母も思い出せないくらい昔、母が子供の頃だから今から50年以上も昔、村の人が山に上がるのが大変だということで神様をおろして別の場所でお祀りをはじめたようだ。そして、今も村の人は山の麓に神様がいらっしゃると信じて山の麓のお宮でお祀りをしている。母は時々、どこの神様も高いところにいらっしゃるのに、人間の都合でおろしたりしてと呟いていてたから、私はそういう事実があったことだけは知っていた。