丹沢最高峰 蛭ケ岳1673回超えを目指して 

乗りバス(三ケ木⇒橋本)が好きです
大倉尾根in 焼山out
1980年から2024年まで蛭ケ岳通い続けています!!

エンドルフィン:急性心血管系運動 ドーパミン:ランニング セロトニン:心肺機能トレーニング

2024-09-30 06:21:52 | マラソン・駅伝関係

 

 

血液の流れは体の末端の冷えだけでなく、体温とも関係しています。血液が全身をスムーズに流れることで、体温も適度に保たれるからです。裏を返せば、体温が低いということは、血液が汚れてドロドロしている証拠といえます。

体温が低いと寒さを感じやすくなりますが、実は問題はそれだけではありません。最も懸念すべきは、免疫力の低下です。では、免疫力とは何なのでしょうか。それは、細菌やウイルスなどの異物から体を守る力。免疫力が低いと、がんや感染症などの病気にかかりやすくなるのです。

血流を良くして体温を1℃上げれば免疫力が最強になる!平熱が低い人がすべきこととは!?【図解 血管・血液の話】

通常、免疫力が高まる体温は、36.5~37℃未満だといわれています。まずは、自分の平熱を把握して、この範囲内にあてはまるかどうかチェックしてみましょう。平熱を知ることは、自分の免疫力を知ることでもあるのです。もし平熱が低ければ、運動して筋肉を鍛えることをおすすめします。筋肉は熱を発生させるので、筋肉量が増えれば体温が上がり、免疫力もアップします。

血流を良くして体温を1℃上げれば免疫力が最強になる!平熱が低い人がすべきこととは!?【図解 血管・血液の話】

睡眠で血管・血液をメンテナンス【図解 血管・血液の話】 眠らないと血液は循環しない

睡眠時間が短かったり、眠りが浅かったりすると、血液の老化に繋がります。なぜなら、日中の活動でダメージを受けた血管は睡眠中に修復・メンテナンスされるからです。十分な睡眠をとっていないと、血液中に老廃物がたまり、みるみる血液が汚れていきます。また、睡眠不足だと自律神経が乱れ、交感神経によって血管が収縮し血流まで悪くなります。

もう1つ、睡眠中に分泌される「成長ホルモン」も血液の健康に重要な役割を果たしています。成長ホルモンとは代謝に関わるホルモンで、脂肪の燃焼を促す作用があります。そのため分泌量が減少すると、中性脂肪が増加してしまいます。

中性脂肪が血液を汚す大きな要因であることは、すでに説明した通りです。

この成長ホルモンは、特に深い眠りの際に分泌量が多くなります。ですから、睡眠は量より質が大事。睡眠時間が長すぎても、逆に自律神経やホルモンのバランスを乱してしまいます。では、どうすれば質のよい睡眠がとれるのでしょうか。

睡眠で血管・血液をメンテナンス【図解 血管・血液の話】

それにはまず、就寝・起床の時間を一定にして規則正しい生活を送ること。また、就寝前にスマートフォンやパソコンを見るのも厳禁。なぜなら画面のブルーライトには覚醒作用があるからです。さらに寝具や照明にも気を配り、眠りやすい環境を整えることで睡眠の質は上がっていきます。

眠らないと血液は循環しない【図解 血管・血液の話】

 

若くても要注意!血管年齢が高くなり血流が悪くなると影響を及ぼす見た目やさまざまな病気のリスクとは?【図解 血管・血液の話】© ラブすぽ

血管と血液の老化は 見た目を老けさせ肥満を招く【図解 血管・血液の話】

肌がくすんで太りやすくなる

筋力が年齢とともに衰えるように、当然のことながら血管も衰えます。しかし、近年は食生活の変化などによって、実際の年齢よりも血管年齢が高い人が急速に増えています。若いうちは血管年齢など気にならないかもしれませんが、実は、血管年齢は見た目の年齢をも大きく左右するのです。

例えば、血管が老化して血流が悪くなると、肌の細胞に酸素や栄養素が十分に行き渡らず、肌のターンオーバーがうまくいかなくなります。そのため古い角質が残って肌がくすみ、シミ・シワもできやすくなります。これは髪の毛や爪も同じ。体表に近い組織や指先などの末端には、毛細血管によって酸素と栄養素が届けられます。けれども、血液がドロドロになると真っ先に影響を受けるのが毛細血管。極細なので、血流が滞ると詰まってしまいます。その結果、肌や髪の毛、爪に血管・血液の老化の影響がてきめんに表れるのです。

若くても要注意!血管年齢が高くなり血流が悪くなると影響を及ぼす見た目やさまざまな病気のリスクとは?【図解 血管・血液の話】

また、血流が悪くなると太りやすくなります。体のさまざまな組織に十分な栄養が届かないため、内臓の機能が低下。働きが悪くなるのでエネルギー消費量も減り、余ったエネルギーは体脂肪となって皮下や内臓についてしまいます。

もちろん、血管・血液の老化は病気のリスクも高めます。高血圧や糖尿病、脳梗塞、心筋梗塞などあらゆる病と繋がっているので、若くても血管年齢の高い人は要注意です。

若くても要注意!血管年齢が高くなり血流が悪くなると影響を及ぼす見た目やさまざまな病気のリスクとは?【図解 血管・血液の話】

 

 

可能な限り歩こう。出来ればバスや電車を使わず自分の足を使って通勤して欲しい。

1日15,000歩以上歩く人は概してBMI(ボディマス指数)が正常値であり、ウエストは細めでコレステロール値も低い傾向にある。

1日30分間の歩くのが無理な場合は、短時間の散歩でも何もしないよりはましだということを覚えておいて欲しい。

歩けば歩くほどバランス感覚や調整機能などの向上が期待できる。

昼休みに10分程度の散歩をすることを目標にしてみよう。すぐに習慣化できるはずだ。次に新しい目標を設定する。同僚と一緒でも良い、20分間歩くことを始めよう。全てはやる気次第なのだ。

ウォーキングを家族の生活の一部にするのだ。子供がいる場合は一緒にのんびりと長い散歩に出かけよう。

ここで面白い話を紹介しよう。1日5kmをゆっくり歩くことを300日続けると、1,500kmを移動する計算になる。数年間続ければ何千kmという距離を歩くことになるのだ。

ウォーキングが全身の健康を管理、向上させるのに有効な方法であることは事実である。毎日30分歩くだけで体重を減らし、血圧を下げ、ストレスまで軽減させることができるのだ。坂道、公園、あるいは通学や通勤の時だけでも良い。日頃からウォーキングを行うことで健康で幸せな自分になれるはずだ。

ウォーキングは心血管疾患、高血圧、2型糖尿病などの様々な病気の予防や管理にも役立つ。

エクソソーム(exosome)という微小な物質が体内を還流していて、細胞同士のさまざまなやりとりを仲介していることがわかってきました。人体内部でも臓器や細胞同士でメッセージを発しており、そのネットワークが乱れると病気になりやすいということが知られています。つまり、脳の病気を予防するためには脳への影響を身体全体で考えていかなければならないのです。

 アルツハイマー型認知症の有害因子となる代表的な生活習慣は高血糖、喫煙、飲酒、食生活の乱れ、睡眠不足、運動不足です。脳血管性認知症のリスクでもあるので避けたいところです。

エンドルフィンは「快感」ホルモンとしても知られ、脳内で生成され、私たちの気分やメンタルヘルス全般に重要な役割を果たしている。運動によってエンドルフィンの分泌量を自然に増やすことは、私たちの生活に良い影響を与える。

ランニングやダンス、あるいは激しいウォーキングでも、エンドルフィンを分泌させることができる。「ランナーズ・ハイ」という言葉をご存じかもしれないが、これは脳下垂体と視床下部からエンドルフィンが放出されることを表している。これは、他のタイプの急性有酸素運動でも達成できる。

オキシトシンは 「愛情ホルモン 」とも呼ばれ、愛する人と抱き合うなど、肉体的な触れ合いがあるときに多く分泌される。しかし、オキシトシンの分泌は運動によっても促進されることが判明した。

ドーパミンは私たちの自然な報酬系であり、だからこそ中毒に大きな役割を果たすのだ。ワークアウトは確かに、副腎によるドーパミンの放出を誘発する。

ドーパミンレベルの低下は、うつ病やパーキンソン病など、多くの疾患と関連している。ランニングはドーパミンを増やす最もポピュラーな方法のひとつだが、その他の運動もドーパミンの増加につながる。

セロトニンは、睡眠、気分の調整など、多くの重要なプロセスで多くの役割を果たしている。

日光を浴びることは、セロトニンの生成を促進する自然な方法であるが、もうひとつの方法は運動である。特に有酸素運動を含む定期的な運動は、セロトニンレベルのバランスを整えるのに役立つ。

メラトニン:ステップ・エアロビクス

メラトニンは概日リズムに重要な役割を果たしている。一般的に、私たちの睡眠と覚醒のサイクルは明暗に反応し、メラトニンを多く放出したり少なく放出したりするが、運動もその一助となる。

いくつかの研究で、日中に運動すれば、メラトニンの夜間分泌を増やすことができることがわかった。ある研究では、閉経後の女性を対象としたもので、10週間のステップ・エアロビクス・プログラムに従ってもらうものだった。

コルチゾール管理:高強度トレーニング

運動はストレスの一種であり、そのため、運動すると体内ではストレスホルモンであるコルチゾールが分泌される。これは、特に強度の高い運動を行う場合に当てはまる。

このようなコルチゾールの放出は理想的とは思えないかもしれないが、ワークアウトの素晴らしいところは、短期的にはコルチゾールを上昇させるものの、長期的には、休息時にはまったく逆の働きをするということだ。

アドレナリン管理:有酸素運動

アドレナリンは急性のストレスに対する反応として分泌される。これは私たちの生存メカニズムの一部であり、危険に対する「闘争・逃走反応」において極めて重要である。しかし、アドレナリンが常に高濃度であることは、健康にとって良いことではない。

コルチゾールと同様、アドレナリンも運動中に分泌される。また、コルチゾールと同様に、運動中はアドレナリン濃度が上昇するが、アドレナリン濃度を安定させるためには、定期的な運動が重要であることが研究で示唆されている。

バソプレシン:高強度運動

バソプレシンといえば抗利尿作用を連想する人が多いが、このホルモンは体液バランス、腎臓機能、血圧など、他の身体機能においても重要な役割を果たしている。

研究によると、高強度の運動はバソプレシンの産生を増加させる可能性がある。これは一般的には良いニュースだが、注意点がある。ナトリウムレベルが低下し、その結果、電解質のバランスが崩れる可能性があるのだ。これは、水に塩を加えたり、飲み物に電解質を加えたりすることで対策できる。

エストロゲンとプロゲステロン:高強度有酸素運動

エストロゲンとプロゲステロンは、女性の健康にとって重要なホルモンである。生殖システムから気分、免疫機能まで、多くのプロセスに影響を与える。ある種の運動は、女性のこれらのホルモンレベルを低下させることが判明した。

これらのホルモンは女性の健康全般にとって非常に重要だが、多すぎると、いくつかのタイプの乳がんを含む多くの健康上の問題につながる。高強度の有酸素運動は、これらのホルモンを抑えるのに役立つ。

テストステロン:スプリント

テストステロンは、性欲や意欲に関与し、除脂肪体重の増加に寄与する重要なホルモンだ。男性は女性に比べてテストステロンのレベルが高いが、どちらも健康的なレベルのテストステロンから恩恵を受ける。

レジスタンス・トレーニングがテストステロン値を自然に上げる効果的な方法であることはよく知られているが、スプリントも同様に効果的だ。つまり、テストステロンを増やすためにジムに通って筋トレをする必要はないのだ。

レプチン(妊娠中):あらゆる種類の運動

レプチンの主な働きは食欲を調節することで、空腹感を抑えたり高めたりする。このホルモンは通常、その人の体脂肪レベルに影響される。

妊娠中にもこのホルモンのバランスが崩れることはあるが、(特に妊娠後期に)運動をするとレプチンが増加し、赤ちゃんの体重が減少する可能性があります。

やりすぎはホルモンバランスの乱れにつながる

とはいえ、強度の高い運動を頻繁にしすぎると、ホルモンが乱れる可能性があることを覚えておいてほしい。

しかし、これはほとんどの人にとって心配することではないので、通常は運動のプラス効果をすべて享受できる可能性が高い。

 

間ノ岳をクリアしてP2へと向かう途中、県警ヘリが、、、、、遭難事故?
P2を越えるとヘリがホバリングしてた。
隊員2名が降下した。
現場を見るのが怖かったが、、、、、遥か下にザックと腰?が見えた。
隊員が遭難者の周りの岩をのけてるが見えた。
滑落が落石も誘発したのか。
最悪の結果が予想できたので手を合わせてその場を後にした。

P2からP1へは稜線の下をトラバースする鎖と稜線を結ぶ垂直の梯子があるが、垂直の梯子を下っている際に滑落した模様。自分がその梯子を登っている時に立ちすくんでた方が同行者だったようだ。

ただ途中、滑落事故現場を目の当たりにすることになり、、、、、。
あらためて穂高は簡単に人が死ねる山域だと言うことを実感しました。
夏山シーズンも始まったばかり。
皆さんくれぐれも安全登山を☺️

甲斐駒ヶ岳雪崩遭難事故の顛末記

2023年03月18日(土) ~ 2023年03月19日(日)
 

日曜日のラッセルリーダーと雪崩発生時には僕が先頭にいました。

前夜にメンバー6人と小屋番さんとで7合5勺のルート取り、積雪深と雪崩リスクの懸念等を共有しました。
スタートは気温等を考慮して4:30。
スノーシュー2人、ワカン4人の構成。
テント場から上部について積雪が多くなると、夏道ではなく尾根筋と地形を見極めながら標高を上げていくのがセオリーです。

降雪後に誰も登ってないので、しっかり踏み固められた登山道とは違った難しさがありますが、序盤の難易度はそれ程高くないと思います。
夏道と合流する地点(現在は立ち入らないようにトラロープが張られています)を過ぎるとルート取りは少し難しくなります。

それは夏道をよく知っている人だと左側から回り込むように進んでしまう恐れがあるからです。
ここは傾斜も増してきて若干谷地形のようになっているので、尾根状の高い場所へ早めに移動する必要性があります。
そこを意識しながら順調かつ安全に7合5勺の岩まで約50m付近まで登って来ました。

積雪はシューで膝クラス。
ワカンだともう少し深くなると思います。
一晩でここまで降ったのは今シーズン初めてとか…
夏道では山頂へ向かって岩の左側から乗り上げていきますが、積雪が多くて雪崩れリスクが高いなら岩を右から巻いて行く方が安全。
これは花谷さんや小屋番さんからのアドバイスでもあります。
しかし雪崩翌日の調査によると、この日に関してはどんなルート取りをしても雪崩が発生する確率が非常に高い状況だったと聞きました。

ルートを右へ右へと向かっているその瞬間。
僕の3m左前方の斜面がゆっくりと雪崩始めました。
サラサラっと流れてきた上層の雪で左足を掬われ倒れ込み、そしてあっという間に6人全員の身体を簡単に引きずり込む勢いになっていました。
きっと僕が見た雪崩より下部にいたメンバーの方が雪崩の大きさ強さ、迫りくる恐怖感は遥かに大きかったと思います。
どうやら僕も立木に左足を強打して速度が遅くなり止まったようで、感覚からすると10mは流されなかったように思うけど、今になってはその距離感も分からなくなってます。

幸いと言う言葉を使っていいものか疑問もありますが、流された距離は様々だけど全員の意識があり無事が確認できました。

緊急性が高い状況だったので迷わず110番通報。
それと共にツエルトや低体温症を防ぐため防寒対策をしたり、お湯を飲ませて身体の中から温めたりカイロを使用すること等をしました。
その後はヘリの到着まで励まし呼び掛け続けました。

警察と消防の防災ヘリ、花谷さんと七丈小屋と迅速に連絡を取り合い雪崩発生し救助要請より約2時間後にはヘリが到着。
風も弱く視界も良好だったのは本当に助かりました。

救助が終わりヘリを見届けたら僕たちも下山しますが、7合5勺の大岩に残る破断面がくっきり見えていました。
調査結果では60cm程の深さの雪がごっそり流れたと聞きました。
想像より大規模な雪崩だったようで雪山の恐ろしさを感じました。

反省すべき点は幾つもありますが
・数日続いた好天に前日の降雪があり、雪崩リスクが飛躍的に上がった状況を深く理解出来ていなかった
・日曜日の天候が良いこと、誰も登っていない山頂へ行ってやりたいという自我が強くあった事は否めない
・ルート取りにしても、もう少し早めに尾根状の地形の上に乗るべきだった
・冬の甲斐駒のノートレースや降雪の悪天候も経験しており、何度も登頂しているので撤退するとしたら御来迎場かルンゼ下かと考え、7合5勺は越えられると思っていた

これだけでなくまだまだ至らない反省点は数多くあります。
今回の雪崩は人的に起こしてしまった物。
登らない撤退する選択肢、判断を見誤らない、リスクを多方面から推察する思考力。
もしここならこうしよう!と立ち止まってシュミレーションする想像力。
今の自分には全てが欠けていました。

上級者との大きな違い…
そこをしっかりと埋めていきたいです。

最後に
早朝より今回の事案に対応頂いた警察、防災ヘリの関係者の皆様。花谷さんを始め七丈小屋の洋平さん。
下山時に僕のザックを背負って下さった北杜警察署の山岳救助隊の原さん。
テント泊に来られていたSさんと、日帰りで追いついてくれたボッチさん。
皆様の尽力に感謝を申し上げます。
そして入院中のお二人の状況が1日も早く回復をすることを願っております。

そしてこの拙い感想を見ていただいた皆様の雪崩に対する再考の一助になることを願い、雪山で、そして大好きな甲斐駒ヶ岳で同じ事が繰り返されないで欲しいと思います。
このような遭難案件を起こしてしまい、今回は大変申し訳ございませんでした。

土曜日に花谷さん、七丈小屋の小屋番さんからは雪崩の危険があるから日曜日の登頂はオススメ出来ないと言われていた。小心者の私は雪崩が怖いなぁと心配しつつも、好天予報にワクワクする気持ちの方が勝っていた。
スノーシュー2人とワカン4人。ラッセルの先頭は順番に交代して進んで行った。昨日降った新雪は思った以上に積もっていて、昇って来た太陽が雪面を赤く染めていた。登りながらどこが雪崩注意の場所なんだろ?樹林帯だし大丈夫だろう。って話をしながらもう少しで一本剣のところまで来ていた時、突然進行方向左前の斜面に大きく亀裂が入ったのが見えた!雪崩!って思った瞬間、間髪入れずに身体は雪崩の波に飲み込まれ流されていた。とにかく埋もれてはいけないともがき、途中の木に捕まろうと手を何度も出したが止まらなかった。途中で身体が回転し頭が下向きになって雪が被って来た時にはもうダメかもって思ったら雪崩が止まってくれた。後からログを見ると私は30mほど流されていた。周りを見ると1人しか見えなかった。他のみんなは埋まってるんじゃ無いかと思い大きな声で呼びかけると、上から返事があり全員の姿を確認できた事に一先ず安心は出来たが、うずくまる人が2人。私の近くにいた女性に声をかけると胸を打って痛いけど大丈夫と言われたので、上の怪我人の状況確認に向かった。

怪我をしうずくまる2人は本当に辛そうで、救助要請をしてもらった後はみんなで持ってる防寒具や道具を使って2人が冷えないように努めた。私の携帯にも何度か消防の方が連絡をくれて、現場の状況を説明しつつピックアップに備えた。その間にテント泊で来られていたSさんと、ハスラーさんの復帰祝いを一緒にしようと後ろから追いかけて来てくれたボッチさんが一緒に助けてくれたのが凄く有り難かった。
ヘリが無事到着し、ハスラーさんがどんどん吊り上げられて行く姿を見た時、少し安心したのか涙が溢れ出て止まらなかった。怖さと悔しさ、色んな物が入り混じっていた。
結局搬送された女性2人は腰骨や肋骨を何本も折る重傷で入院。ハスラーさんは肋骨骨折でも何とかその日中に帰る事が出来たが、仲間が負傷する大変悔しい結果となってしまった。
小屋に戻った3人は何とか荷物を分担し担ぎ下ろす事にした。uromamさんは自分も足を負傷していたのに、私とミナジローを置いて行けないと自力下山を決意してくれた。本当に心強かった。ミナジローはザックから溢れ出るほどたくさんの荷物を担いで最後まで歩いてくれた。ほんと頼もしくてカッコよかった。
荷物が重く、疲れもあって下山に時間がかかってしまったが、花谷さんと県警の方が途中まで迎えに来てくれて、駐車場ではハスラーさんがずっと私たちの下山を待っていてくれた。一先ず無事に下山出来た事が良かった。
しかしたくさんの方に迷惑や心配をかけ、重症者2人も含め本当に申し訳ない事をしてしまったと深く反省しています。

下山後ハスラーさん、uromamさん、ミナジローの4人で今回の雪崩について反省会を行った。7.5合目を越えていたとしてもその先更に危険な状況になっていた事を聞くと、甲斐駒ヶ岳の神様がこれ以上進まないように止めてくれたんだと思った。雪崩の勢いがもっとあれば、私も谷に落とされていたかもしれなかった。
今回の件で自分自身の雪山と雪崩に対する知識不足とリスクの認識の甘さを痛感した。樹林帯なら大丈夫!なんて事は無いし、自分が遭遇するなんて思ってもみなかった。自然の力に人間なんて微塵も敵う訳もなく、改めて山の状況に合わせてこちらが行動しないといけない事を学びました。今回経験した事は忘れる事無く、今後に活かさなければならない。そして雪山や雪崩についてしっかり学びたい。このレコを見て一人でも多くの人が雪山登山について見つめ直すきっかけになってくれたらいいなと思います。
とにかく全員の命が無事で本当に良かった。みんなの怪我が治ったら今度こそ復帰祝いを甲斐駒ヶ岳で出来たらいいな。
入院中の2人がどうか一日も早く回復し、山に復帰出来るよう願うばかりです。

最後になりましたが、警察、消防、花谷さん、七丈小屋の小屋番さん、テント泊のSさん、ぼっちさんなどたくさんの方々が親身になって迅速に動いて下さったおかげで今こうしていられるんだと思っています。私最後になりましたが、警察、消防、花谷さん、七丈小屋の小屋番さん、テント泊のSさん、ぼっちさんなどたくさんの方々が親身になって迅速に動いて下さったおかげで今こうしていられるんだと思っています。私たちのために本当に本当にありがとうございました。

覚書
・ツェルトは必ず持参
今回荷物に入らないと自宅に置いて来てしまったが、救助が来るのを待つ間に必ず必要。エマージェンシーシート等もあると良い。
・スマホの充電はフル満タン&モバイルバッテリーも持参
警察などと連絡を頻繁に取るため電池の残量は重要
・座布団マットやカイロ、お湯、ダウンなどとにかく冷えない用に暖を取れる物が必要

ハスラー復帰戦を予定していた。
七丈小屋の常連さんたちなので小屋泊まりも楽しむとのこと。私は日帰りでお呼ばれ。
前日から麓は雨、山は雪だったようだ。
昨夜から気が進まずイヤな予感がしていた。
友達に今日はなんか行ける気がしなくて気弱なんだとLINEしていた。そんな予感が当たってしまった。

2時に尾白川駐車場をスタートし、1500メートル超えた辺りから重い雪のラッセルが続いた。
いつも刀渡りで積雪量を判断するが、ここ最近降っていないにも関わらず、すごい積雪量に驚いた。
この日はパートナーのハスラーが長い闘病生活からの復帰登山だったから絶対に駆けつけたかった。
予定通りで歩かねばと小屋までノンストップで歩き続けた。
小屋に着く前にキャーと高い声。気のせいかな。
予定通り6時前に小屋につく。
アイゼンに替装し、ここからは4時半スタートしている仲間のトレースがある。
小屋から200mアップしたくらいだろうか?
らしきグループがいる。
この時間にいるわけない、でも昨日上がったのはハスラーたちしかいないはず。
別行動してるのか?疑問に思いながら追い着いた。

さっきの声の理由がわかった。
ハスラーが見えて、その姿に涙が出た。こんな日に、やっと歩けるようになったのに。
鼻血を出して唸っている。
どうして?何が起きたの?
緊迫した状況下でヤマネコさんが説明してくれて、皆の怪我の程度を確認した。Aさんはかなり重い症状。ウロマンさんは救助に当たってるが太腿が痙攣している。こんな時に限って、痛み止め錠剤を持ってきてないのを悔やんだ。
ウロマンさんとヤマネコさんが各所に連絡し、対応してくれている。山レコで座標を確認し位置情報を伝え、場合によっては少し登ったり下らなければいけないという。
陽は差しているが風もあり寒い。
なんとかこの場でヘリで吊り上げてもらえないものか祈った。

テント泊で山頂を目指されたSさんも一緒に救助に加わってくれて、不器用な私がかけたチェルトをピッケルやカラビナで固定してくれた。
1番下にいて、負傷を訴えていなかった女性が胸が苦しいと訴えた。動けるうちに小屋に下ろした方が良さそうだ。ヤマネコさんが行くと言ってくれたが、途中倒れたりした時、1番元気な私が同行すべきだと思い私が行くと言った。

小屋に下ろして戻ってこよう。ハスラーには、ついててあげれなくてごめんね。戻ってくるからと伝えて、女性と一緒に小屋に向かう。
何度も立ち止まり辛そうだ。
どんどん苦しそうになり、肩を貸そうとすると痛がるから骨折してると思い、ゆっくりでも歩いてもらう。なんとか小屋に着いた時は自力で靴も脱げないほど。
小屋番のようへいさんが、ヘリポートの雪かきなどサクサク指示やタスク分けが素晴らしかった。
事故から2:40後ヘリで3人とも救助されて、やっと安心した。
重軽症を覆ったもの、幸いにもみんな命は助かった。

ようへいさんが注意喚起された一本槍の手前が雪崩れた。1日で降った雪量がかなり多かったらしく、雪崩の危険性が大だったようだ。
多勢が歩いたことが要因なのか?
とにかく、こんな日は注意喚起があったなら尚更止めるべきだったのかもしれない。
入院中の方の怪我の回復、皆さんの心の回復を祈ると同時に、今回のことを自分にも当てはめて大事にならないよう気をつけよう。

登山を始めて10年目になりますが、始めると同時に山岳遭難の事例集を読み漁り、同様の山岳遭難事故を起こさないよう常に緊張感をもって山行を積み重ねてきました。
ただそうした情報収集の中ですっぽり抜け落ちたものがありました。
雪崩です。

自分の中に雪崩は豪雪地帯で起こるモノ、BCスキーの世界での事で、そもそも雪崩リスクの高い山域には足を踏み入れないようにもしてました。
実際これまでの積雪期の山行も八ヶ岳や南アルプスなどの雪崩リスクの比較的低い山域を選んでいました。
しかし今回その南アルプス甲斐駒ヶ岳で雪崩に遭遇しました。

スタート時点で登山口で七丈小屋の花谷さんから、そして宿泊先の七丈小屋でも小屋番さんから雪崩に対する注意喚起がありました。
でも今回の山行が僕自身に対する甲斐駒復帰パーティ的な祝賀ムードもあり、雪崩に対する警戒感を解いたことはありませんが「思いとどまろう」「山頂はまた今度」と言う声は僕自身含めてあがりませんでした。
雪崩が起こりやすいポイントとして七丈小屋から八合目までの中間点七合5尺手前一帯であることは認識してましたので、気温の低い日の出前にそこを突破しようと計画を立てました。

雪もあがり満点の星空のもと4:30に小屋をスタートしてやや重い湿雪と雪の深さは想定内、順調にラッセルして雪崩リスクの低そうな尾根筋を進み七合五尺まであと僅か、、、、、そこで雪崩は起きました。と言うよりも我々が雪崩を引き起こしてしまいました。
御来光直後の6時、三番手を歩いていた僕は「雪崩れた!」の一声を聞くや否や二番手のyamanekoさんの身体が顔面にぶつかり後方へ倒れこみ雪崩に流されました。口や鼻に大量の雪が押し込まれ息苦しい中、太い立木が迫ります。立木に脇腹を強打してさらに頭を下に数十メートル、、、、、ようやく止まりました。
雪崩が収まった静寂の中、誰かがメンバーの名を呼ぶのが聞こえて、口と鼻から血塗れた雪を吐き出すも肋骨の痛みで声が出ない。それでも必死に声を振り絞り返事をしました。
幸いにも6名全員が雪に埋没せずに、すぐに生存確認できました。
全員スタートからヘルメットを装着してましたので、頭部負傷が避けられたのは幸いでした。

結果的に重傷となっていた女性が花谷さんや七丈に電話してくれて、uromamu さんとyamanekoさんが警察と消防の窓口になって救助要請してくれました。minajiro さんとyamaneko さんがお湯を飲ませてくれたり防寒対策を施してくれたり、テント泊の方が駆けつけて負傷者の身体が落ちないように足場などを固めてくれたようです。自分はと言うと、肋骨の痛みから来る息苦しさから身体をくの字に曲げたまま顔をあげられず、さらに雪崩に遭遇した恐怖で身体の震えに絶えているだけと言う状態でした。合流予定だったボッチが駆け付けてくれて背中をさすりながら声をかけてくれましたが、大した反応もできませんでした。
ボッチはその後重傷者の一人の女性を小屋まで下りるのに同行してくれたうえ、minajiro さんの荷物を登山口へと下す役を引き受けてくれました。

身体の震えが収まり斜面に腰かけるほどまで落ち着いて、ようやく冷静に辺りの状況を見ることができました。

僕の居場所からさらに50メートルほどに雪崩の末端が広がっていたこと、僕らが歩いたルート以外雪崩は発生していないこと、湿雪の表層雪崩だったことで身体が埋没しにくかったのかも、重い雪の塊の分、身体が受ける衝撃が強かったのかも、そんなことを考えていました。

救助要請から約2時間で山梨県の防災ヘリ赤富士が我々の上空へと飛来し、驚愕の手際の良さで僕と重傷者の女性、そして七丈小屋でもう一人の女性重傷者をピックアップし、あっという間に僕らは山梨県立中央病院へと搬送されました。
ストレッチャーに乗せられ処置室で様々な処置が施されCTでの診断の結果、肋軟骨の骨折。
自然治癒しか手立てはなく、低体温症の可能性もないので痛み止めなどの点滴が終わったら帰れますとのこと。
救急の処置室を出ると花谷さんと警察の方がいらして、そこで事情聴取を受けました。
1時間ほど待っていると、女性二人が肋骨や骨盤骨折などの重傷だと言うことを知らされました。
大切な登山仲間が大怪我する経験も初めてでしたので目の前が真っ白になりました。

その後、花谷さんの車に同乗して防災ヘリの基地に御礼を言いに伺い、登山口へと戻りました。
ヘリにザックは載せられないので財布やケータイ、車のキーしか持たず、全て現場に放置。
それを残った三人で小屋まで下ろしてくれて。

僕は少なからず身体や心に傷を負った彼らにこれ以上の負担はかけられないと「カメラだけ下ろしてくれれば十分だから」と伝えたのですが、、、、、なんと彼らは三人で五人分の雪山装備を全て抱えて雪のある黒戸尾根を下ってくれたのです。
それがどんなに苦難に満ちたことであるか、、、、、経験のない僕には想像をはるかに越える苦行だったと思います。
いったい何時間くらいかかるのだろう、、、、、夕方5時半に吊り橋の先まで見に行くと電話があり、笹の平分岐とのこと。
足はヘロヘロだろうから8時前かな、、、、、。
花谷さんに報告すると、花谷さんと北杜警察の方とで迎えに行ってくれました。
そして7時半、彼らのヘッデンの灯りが、、、、、。
ひとりひとりにハグをして「ありがとう😭」こんなことしかできない自分が情けなくもあり恥ずかしくもあり。
今日と言う日ほどかけがえのない信頼できる仲間がいてくれるありがたみを痛感したことはなかったです。

今回僕自身の雪崩に対する認識や警戒感の甘さから大切な友人二名に重傷を負わせてしまったことは弁解の余地がありません。

二人の女性にはとにかく一日も早い回復を祈るばかりです。

今回のメンバー6名が黒戸尾根を歩いた回数はトータルで80回を上回ると思われます。
これほど通い慣れたルートであっても、いや通い慣れたルートだからこそ心に隙が生じていたのかもしれません。
「登山にベテランなし」遭難事例集などで言い古された言葉ではありますが、今回の事故を教訓に謙虚な気持ちで山に向き合う、それを胸に刻みつつこれからの登山に活かせればと思います。

最後に警察や消防の関係者の方々、医療スタッフの皆様、七丈小屋の皆さん、テント泊の方、そしてボッチ、私たちのために貴重な時間を費やすことになってしまい申し訳ありませんでした。そして大変なご尽力をいただいた上、尊い命を救ってくださり本当にありがとうございました。
この場をお借りして御礼申し上げます。

なお皆さんからの反響がどれほどあるのか全く予測がつかないためコメント欄は閉じさせていただきますが、個人的にメッセージは受け付けます。
批判的なご意見をお持ちの方もいらっしゃるとは思いますが、叱咤激励的な意味合いのメッセージをいただけると嬉しいです。
誹謗中傷的なメッセージにはお応えできないこと、ご承知おきください。
よろしくお願いいたします。

 

バス停の目の前にある小屋だけあって、夕食は山小屋レベルを超えてる😱
先ずハンバーグの味付けが素晴らしい❗️肉肉感も凄いし😱
ご飯も美味しい❗️
そしてスープカレー‼️
ご飯二杯ハンバーグで食べて、スープカレーにさらに二杯分ぶち込んで食った😁

そして最後は西穂ラーメンで〆
たくさん汗をかくと、ここのラーメンは格別に旨い‼️

 

 

 

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