雄一郎の半生
前回の続きから、逆ナンパされた
女の子は、K子といい、遊んでいた
隣の町に住んでいることが分かり
ました。この子とのデートで海に
行くことや、休みにバイクでどこに
出かけるか?などで仕事が手に
着かないほどに熱が上がって
いました。しかし、この子は
当時のプレイガール(古い言い方)
とでもいうのか、男遊びをしている
女の子だったのです。そんな子に
振り回されて、結局遅刻はするし、
ラーメンの仕込みを少しづつ
任されるようになっていたのに、
店を辞める破目になりました。
バカな自分だったなぁと
つくづく反省しています。
この子は、若くは見えましたが
実際は22歳で、私より5歳も年上でした。
そして、1年後に別れました。
その後はと言うと、仕事もしないでまた、
市内をブラブラしている毎日が続き
また、ケンカの毎日でもあり、よく警察の
パトカーが巡回に来ると逃げていました。
この頃は、今の若い方は知らない
でしょうが、シンナーを吸う遊びが
流行ったり、当時は通常使用しても
問題の無かった、○タスという注射が
流行っていて、こんな事にも首を
突っ込んでいました。○タスを打つと
頭髪が逆立ったような感覚になり、
暫くは、眠気が全くなくなります。
当時は、長距離の石材を積んで
夜のうちに運搬する、ダンプカーの
運転手さん達の間で、流行って
いたようで一般の薬局で購入
出来ました。それで、夜通し
遊んでいました。こんな事ばかり
していて、世間に対して唾を吐き
何とも言えない日々を送って
いたのです。そして、天罰が
下ります。
次回につづく