凧揚げ
年が明け あっと云う間に 2月 青空が広がり 寒さが少し緩んだので 十数年ぶりに 凧揚げをする だが風がないので さっぱりあがらない それでも走るとあがるので ...
人
主なる神は土のちりで人を造り、 命の息をその鼻に吹き入れられた。 そこで人は生きた者と...
ベアトリーチェ
それは人を分裂させ、盲目にする。 それは人を自由と公正から遠ざける。 そして何よりも、 魂が無事では済まないことを・・・ その名...
日々余生
普通に仕事をして 苦労して 皆と笑い 時に戸惑いながらも 年の瀬を迎えられた この一年に感謝 ...
ガラス玉
白い息が 部屋の明かりに 溶ける頃 樹液の匂いに 綿をかぶせます 赤きれの手が チクッとすると 赤...
猫
16年 短いけれど ただ甘えて甘えて ねずみもとらず 人のものより上等の フードをもらい 撫でてもらう 猫を最近亡くされたFさん 寂しさは 相当のようだ ...
いじめ
場の空気 周りの思惑を 読まない 読めないと いじめにあう 警告のような 指摘に 気づかなかったり 言動を変えないと 攻撃開始となる 枠に収まらない者 天衣無...
鎧(よろい)
世の中は金で 七人の敵がいる それを体現したような男 ヒゲ面で近づき難い 気に入らないことで まわりを怒鳴りつける ...
内なる戦い
あらゆるものが 偏見材料になる 性別 国籍 肌の色 家系 訛り 趣味 じゃんけんで 区分けされたグループ 自分の側ではないものは 下劣とみなし エスカレート...
救い
安住を求め 理想を追い 荒野を徘徊する 夏を怨み 冬を疎み 春を愛で 秋を貪り 大義を唱え 裁きの座に着く だがそこは 天の座ではなく 闇を這い共食いをする ...