一般に水子霊は、二つの感情を抱いているといえる。
一つは両親に対する恨みだ。
「どうして僕をつくっておきながら、自分たちの都合だけで殺したんだ」という恨みである。
いま一つは、兄弟たちへの妬みだ。
「お兄ちゃんや弟はあんなにかわいがられているのに、自分だけ忘れ去られて、
いつもひとりぼっち。ああ、お兄ちゃんはいいなあ、弟がうらやましいな」というのがこの妬みである。
この二つの感情を水子霊はもっているのだが、それでも霊界があることを知っていれば、
恨みや妬みを忘れて霊界へ帰ることもできなくはない。
だが、霊界があることも、水子霊の行く天国界があることも、水子霊は知らないのである。
そこで、かたときも母親のそばを離れず、何かにつけて「お母さん、お母さん」と呼びかけることになる。
「おなかがすいたよ、何か食べさせてちょうだい」
「お兄ちゃんと同じおもちゃを僕にもちょうだい」
しかし、返事はまったくない。一生けん命呼びかけても、答えがないのである。
水子の霊は、いつも「アーン、アーン」と泣きながら、自分の存在をアピールし続けているのである。
ただし、水子霊には肉体がないために、話しかけたり、泣いてアピールすることができない。
そこで、言葉を念波に変えて絶えず母親や兄弟たちに自己の存在をアピールするのである。
その念波こそが霊障となって表れるのだ。
霊障の表れ方にはいろいろとあるが、その第一が、精神、情緒に不安定をきたすことである。
水子霊がいると、母親がやたらとヒステリックになったり、あるいは突然気分が落ち込んだりと、
精神や情緒に動揺をもたらす。
第二に、こめかみがズキズキする、腰がだるい、肩がこる、目がかすむ、といった
肉体症状である。先に私は、水子の霊は絶えず母親のそばを離れないといったが、
具体的に後頭部や首、胸、腰についているため、その部位に障害が出るのである。
三番目は、子供が反抗的になること。先に述べたように、水子霊は両親を恨んでいるし、
兄弟を妬んでいる。そこで、兄弟たちを反抗的にさせることによって、お母さんに復讐するわけだ。
特に女の子は男の子と比べて情緒的であるから、水子霊の影響を受けやすい。
もし、親に反抗ばかりしている女の子がいたら、母親は自分が水子をつくった経験がないかどうかを
考えてみる必要がある。
また、水子霊は親に反抗させるだけではなく、兄弟げんかをさせることも多い。
兄弟を仲たがいさせて、嫉妬心を満たしているのである。
四番目の障害は、兄弟たちが集中力をなくして、ボーッとしてしまうこと。
その結果、学校の成績も悪くなる。
水子が一体ぐらいでは、このようなことにはならない。が、三体、四体ともなると、
どうしても集中力のない子供になりやすいのだ。
なぜなら、妬みの念をもった水子霊が常に漂いながら、入れ替わり立ち替わり、
「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」と念波を送ってくるからである。
そのため、勉強しているときには一応理解した気になるのだが、
翌日になるとすっかり覚えたことを忘れてしまうことがよくある。
勉強していても、ただ何となくしているだけで、しっかりと集中できていないのである。
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必要以上に水子の霊障を怖がる必要はありません。
すべての堕胎の水子が母親や兄弟を恨むということではなく、
望まない堕胎により、とても悲しんでいるお母さんがいるとしたら、
自分の身よりもお母さんの心を心配するような
優しい水子がいることも事実なのです。
知ってください。
霊とか霊障のような、目に見えない、雲のようなあやふやなことではないのです。
このブログは、堕胎した女性を責めるものではありません。
ただ、知ってほしくて、水子とお母さんに幸せになってほしくて造ってあります。
100人の子供がいたとします。
100人の子供に同じことをした場合、すべての子供が同じ反応を返すでしょうか?
傾向としては悲しむことが多くとも、中には霊性の高い子もいて、母親を思いやる子もいれば、
気持ちの荒い子もいて、必要以上にくってかかる子もいます。
ただ悲しくて、しゃがみこんで泣く子もいれば、自分が悪いんだと自分を責める子もいます。
霊もこの世の人間も、水子も、神様から出た命として同じであり、
どこまで行っても人間関係は続くものなのです。
自分がしでかした過ちがあれば、どんなことであっても謝るのが人間関係。
子供といっても、神様からの授かりものとして、一人の人間として誕生するはずだった人なのです。
そして、本当に心から謝り、供養出来た時、
この世での人間関係と同じく、霊障というものは去ります。
そして子供は基本的に親を愛しています。母親に幸せになってほしいと、
今度はお母さんのフォローにまわることもあるのです。
先祖供養と同様、水子供養は、この世で生きていく上でのとても大切な生活の一部です。
宗教とかいう狭い範囲でなく、日本人ならば全ての人が捉えるべき、
お仏壇を持つということは、日本独自の必要な習慣ということを知ってください。
自分で出来る水子供養
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お仏壇について
https://ameblo.jp/tensinokodomo/entry-12312714703.html