京都の最初は、ずっと訪れたいと思っていた松尾大社です。
京都も色々まわったのですが、松尾大社にはお詣り出来てなくて、今回、真っ先に訪れようと決めていました。
御祭神は大山咋神と市杵島姫様です。
比叡山延暦寺からの流れで、今回は大山咋神と市杵島姫の祀られている聖地をお詣りさせて頂いてるようです。
渡来人秦氏が一族の氏神として信仰した古い社が起源とされ、文武天皇の大宝元年(701年)に現在の地に社殿が造営された。
大山咋神・市杵島姫命を祭り、境内に霊亀ノ滝、亀ノ井の名水があり、醸造の祖神として、全国の酒造家、味噌、醤油、酢の製造及び販売業者の信仰が厚い。
室町初期の作で松尾造といわれる本殿(重文)ほか拝殿、釣殿、楼門など社殿が多く、平安初期の作とされる等身大の神像は重要文化財に指定されている。
非公開文化財特別公開というのがやっていて、「神像館」に入らせて頂き、神像をみることが出来ました。
大きな三体の神像は、平安時代初期の作で、中央の男神が「大山咋神」、右の女神が「市杵島姫命」、左側の男神が「御子神」であろうとされています。
そして、本殿特別参拝にも参加させて頂くことができました。
丁度、結婚式が執り行われていました。
こちらから霊神の滝、亀の井、松風苑を回ります。
先ずは松風苑です。
こちらの庭園は、現代庭園学で名高い重森三玲氏の最後の作品と教えて頂きました。
亀の井の奥にあるのが、松尾大社随一のパワースポットといわれる「霊亀の滝」です。
その昔、首に3つの星、背に7つの星をもつ、緑と金色の毛を尾にもつ不思議な亀が現れ、時の元正天皇はこれを瑞兆として「霊亀」に改元されたとか(715年頃)いわれています。
本殿に続く回廊を潜り、北末社・霊亀の滝へ向かう途中には、名水と名高い「亀の井」があります。
延命長寿の功徳があり、「よみがえりの水」とも呼ばれる霊泉。
お酒の仕込みに使うと、酒が腐らなくなるといわれ、今も酒造りの時期には酒造家の方がお水を求めてこられるようです。
神使の庭 亀と鯉です。
松尾大神が保津峡を開くとき、川を遡るのに、急流は「鯉」、緩やかな流れは「亀」の背に乗って進んだという言い伝えがあるため亀と鯉はモチーフになっているようですね。
亀は不老長寿、鯉は出世開運の守護として、松尾大神の使いとされます。
境内南側の神輿庫前にはたくさんの奉納酒樽がありました。
コロナ禍になって、外でのお付き合いが激減し、元々家ではお酒を飲まないので、最近お酒は全く呑んでないです。
以前は、お付き合いで、冷酒呑み比べのお店に行ったりしてたのですが。。
そのお店で頂いたお酒は、口当たりが全て違っていて、味わい深く、本当に美味しいと思いました。。
本殿にはこちらから入りました。
神職の方が松尾大社の成り立ちや歴史、本殿の建造物について詳しく説明してくれて、有難かったです。
山の上に磐座があるようなのですが、現在は通行止めになっていてお詣りすることができませんでした。危険を冒してまで行けませんよね。
いつの日かお詣り出来たら良いなと思いました。
こちらには金毘羅様が祀られていました。
丁度この日、結婚式があったようで、白無垢の花嫁さんがいらっしゃいました。
若いお二人の門出をみると、末永くお幸せにという気持ちになります。
結婚式をみると、こちらもあったかい気持ちになりますよね。
有難うございました。