自らの労働条件は自らの手で! 教え子を再び戦場に送るな!日教組・東京教組と共に闘おう!
NEWS 江戸川区教組
2024/5/28 No.2403 江戸川区教職員組合(江戸川区中央3-7-11-102江戸川区平和運動センター)
5月22日 定期大会を開催!
~第35回区教組定期大会報告~
5月22日(水)、タワーホール船堀において第35回区教組定期大会を開催しました。
来賓の江戸川区平和運動センター、江戸川区職員労働組合、江戸川生活者ネットワーク、労働金庫、東京教組委員長から連帯の挨拶をいただいたのち、
議案書の討論に入りました。
経過報告では、長時間労働や教員不足等の課題に取り組んできたことと共に、2月の東部ブロック教研にふれて、
「“『天井のない牢獄』 ガザで今起っていること”は、若い方たちも具体的に知ることができたよい教研集会だった。
教組運動の車の両輪の一つとして今後も続けていきたい」
と報告されました。
次に、今年度の運動方針案は3つの柱のもとに闘っていくことが提案されました。
①江戸川区内の学校現場の課題に向き合うこと
②組織拡大を最優先課題とし、支部、分会が力を合わせて全力でとりくむこと
③東京教組・日教組に集結し協力して闘っていくことです。
その後、各職場の現状報告があり、それらをめぐって意見交流を行いました。
<職場報告>
A校:異動した学校は皆、退勤時刻が遅い。新採担当で指導が21時までかかった日も。なるべく早く帰るようにしたい。
B校:初めての1年担任。 長時間の通勤で疲れているが、子どもたちはかわいい。
C校:教員不足で△小で週2日、図工を教える。もう一校からも声がかかる。人が足りなくて副校長が頭を抱えている。
D校:勤務時間外の仕事は相殺を具体的に取っていくことが大事。インクルージョンとは何か?今の特別支援はやめ、普通学級でやるべきでは。
「主体的・対話的な深い学び」が方法・内容まで決められた形になるのは問題を感じる。
E校:再任用(短)から時間講師になって授業をしている。給料は増えたが、職場の人と話をする機会がない。
F校:非常勤教員から時間講師になってゆとりができた。小学校の非常勤教員は「何でも屋」のように扱われている。
<意見交流>
【長時間勤務・教員不足、教科担任制などについて】
●中教審特別部会の素案 「残業代を支払わない代わりに、教職調整額を4%から10%以上に引き上げる」は
抜本的解決ではない。 「10%分=20時間分、残業せよ」と言われているようだ。
●長時間労働をなくすには、給特法廃止、教員定数増、持ち時数減、業務削減、部活の地域移行が欠かせない。
●中教審のいう「教科担任制」は、従来学校で行ってきた「授業交換」とは違うのでは?
●「『令和の日本型学校教育』を担う質の高い教師」とは? 専門性を求めているようだ。負担軽減になるのか? etc.
以上の討論の後、活動及び予算報告、運動方針案及び予算案は参加者の拍手により、全て採択されました。
話し合われた長時間労働是正、教員不足、教科担任制等の問題について、ひきつづき全力でとりくんでいきます。
<今後の予定>
◆6月4日(火) 15:30~ 教育委員会 *傍聴は15分前までに4F教育推進課で受付を
◆6月6日(木) 17:30~ 教育委員会
◆6月7日(金) 18:00~ 分会代表者会議 タワーホール船堀405
◆7月5日(金) 18:00~ 分会代表者会議 タワーホール船堀405
◆7月27日(土)~29日(月) 夏の合宿 能登半島方面 *詳細は追ってお知らせします
中学校教科書採択に向けて
今年は、2025年度から中学校で使用される教科書採択が行われます。
中学校現場では、忙しい毎日でゆっくり教科書を手に取る余裕はないとは思いますが、興味がある教科だけでも見てほしいと思い、
今回の改訂で気になる点を教科書問題に詳しい方にお聞きしましたのでお伝えします。
1.QRコードなどの二次元コードが増えている
前回からあったQRコードが大幅に増えました。
教科によっては、ほとんどのページに何らかの形であるものもあります。
子どもたちは気を取られるでしょうし、使い方に気を付ける必要があります。
またQRコードは検定には入らないので指導要領を逸脱したものもあるようです。
QRコードが多い方がよいと思うのは現場の教員や子どもたちからはかけ離れているようです。
2.教科書の内容が難しくなっている
英語や数学で教科書の内容が難しくなっています。
英語は小学校で英語科を学んできているからと、小学校を土台に組み立てているのでより難しくなっています。
学習内容についていけずに子どもたちは学習が嫌になってしまいます。
3.「主体的で深い学び」をさせるためにふりかえりを書かせる
3行は書かなければならないような「ふりかえりノート」があります。
保健体育で「~を何回飛べるようになった」と毎時間書かなくてはなりません。
そんなに短期間でできるようになるでしょうか。
疑問です。
4.社会科「地理」~領土問題、政府見解を掲載
「歴史」~「戦前の皇国史観を彷彿させる」「国史」教科書「公民」~憲法を敵視し、「改憲」を主張
地図帳に竹島、尖閣諸島が写真入りで載せられています。
「国民に国防の義務がない徹底した平和主義は世界的に異例です」と政府見解のみを載せている教科書もあります。
歴史教科書では、神武天皇から始まる「国史」教科書もあります。
そして「改憲」に誘導するような「公民」教科書も。
5.どの教科もジェンダーや多様性を意識
進んだところもあります。
ジェンダーや多様性を意識した部分は多くの教科書に見られました。
ただし、一切とり上げていない教科書もありますので注視しましょう。
どの教科書が使いやすいだろうか、問題のある教科書はないだろうかと、実際手に取り、自分の目で確かめてみましょう。
教科書展示会に行って、意見を出すときの参考にしてください。
*「中学校教科書の採択替え 真実と平和のよりよい教科書を子どもたちに……」(子どもと教科書全国ネット21)
を同封しました。合わせて、ご活用ください。
<江戸川区中学校教科書展示会>
●特別展示会→6月 4日(火曜日)~13日(木曜日) 9時~21時30分 中央・小岩・葛西図書館 他
●法定展示会→6月14日(金曜日)~28日(金曜日) 9時~21時30分 中央図書館
2024女性部アンケートのお願い
職場の労働環境改善のために、同封のアンケート用紙にご記入の上、交換便にて送付をお願いします。
なお、QRコードから回答することもできます。
締め切りは7月5日(金)
宛先:書記長 まで
NEWS 江戸川区教組
2024/5/28 No.2403 江戸川区教職員組合(江戸川区中央3-7-11-102江戸川区平和運動センター)
5月22日 定期大会を開催!
~第35回区教組定期大会報告~
5月22日(水)、タワーホール船堀において第35回区教組定期大会を開催しました。
来賓の江戸川区平和運動センター、江戸川区職員労働組合、江戸川生活者ネットワーク、労働金庫、東京教組委員長から連帯の挨拶をいただいたのち、
議案書の討論に入りました。
経過報告では、長時間労働や教員不足等の課題に取り組んできたことと共に、2月の東部ブロック教研にふれて、
「“『天井のない牢獄』 ガザで今起っていること”は、若い方たちも具体的に知ることができたよい教研集会だった。
教組運動の車の両輪の一つとして今後も続けていきたい」
と報告されました。
次に、今年度の運動方針案は3つの柱のもとに闘っていくことが提案されました。
①江戸川区内の学校現場の課題に向き合うこと
②組織拡大を最優先課題とし、支部、分会が力を合わせて全力でとりくむこと
③東京教組・日教組に集結し協力して闘っていくことです。
その後、各職場の現状報告があり、それらをめぐって意見交流を行いました。
<職場報告>
A校:異動した学校は皆、退勤時刻が遅い。新採担当で指導が21時までかかった日も。なるべく早く帰るようにしたい。
B校:初めての1年担任。 長時間の通勤で疲れているが、子どもたちはかわいい。
C校:教員不足で△小で週2日、図工を教える。もう一校からも声がかかる。人が足りなくて副校長が頭を抱えている。
D校:勤務時間外の仕事は相殺を具体的に取っていくことが大事。インクルージョンとは何か?今の特別支援はやめ、普通学級でやるべきでは。
「主体的・対話的な深い学び」が方法・内容まで決められた形になるのは問題を感じる。
E校:再任用(短)から時間講師になって授業をしている。給料は増えたが、職場の人と話をする機会がない。
F校:非常勤教員から時間講師になってゆとりができた。小学校の非常勤教員は「何でも屋」のように扱われている。
<意見交流>
【長時間勤務・教員不足、教科担任制などについて】
●中教審特別部会の素案 「残業代を支払わない代わりに、教職調整額を4%から10%以上に引き上げる」は
抜本的解決ではない。 「10%分=20時間分、残業せよ」と言われているようだ。
●長時間労働をなくすには、給特法廃止、教員定数増、持ち時数減、業務削減、部活の地域移行が欠かせない。
●中教審のいう「教科担任制」は、従来学校で行ってきた「授業交換」とは違うのでは?
●「『令和の日本型学校教育』を担う質の高い教師」とは? 専門性を求めているようだ。負担軽減になるのか? etc.
以上の討論の後、活動及び予算報告、運動方針案及び予算案は参加者の拍手により、全て採択されました。
話し合われた長時間労働是正、教員不足、教科担任制等の問題について、ひきつづき全力でとりくんでいきます。
<今後の予定>
◆6月4日(火) 15:30~ 教育委員会 *傍聴は15分前までに4F教育推進課で受付を
◆6月6日(木) 17:30~ 教育委員会
◆6月7日(金) 18:00~ 分会代表者会議 タワーホール船堀405
◆7月5日(金) 18:00~ 分会代表者会議 タワーホール船堀405
◆7月27日(土)~29日(月) 夏の合宿 能登半島方面 *詳細は追ってお知らせします
中学校教科書採択に向けて
今年は、2025年度から中学校で使用される教科書採択が行われます。
中学校現場では、忙しい毎日でゆっくり教科書を手に取る余裕はないとは思いますが、興味がある教科だけでも見てほしいと思い、
今回の改訂で気になる点を教科書問題に詳しい方にお聞きしましたのでお伝えします。
1.QRコードなどの二次元コードが増えている
前回からあったQRコードが大幅に増えました。
教科によっては、ほとんどのページに何らかの形であるものもあります。
子どもたちは気を取られるでしょうし、使い方に気を付ける必要があります。
またQRコードは検定には入らないので指導要領を逸脱したものもあるようです。
QRコードが多い方がよいと思うのは現場の教員や子どもたちからはかけ離れているようです。
2.教科書の内容が難しくなっている
英語や数学で教科書の内容が難しくなっています。
英語は小学校で英語科を学んできているからと、小学校を土台に組み立てているのでより難しくなっています。
学習内容についていけずに子どもたちは学習が嫌になってしまいます。
3.「主体的で深い学び」をさせるためにふりかえりを書かせる
3行は書かなければならないような「ふりかえりノート」があります。
保健体育で「~を何回飛べるようになった」と毎時間書かなくてはなりません。
そんなに短期間でできるようになるでしょうか。
疑問です。
4.社会科「地理」~領土問題、政府見解を掲載
「歴史」~「戦前の皇国史観を彷彿させる」「国史」教科書「公民」~憲法を敵視し、「改憲」を主張
地図帳に竹島、尖閣諸島が写真入りで載せられています。
「国民に国防の義務がない徹底した平和主義は世界的に異例です」と政府見解のみを載せている教科書もあります。
歴史教科書では、神武天皇から始まる「国史」教科書もあります。
そして「改憲」に誘導するような「公民」教科書も。
5.どの教科もジェンダーや多様性を意識
進んだところもあります。
ジェンダーや多様性を意識した部分は多くの教科書に見られました。
ただし、一切とり上げていない教科書もありますので注視しましょう。
どの教科書が使いやすいだろうか、問題のある教科書はないだろうかと、実際手に取り、自分の目で確かめてみましょう。
教科書展示会に行って、意見を出すときの参考にしてください。
*「中学校教科書の採択替え 真実と平和のよりよい教科書を子どもたちに……」(子どもと教科書全国ネット21)
を同封しました。合わせて、ご活用ください。
<江戸川区中学校教科書展示会>
●特別展示会→6月 4日(火曜日)~13日(木曜日) 9時~21時30分 中央・小岩・葛西図書館 他
●法定展示会→6月14日(金曜日)~28日(金曜日) 9時~21時30分 中央図書館
2024女性部アンケートのお願い
職場の労働環境改善のために、同封のアンケート用紙にご記入の上、交換便にて送付をお願いします。
なお、QRコードから回答することもできます。
締め切りは7月5日(金)
宛先:書記長 まで