結ぶのも 解くのも 繋ぐのも 切るのも仕事のうち
「えにし屋」登場。いや、暗躍かな。
人への情の濃さを感じる「花曇り」と
離縁話の裏に隠された婚家の哀しく生々しい事情が次々と暴かれる「夏の怪」
対照的な二つの話に絡めて、
主人の才蔵、初と太郎丸、通いの女中のお舟、
四人のえにし屋の面々の紹介。
才蔵と初の関係が少しだけ明かされるのでこれはシリーズ第1弾なのかな。
内容紹介
人生の光と影……
人間のまことに迫る、身も心もふるえる「時代」ミステリー
縁結びも縁切りも、自分らしくあるために
縁を商いとするひとびとの物語。
ある縁談に秘められた切なる祈り。
淺草の油屋、利根屋の娘・お玉と、本所随一の大店の主人との縁談が持ち上がったが、
見合いの前日にお玉は置手紙を残していなくなってしまう。
利根屋の命運を掛けて、身代わりとなったのは奉公人の・おまい。
当日、”えにし屋”を名乗る謎めいた女が現れて、おまいは美しく着飾らせてもらうが、
その後もお玉の行方は一向に掴めないままだった……。
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