ちゃわらの辻褄合わせの日々 Japan's rural daily life

雑記…日記、風景描写、思いついたこと色々 Diary and various things

出来ることをするだけ

2018年02月15日 23時16分00秒 | 日記
会社でトラブルがあって
仕事が一時中断した

ふと思い出したことがある

厳密に言うと
私は3年前の父方の祖母のお葬式に
参列していないとういこと

ここだけ書くと
意味不明だと思いますが

3年前の6月某日

父方の祖母のお葬式当日
朝から両親が叔母さん達と
お金を包む額にいつて話し合っていた

それなりに大きな金額で
父が急いで
銀行のATMへ行った

20分くらいで父は戻ってきた

父は
「ATMが使えなかった
お金おろせなかった」

と言った

私は
「いやー
ATM使えないって
あり得ないでしょ?」

父は
「本当なんだって!」
と真剣な顔をして言った

お葬式の時間も差し迫ってきた

両親はお葬式に出なくては
メンツが立たない

なので
私がお金をおろしに
母の車を借りて銀行まで行った

銀行へ着く
銀行でATMを操作しようとしたら
行員のお姉さんが

「本日は銀行のシステムが
故障していまい
ATMが使用出来ません

窓口の方でお手続きお願い致します」

と案内してくれた

父の
「ATM使えない」発言は
本当だったんだ

と思った

窓口で手続きしようにも
銀行全体のシステムが
ダウンしてるみたい

行員さん達が
あっちに行き
こっちに行き
行員さん同士で話し合ったり
どこかに電話したり

窓口業務ですら
開始出来ない様子

喪服を着た私は
忙しそうな行員さん達を眺めながら
待つしかなかった

私が出来ることは
ただそれだけだった

行員さんが謝りに来てくれた

私は
「お姉さんが謝ることないですよ」
と言った

だって
システムダウンは
窓口業務をしてる
お姉さんのせいじゃないし

誰かに腹立てても
意味がない

ただ待つだけ

1時間くらい待って
ようやく呼ばれた

お金はおろせるけれど
システムダウンのため
処理の仕方が
いつもと違う説明を受けた

ひとまずお金を受け取って
お葬式の会場へ向かう

お葬式会場へ到着すると
もうお焼香も終わって
お経も終わりそうな気配だった

だから
厳密にいうと
私は祖母のお葬式に参列していない
私はお焼香もあげていない

けれど
あの時は私が出来ることをしたから
それで良いと思ってる

トラブルが起きても
自分が出来ることをするだけ

それがただ待つしかなくても