江戸川教育文化センター

「教育」を中心に社会・政治・文化等の問題を研究実践するとともに、センター内外の人々と広く自由に交流するひろば

沈みゆく日本 (1)

2019-10-01 | 随想
戦後の日本の経済は紆余曲折しながらも成長してきた。
一億総中流などともいわれた。
それでも取り残された人々はいた。

‘90年代に入り、バブル崩壊とともに景気後退が続き、失われた20年と言われている。

日本の経済は低調に推移し実質所得は増えず、生活が苦しい人々が増えた。
政権側は、「雇用が増えた。失業率が下がった。時給が上がった」と言い、決して「実質賃金が下がった。貧困層が増えた」とは言わない。

OECD諸国の日本以外すべてが経済成長し,日本以外の国のフルタイム就労者の賃金は大きく上昇している。
今まで日本の経済状況、働く日本人の生活状況は世界のトップレベルなのかなと思い込んでいたが、色々なデータを見るとそれは大きな誤解であるらしい。
 
 経済成長が必ずしも人々の幸福とは比例するものではないが、医療、教育、福祉、交通、通信等が進むので経済成長することは総じていいのではないかと思う。
しかし、日本が一人当たりGDPがトップに近い時でも日本人の幸福度は低かった。

 世界の国々が経済成長すると地球資源を大きく消費する。
温室効果ガス排出は増大するであろう。
またアマゾン流域の開拓のようにCO2が吸収されなくなり、人間の住居等活動地域が増え生物は減少、絶滅していく。
食糧、資源の争奪戦も起こるであろう。
途上国では飢える人々が増えるでしょう。

環境破壊に危機感を抱くグレタさんの国連での演説に世界は耳を傾けなければならないと思う。
 

 日本全体が色々な側面で大きく遅れてしまったのはどうしてだろうか。
格差が拡大し、特に貧困層が増大した要因は何だろうか。

 税制、賃金、非正規雇用、少子化、人口減、女性の地位、企業の内向き経営等々色々な要因が考えられる。

 これらの要因をひとつずつ、自分なりに、ない頭を使って掘り下げて考えていきたい。
 
<EDOK>

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