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お山にお宮がたちました

四国八十八箇所お遍路 第五十八番札所 仙遊寺

第58番札所の仙遊寺は、40年にわたって伽藍を整備した阿坊仙人という僧が当寺に暮らしていたようですが、養老2年(718年)に雲と遊ぶかのように突然姿を消してしまったことが名前の由来になっているとのことです。
仙人はどこへ行ってしまったのでしょうか??

山門は山の中腹にあります。仁王像が凛々しく迎えてくれます。




歩き遍路の方はここから上がって行くようです。

こちらからの旧参道には、空海ゆかりの井戸(弘法大師のお加持水はその昔多くの村人を救ったと伝えられている。)があり、霊水として諸病に効き目があったと伝えられていて、多くの方が水を貰いにやってくるようです。

大きな草鞋があります。


山頂からは今治市内を一望できます。
美しい眺めです。


仙遊寺はは作礼山の山頂にあり、天智天皇の勅願により創建され、本尊の千手観音は、龍女の作といいます。
その伝説が興味深くて、龍女が海から竜登川を伝って作礼山に登り、一刀刻むごとに三度礼拝し、何日もかけて千手観音菩薩像を彫ったというのです。

その後、毎年旧暦の7月9日になると、決まったように竜燈が竜登川を伝って作礼山を登り、お寺にある桜の木にかかったといわれているそうです。

こちらが本堂です。

御本尊 千手観音菩薩
本尊真言 おん ばさら たらま きりく
ご詠歌 たちよりて作礼(されい)の堂にやすみつつ 六字を唱え経を読むべし


四国一の大きさの賓頭盧像です。


こちらが大師堂です。


大師堂には仏足跡があります。


鐘楼と新四国八十八ヶ所御砂踏み霊場です。
修行大師石像を八十八の舟形石仏が取り囲みその周りにお砂踏み場があります。
足元にある各札所のお砂を埋めた石板を安置しているとか。


女性のお坊さんがお経を唱えていました。
まだお若いお坊さんでした。


本堂の中に納経所があります。
中に可愛い愛語を書いている日めくりカレンダーが売ってたので購入しました。
納経所にてお支払いをしようとすると、住職さんが、頭がもう働かんから貴方が損しないようにお釣りをとってと言われました。
面白い住職さん。





私も頭働かんよーと思いながら計算しました。笑
毎日眺めて心磨きます。




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