お仕事を通して知り合い、長いお付き合いをさせていただいている女性が、近年、耕作放棄地を利用して真菰作り始め、しめ縄や小物を作っていることを、Facebookの投稿より以前からお見かけしていました。
なんて素敵な取り組みなんだろうと思いながら、この素晴らしい真心のこもった真菰で、いつか津野町のお山のしめ縄をつくりたいと思っていました。
とはいえ、どうやって作るかもわからないし、何本もお願いしないといけないし、どうしたらよいものかと試行錯誤していました。
去年は楽天で母が買ったものを、お山の神様に奉納したのですが、今年は、彼女に頼もうかななんて考えていいたら、しめ縄つくりのワークショップを開催するとFacebookで知り、早速申し込みました。
出雲から、しめ縄のワークショップで大忙しの源さんが来高してくれ、優しく丁寧に教えてくれました。
ここにいる方は、彼女を除いて、私のことも、津野町のお山の神様の事も知らない方ばかりです。
真心を込めて、彼女がつくった真菰が沢山あります。古来より神が宿る草といわれている真菰。その真菰が引き寄せたのか素敵な方々が真剣に真菰に向き合っています。
午前中、何とかこちらの2本のしめ縄を仕上げました。
お山に持って行って、恵比寿様と耳の神様の祠に奉納いたします。
そして、お昼ご飯の時、簡単な自己紹介をしていきました。
バイオで汚水を真水にして、循環型農業をされている男性や、村づくりをしたいと取り組まれている女性。
真菰作りをはじめたという、お若い女性や、可愛い赤ちゃんを抱っこして参加されてる女性など、なんて素敵な人ばかりなんだろうと思いました。
初めましての方ばかりだったのですが、最後に私の番が来て、その時にお山の神様の復興のお話を簡単にさせていただきました。
そのお宮に真菰のしめ縄を奉納したいと話すと、出雲からいらっしゃった源さんが心を動かしてくださって、午後から皆んなでつくろうと言ってくれました。
まさかの展開にびっくり。
真菰を少し分けて頂いて持って帰って、小さいものをゆっくり作ろうと思っていたのに。。。
皆んな優しくて、愛の人ばかりで、有り難すぎて心がポカポカになりました。
真菰をつくっている女性です。
とても美人で、華奢なのに、農業経験ゼロから凄いエネルギーで真菰栽培をされています。
昼食後、早速源さんが縄を締める人が3人いると言うと、丁度3人が手を上げてくれました。
そして、大きな3メートルのしめ縄作りが始まりました。
あれよあれよと金毘羅様のしめ縄が仕上がりました。
しめ縄を取り付ける時に、お山に行きたいと言ってくれ、皆んなで行きたいねと話しました。
周りは優しい人が多いです。
世の中がこんな方ばかりなら、あたたかく幸せ溢れる社会になるのにな、なんて思いました。
神様にかかわることをしていると、それは祈りであっても、ものづくりであっても、神社巡りであっても心が喜びます🩷