江戸川教育文化センター

「教育」を中心に社会・政治・文化等の問題を研究実践するとともに、センター内外の人々と広く自由に交流するひろば

一歩ずつみんなが声を大きくできるように

2018-04-20 | 江戸川区教組
春です!私自身教員として12度目の春を迎えました。

子どもたちにとっても教職員にとってもフレッシュな気持ちでこれからの1年間を考えることができるこの季節は特別ですね。

しかし、私たちの目の前には、増えることはあっても減ることはない教育計画…、その中身は、道徳や英語、読書科など新学習指導要領への対応など、現場の声とは乖離した諸政策が上意下達で押し付けられています。

特に23区では江戸川区だけが採択してしまった教育出版の小学校道徳教科書は、今までの副読本と違い、愛国心を教え込む教材を散りばめた特異な教科書であるため、現場の教員は余計に重荷を背負うことになっています。

このように、私たちの時間と余裕がどんどん削り取られていく状況が広がっています。

また、生活環境の格差が広がっている子どもたちの状況への対応、職場によっては、横暴な管理職によるパワハラといったことも昨年度は、たくさん現場からの相談がありました。


区教組執行部は、K2小のsさんを新たに副委員長に迎え、今年度も一段と元気に、取り組んでいきます。

今年度早速ですが、昨年度からの懸案事項だったパワハラSOSに対して、区教育委員会と交渉しました。
区教委は、管理職によるパワハラや時間外労働の強制などへの指導を積極的に行うことを、区教組に対して言明しました。

道徳教科書については、今年度夏に行われる中学道徳教科書の採択に向けて、区教組として、現場の声をより大きなものにして区教育委員会に伝えて行けるように準備しています。


毎月第一金曜日(原則)にタワーホール船堀で分会代表者会議を行っています。
昨年度も組合に加入したばかりの若手や、未加入ながら組合に相談したいという多くの方々が参加し、毎回みなさんの要望に応じた学習なども行ってきました。

今年度もぜひ参加していただき、子ども達も教職員も、この1年を元気に過ごせるように、していきたいと考えています。

最後になりましたが、一歩ずつみんなが声を大きくできるように、江戸川区教組委員長としてもこの1年決意をもって臨みたい思います。
共に歩んでいきましょう。


-k.A-


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