ポメだす!(pomedas)/since2004

ポメラニアンのゴロ[兵庫犬(神戸市)~石川犬(金沢市)~埼玉犬(さいたま市)~道犬(札幌市)]&ツバサ日記

ワタリ エピローグ?

2005年05月29日 | 閑話休題
プロローグの後、すぐにエピローグ・・・?

「しめた おちた!」
「あそこだ!」

忍びの一団は、落下した雨戸の周りを取り囲む。

「ゆだんするなっ」
「やつのことだ 注意しろよ」

雨戸をめがけ手裏剣、鎖分銅を一斉に放った。

ドカ ドカ
バリ
ガ ガ

雨戸が粉砕される。

「おかしい?いない・・・」
「ばかな!するとやつは・・・」
「空中で消えたことになる」

「ははははは」

「ややっ」

「おいらはここさ」

忍びの一団の背後の崖の上にワタリの姿があった。
さらにワタリの後ろには、謎の一団の姿が。

「しまった!」
「まわりをすべてかこまれてるっ」
「うわっ」
「う うぬらはなんじゃ?」

「ワタリ!」
「そして その一族じゃ」

「なに ワタリとその一族だと?」
「なに者じゃ」

「鳥がわたるじゃろが あれよ」
「われらはだれにも支配されぬワタリの忍びよ」

 朝日ソノラマから当時「ワタリ」のソノシートが出ていた。
 四貫目の「夜明けもま近いのう」の言葉で始まっていた記憶がある。
 「ワタリ」は、週刊誌少年マガジンに白土三平(赤目プロ)により連載されていた。
 当時は横山光輝作「伊賀の影丸」に代表される忍者マンガがブームの時代であった。
 蛇足ではあるが、「少年忍者 風のフジ丸」は、テレビアニメで放映されたが、「伊賀の影丸」は、松方弘樹主演で東映で映画化されたもののテレビには登場しなかった。
 子供の頃の私にとって横山光輝の画風と比較して白土三平の画風(作風)は重く感じられたものだった。
 週刊誌少年サンデーに連載された「伊賀の影丸」は「由比正雪編」以降欠かさず読んでいたが、「ワタリ」は後に単行本となって出版されてから読んだのである。

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