この辺はお仕事で何度も来ているのに、こんな近くに札所があったなんて知りませんでした。
新緑の美しい木々の間の階段を上がり山門をくぐります。
朝の時間だったからか、清々しくて、手入れが行き届いて何と美しい所なんだろうと思いました。
大日寺の本堂は平成9年(1997年)に再建されたばかりのかなり新しいもので、釘を一切使わない伝統的な工法によって、檜と松の木組みだけで作られているそうです。
本当に美しいです。
本当に美しいです。
大師堂になります。
大師堂も昭和59年(1984年)に改修されたもので、美しかったです。
大師堂の御本尊である弘法大師像は2代目土佐藩主・山内忠義が寄進したもののようですね。
御本尊 大日如来
本尊真言 おん ばざらだどばん(金剛界)
ご詠歌 露霜(つゆじも)と罪を照らせる大日寺 などか歩みを運(はこ)ばざらまし
寺伝によれば天平年間(729年 - 749年)に聖武天皇の勅願により、行基が大日如来像を刻んで堂宇を建立して開創したという。弘仁6年(815年)に空海が楠の大木に爪で薬師如来像を彫って荒廃していた本寺を復興したとされる。
以上Wikipediaより
大師堂の向かいにある六角形のお堂には地蔵菩薩様がお祀りされています。
こちらは地蔵菩薩様と大日如来様です。
こちらの木も存在感があり美しかったです。
本堂の奥の一段高い場所には鎮守堂の日吉神社があります。御祭神は大山咋神かなぁ?書いていないのでわかりませんでした。鳥居もひっそり建ってあり、階段の上にお宮がお祀りされていました。
お遍路さんに行くと、お寺の中だったり、隣接地に神社が結構あります。
こちらは鎮守堂のようです。お寺に比べてひっそりとしすぎていて見落とされがちですが、きちんとお詣りさせて頂きました。
納経所の庭園も美しくメダカが泳いでました。
納経所を後にして降りていくと奥の院の看板を見つけました。
異空間に入っていく感じです。
ここは、爪彫薬師と云われているようです。
荒廃していた大日寺を弘法大師が復興させたのと同じ頃、この地に生えていた楠に弘法大師が爪で薬師如来の姿を刻んだといわれています。
明治時代にその楠が台風で倒壊したため、跡地にお堂を建てて「爪彫り薬師」を安置したようです。
大きな磐座があり、この場所が美しくて感動してしまいました。到着した時は、何なのかわからなかったのですが、とにかくここは凄い!となんとも言えない居心地の良さと美しい氣を感じウルウルきたのでした。
お堂に手を合わせたあと、暫くとどまっていたくて、持ってきていた磐笛を吹いてみました。
氣が変わりがキラキラしてくるのがわかりました。夫が写真を撮ってくれてました。磐笛を吹くと空間がキラキラして凄いことになったといいます。
確かに土地の霊が喜んでくれたのでしょう。私も感動してこの地に溶け込んでいるような感じがしました。
磐笛って凄いと思いました。
奥の院の爪彫薬師は首から上の病に霊験あるようですね。平癒を祈る参拝者が跡を絶たず、願いが叶うと穴の開いた石に氏名、年齢、快癒した身体の部位を書き奉納する習わしとなっているようですね。
津野町でも、耳の神様に穴の空いた石を奉納する習わしがあったようです。
神様は穴の空いた石がお気に入りなのでしょうか?磐笛も穴が空いてますから。
美しさと優しい空間に心から感動しました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。