるのか……ソコんとこ一緒になって取り組む時代が来てると僕は……思うのです。

立場を入れ換えて思考するのは何も相手の為じゃない。自分をよくする為にって事なんですよね?……お互いにね。
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