その間に、通った病院、整体、鍼は数知れず。
治りたい一心で、体力の持つ限りあちこちと。
お医者さんは、病名がない患者には冷たかったですね。
運動しなさいとか。(実際は安静あるのみだったんです。。)
ドクターショッピングを繰り返し、心を傷つけられては、一人の先生のところに戻りました。
そのお医者さんは、私の苦しみの原因を見つけることはできなかったのですが、当時は医者もそんな病気はないとそっぽを向いていたので、高知の先生にそれを求めるのも無理な話で、やむを得なかったと思います。
衰弱する私を前に
ひとまわりもふたまわりも小さくなったねとその先生は言いました。
自分が心療科の医師なら、もっと良い薬を出してあげられるのにと。
私はその先生を前に泣きじゃくりました。
事故が原因で、心の病じゃないと。
優しい先生でした。
目の前でどんどん衰弱する私に、なす術が無かったのだと思います。
ある日、薬を貰いに診察に行くと、四つ葉のクローバーを貴方のために拾って来たと言って、手渡してくれました。
その後、東京の病院に行くことになるのですが、東京に行く前にかかった高知のお医者様で、心があると思えたのはその先生だけでした。
病気は見つけられなかったけど、その先生は心のある素敵なお医者様でした。
続く