碧光老師の着想学

着想学:主に着眼点+想定力から取っています
老害発生の原理 を書いています

第弐章1話 どうやって老害を防ぐのか?①改善の足枷

2021-04-25 07:07:07 | 哲学・思想

第弐章 老害は防げるのか

非常に困難な無理GAMEのクリア方法の提案です

(一応考えてみましたが解決策になるのだろうか?は解りませんし保証も出来かねます)

取り敢えず・・・

老害が発生している会社は残念ながら基本的には治せませんが・・・

(老害Levelが重症だと経営者・管理者が全部ダメなので絶対に自主的には直さないですよね)

 

まずはNo.1が優秀な場合を書きます

No.2が優秀なら良い企業だとか寝言を書いているコンサルタントも知っていますが、私の考えでは、社長が仮に優秀であるならば基本的にはNo.2は不要です

(同格が居る中での暫定的なNo.2なら良いと思います)

何故なら仮に優秀なNo.1が改革を進めようとしてもNo.2が優秀じゃない場合で、地位が確立されてしまっていると、利権を手放さないNo.2以下が自分達の利権を残そうと頑張って反対する旗印となってしまうからです

(集団で反対する象徴となり優秀な社長が先に辞める羽目となる場合や老害の基礎が残る改革しかできなくなるのです)

No.1が優秀な場合、理想的なのは遥か昔の織田信長の軍団長方式じゃないかと思います

詳細は物凄く細かい理想論がありますが敢えて書きません

大雑把には少し考えれば解るでしょう

 

私の考え方ではNo.2に該当する方がNo.1より優秀ならばNo.1はNo.2に席を譲って任せるべきです

(下手にNo.1が権力や発言力を残そうとするから老害発生のもとになる)
相談役みたいに権限を手放した図書館みたいな立場で良いじゃないですか

(高額報酬とか欲丸出しも見苦しいです)

これが無いなら基本的に早ければ数年から遅くても10年もすれば会社は老害ワールドとなります

二代目が優秀な同族会社(自ら現場で働く姿勢や先見の能力がある等)の話も聞いていますので、やはり働く姿勢が無い幹部・経営能力が無い幹部(老害達)が生き易い会社(継承出来ちゃうシステム)はダメなのです

特に日本は

誰の発言なのかに重要度が高く

正しい事を言っている無名な人の意見には耳を貸さない方々が多いです

これも基本的には自己判断力が低い事が原因ですね

誰が言った内容とかより、発言した内容の方が重要です

誰の発言だから支持する = 自分で考えていない証拠じゃないですか


老害発生の原理 第壱章20話 「何故管理能力がない&or働かない人が出世するのか 10」

2021-04-24 07:07:07 | 哲学・思想

老害発生の原理 第壱章《何故、無能な管理職や経営者が日本には溢れかえっているのか?》

【時代の流れについていけない人が経営者や管理者が多いのです】

いちいち書くのも烏滸がましいとは思いますが・・・

知識的には新卒の世代が一番新しい知識を持っているのです

勉強(学習)しない管理職・経営者は時代に乗り遅れて当然です

コンピュータのレベルが急速に上がりスマホで少し前のパソコンの作業は大概が出来る

画面の大きさで見難いとか操作性の問題は慣れが必要な面もあるが、今経営者の世代が辞書を引いて調べ物をしていた世代が大半であるのに対しスマホがあれば辞書は要らない時代なのです

情報量が増えれば趣味や嗜好も多様化されます

一昔よりも大量生産自体がナンセンスになってくるのです

また人口も徐々に減ってきているのですから当然、同じ物でも需要は減る

大雑把に見て、これだけ変化しているのに従来の予算や営業方法で運営する事しか出来ない経営者や管理者は大勢います

大体の傾向を見ると「昔は良かった(バブル期を思い返していると思われます)」とかの自爆愚痴を言う経営者や管理者が割と多く

次が根性論しか言わない経営者や管理者 ⇒ 昨年実績と同等かそれ以上を新規の方法や案なども全く無いのに平気で予算化する

要は学んでいないし考えてもいないのです

たまたま、今の流通業(小売り)の様にコロナ需要で息を吹き返しても(外食産業分の需要が家での消費になっているだけ)本当の意味での改革案を全く出さずに先延ばし案しかもっていない(先延ばしできてほっとしているのでしょう)

そういうタイプの人達が自分は優秀だと思っているのか単に保身なのか各企業の経営者や管理者として君臨し、自己を脅かしそうな人を頑張って冷遇するのです

当然ながら私を含め時代の流れに全部とは言いませんが対応し、日々ひたすらに知識を吸収し使って考えている人達から見ると対応出来ていない経営者や管理者は存在しているだけで邪魔以外の何物でもないのです

 

ここまで読んで頂き ありがとうございます

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老害発生の原理 第壱章は、取り敢えず以上です

第壱章は、後半の11話辺りからが本当の意味での原理論です

第弐章は防げるのか という観点からの提案を4案程度書かせてもらいます

簡単に発生要因が、あれだけあるのに・・・


老害発生の原理 第壱章19話 「何故管理能力がない&or働かない人が出世するのか 9」

2021-04-23 07:07:07 | 哲学・思想

老害発生の原理 第壱章《何故、無能な管理職や経営者が日本には溢れかえっているのか?》

【無意味な学歴信仰が余計に老害を加速させた】

【定年後も会社に寄生しようとする老害達】

同じ学歴でも中身は全然違うのです

最近、やっとパワハラと云う概念が出てきましたが少し前はもっと酷かったと思います

この原因も学歴信仰を根底にして社会に出てから情勢を学ばない癖に管理職や経営者をやっている人に非常に多いです

極端な例かもしれませんが、某国立有名大学卒の上司がいたとします

学歴は優秀ですが基本的にロボット型で言われた事は出来ますが改善案を出したり効率化を進めたりは一切出来ないタイプとします

(本人はやっているつもりかもしれません)

大雑把に言うとパソコンを殆ど使えない上司って事ですね

(まだいる事自体が驚きですが、ワード系は使えるメールも読める=パソコンを使いこなしていると考えているのです)

使いこなしていないから社内用の管理ソフトの不備や問題点にすら全く気が付きません

(これらを直すだけでも効率化が図れるのに・・・です)

そして意見を言うと反論(主に根性論)や聞く耳を持たない

止めに学歴を語るのです(学歴なんて社会に出たら基本的には何の意味もないのです)

この学歴もマスコミにより遥か昔に(バブル期だったかな)三高等と騒がれた事も悪因だと思います

学歴とは、学生時代に頑張りましたよ ってダケの只の称号です

一番大事なのは 【なにをしたか】 だと私は思っています

数値的な結果もある程度は大事かもしれませんが、それだけではないのですから

この延長で学歴信仰の様なグループ作りする方々は頭の悪い派閥を形成する段階で、詰め込み勉強のみのロボット型後輩を実績に関係なく次世代の管理職・経営者候補として擁立していくのです

擁立と書いたのは、養成する能力は無いので本当に擁立です

これは、定年延長(役職定年延長を含む)や福利厚生面での恩恵を自分達の世代が長く受けられる為の保険の様な物です(こういった事だけはしっかりやっている)

自分達の世代と書いているのは、何処の会社も内容を読むと給与の額に比例しているという事から解ります

つまり既に頑張って働いて先に引退された(本当に頑張った世代)人は再雇用時にアルバイト待遇で(成績出そうが時間給の固定給です)自分達の世代より下の世代には最初から安い給与を支払い

このバブル世代のみ経営者や管理職で貰っている額を継続して引退後も高い水準で貰えるようにするという内容です

仮にですが、年金も貰っている額に応じて年金支払額を増減するからシステム的な問題に繋がっていると思うのです

払う額は平等で引退後は最低限の同じ額で良いじゃないですか

払っていない人達(払えない人達)の分は一定水準以上の給与の方から税金として徴収すれば良い(自営業は自己責任なのは仕方ない)

そもそも高給取りは現役時に貰っているのだから、自前で投資などをして増やすのが筋です引退後迄、会社に寄生しないで貰いたい(本当に考え方が偏り過ぎると際限ないです)


老害発生の原理 第壱章18話 「何故管理能力がない&or働かない人が出世するのか 8」

2021-04-22 07:07:07 | 哲学・思想

老害発生の原理 第壱章《何故、無能な管理職や経営者が日本には溢れかえっているのか?》

【バブル後の人口比率で大学入学時までの競争が激しかった層が氷河期に潰された】

世代の差を余り言いたくないですが、要因としては全く無い訳でないので、一般に言われている視点と違う見方で触れておきます

まず人口の一番多い世代は同じ学校に入るにあたり、人口に比例するorそれ以上の倍率で大学等に入っています

単純に入る迄の大変さは、他の世代より大変だった筈ですが、就職時には氷河期でした

今更、救済策は手遅れとしか言いようがありませんが、この時代の人達を多くの企業が採用もしなかった事、最近やっと騒がれている非正規採用者(アルバイト・パート・派遣)としてしか企業が使っていない事も要因です

正規じゃないから、意見が全く言えない環境の方が多くを占める事になっています

(擁護する気は無いですが、引き籠り・ニートの原因でもあるでしょう)

そして、意見が言えない姿や意見を言うと飛ばされちゃう姿、果ては派遣切りされてしまう姿を見て更に下の世代が委縮する(意見を云う事にも無意味さを感じる)

こういった状況を見てさえ氷河期より前の世代はもっと酷い思考の方が多く優秀だから正社員になったとか管理者になったとか言っちゃうとんでもない輩が大勢(大半)居ます

明らかに雇用時の環境が違うからなのに意味が解らないです

各世代に優秀な方が居るのを承知の上で、世代間での違いとかを敢えて言わせて貰うならバブル全盛の恩恵を受けた世代1965頃より前に就職した世代で1955より後の世代の管理職や経営者が全体的には一番無能です

何故なら、頑張って経営とかを考えずに実際の実績も人口増加で簡単に出せた世代です

頭を使わずに結果を出した世代だから思考能力が氷河期世代以下と比べると雲泥の差です

ついでに言うと一番、働かずに無駄に稼いでいる世代です


老害発生の原理 第壱章17話 「何故管理能力がない&or働かない人が出世するのか 7」

2021-04-21 07:07:07 | 哲学・思想

老害発生の原理 第壱章《何故、無能な管理職や経営者が日本には溢れかえっているのか?》

【バブルによりマラソン効果が拡大され少子化に繋がる】

以前に書いたマラソン効果はバブルにより効果が増幅されています

つまり一時的な管理者枠の拡張

(実際には拡張する必要が無くても余剰利益があったから椅子を増やした)

拡張した枠の削減をしない等の形で、いまだに運営している経営者が多いです

だから部下がいないのに役職就いているような方が大きな企業には散見します

(たいして大きくない企業でも妙な役職者は居ますが同じく椅子があるだけで実際は管理職じゃないから平なのですと言いたい)

役職者を無意味に増やした心理は、妙な派閥形成を行ってグループ内の人数が増えたから増やされた役職です

役職を無意味に増やすような思考の経営者には基本的に経営能力は無いので収益がバブル効果で増えたのだから、役職増やしても良いだろう程度の感覚で増やすのでしょう

そしてバブルが終わり、収益が悪化してきていても仲間内で作った人事構造なので保身・利権の為に役職者を減らさず部下の給与を上げない政策を取ります

こうして無能な経営者による格差社会は誕生したのです

(当然ながら無能経営者は無能だという自覚は無いです)

(ましてや子供の世代に対する正当な労働対価を払わない事が少子化に繋がるなんて、考えの片隅にすらない事でしょう)

当然ながら、仮に子育てにかかる経費は変わらないとしても正規社員が減り派遣などの労働者が増えれば給与水準は低くなります

つまり結婚しても子供の数は経済的な制限がかかるし、そもそも経済的に結婚出来ないと考える人も増加するのは当然です

今の少子化は必然です

少子化はバブルの名残による無能経営者の増殖が主原因です

結婚・出産に対する価値観の変化とかは、低い給与水準での生活を余儀なくされたりした結果と考えるべきです

(子孫繁栄自体は、生物の本能だという事を忘れているのですかね)

小手先の経済対策を今更やっても手遅れです根本が直らない限りは回復しません