雄一郎の半生

こんな人生もあるのですね。ノンフィクションの半生記
全ては、書けませんが。。。

ラーメン店では・・・

2021年01月15日 06時00分00秒 | 日記

雄一郎の半生

 

勤め始めたラーメン店では、

朝9時には店に出て掃除を始めます。

その後に、10時の開店までは

朝食をとり、店を開ける準備を

して、忙しい昼を過ぎると交代で

休み時間があります。

この休み時間は、昼食をとり

近くの喫茶店でタバコを吸ったり、

お茶を飲んだりしてゆっくり過ごす

日々です。休みが終わると、店に

行き夕方からの忙しい時間をやり

過ごし、10時には夕食をとり

皆で、銭湯行きます。

店には、店主のほか、店主の妻と店主の

息子二人と私の5人で行っていますが、

もっぱら店主は、パチンコをやったり

室内の釣り堀に行ったりして遊んでいます

風呂から帰ると、店の近くの二階建ての

家に息子二人と泊まっていました。

兄の方が二階に、弟と私は一階に寝ています

ある日の夜中に、「火事だー」という声に

むっくり起きると、目の前の玄関の

ガラス戸が真っ赤になっていました。

びっくりしてただ、呆然としていると、

「水、水をかけろー。」と二階の兄が

飛び出して風呂から水をバケツで

掛けています。私は、手伝ってはいますが、

体があまり動いていません。

兄弟と一緒に、近所の人達も一緒になって、

消火をしています。

ここは、路地ばかりで消防車は入れない

狭い住宅街でしたので、早めに消火しなければ

周りの住宅にも燃え移り、大変なことになって

いたでしよう。しかし、何とか消火出来て

一段落しました。出火の原因は、誰かが

向かいの印刷工場の脇にあった紙の山に

たばこを捨てたのが原因のようでした。

 

そんなこともあった、ある休みの日に

店の近くの喫茶にI君と行っていると、

下から女の子が二人で上がって行きました。

ここの喫茶は4階まであり、4階は

当時あちこちで人気のあった同伴席があり、

1階から3階までが一般席になっており

すべて中二階の構造になっています。

結構な喫茶ブームと相まって

ここの喫茶店も賑わっていました。

そして、上の階に上がって行った

女の子の一人が何かのフルーツを

持って降りてきました。

「これ食べない?」と言って微笑んで

話しかけてきました。見た感じは

当時流行っていた、ミニスカートで

丸顔のどう見ても18歳にしか、

見えない女の子でしたが

これは実は、逆ナンパだったのです。

そして、この子と付き合うように

なるのですが・・・

 

次回につづく