自らの労働条件は自らの手で! 教え子を再び戦場に送るな!日教組・東京教組と共に闘おう!
NEWS 江戸川区教組
2024/3/1 No.2311 江戸川区教職員組合(江戸川区中央3-7-11-102江戸川区平和運動センター)
2・24 東部ブロック教研 東部4支部・青年部共催
「天井のない牢獄」-ガザでいま起こっている事-
講師:早尾 貴紀さん 東京経済大学教授
世界のいたるところで戦争、テロといった名のもと、市民が虐殺され多くの子どもたちの命も奪われているのに、ニュースからは、
なかなか虐殺の本質が見えてきません。
教室の子どもたちともどのように話したらいいか・・・?
そこで、今回の2月教研では、ガザで起きていることを知り、考えていくことにしました。
東部地区のみならず、他地区からも含め30名の参加があり、みな悩んでおられるんだと痛感しました。
東京教組小田委員長の挨拶の後、講演は、事前に講師へお伝えしていた「組合員からの質問」に答えてもらう形で進めました。
会場からの質問も含め、3時間余りかけてお話頂き、多少なりとも「そうか」「そうだったんだ」「そういうことか」と納得した次第です。
参加出来なかった方には、参加者の感想から講師の言わんとされたことのいくつかを受け取ってもらえたらと思います。
[参加者の感想・Q&A]
▼イスラエルがパレスチナに入植した歴史、経緯が少し分かりました。
知ること、学んでいくことの大切さをひしひしと感じます。
今日のお話で、理解がとても進んだとは言えませんが、ことに世界の中で日本がどのように関わりをしているか、
という視点で見ることも重要だということが分かりました。
●日本政府等が、イスラエル側であるため、一方的にハマスが悪い、あるいはどっちもどっちという報道がなされているのに対し疑問をもっています。
ロシア帝国、大英帝国時代から続いている問題であることを、今日のお話から少し理解できた気がします。
★報道で、西岸地区の農民に対する入植者の暴力を読みましたが、今日のお話で大変腑に落ちました。
◆改めて、イスラエルとガザの紛争ではなく、イスラエルの侵略であることが体系的に分かりました。
■「善と悪の二極化に捉えてはいけないと思うが、やはり何かモヤモヤする。問題の構造が複雑すぎるので、子どもの前でたじろぎそう」の質問に対して、
「どうしていいか分からないことに対して、タブー視しないで素直に言葉にする。
モヤモヤとしたものを言葉にして、教師と子どもが共有することが大切ではないか」の話に納得しました。
▼「ナチズム、ホロコーストの犠牲者だったのに、何故パレスチナに対して同じようなことをしているのか」の質問に対して、
「ヨーロッパの植民地主義を身につけて繰り返している。
また、ドイツはホロコーストの罪悪感からイスラエルを支持しているのではなく、一貫してナチズム=シオニズム(植民地主義+人種主義+国民主義)を支えている」
といったお話がありました。
また、イスラエルは、ガザの天然ガスが欲しくてガザを攻撃しているのではないかという質問に対して、
「それは違う。イスラエルは、その天然ガスでパレスチナ人が経済的に自立しないことを望んでいる。パレスチナ自治が力を得ないように、
ガザマリーン(天然ガス)をつぶすことがねらい」といった話があり、「そうだったのかぁ」と目から鱗が落ちる思いでした。
●今日のお話の中で、「単純な対立構造ではない」という点が一番印象に残りました。
メディアで取り上げられている記事をみていると、対立構造で扱われていたり、ガザが悪いというように語られていたりした時もあったと思います。
今回経緯もふまえて学んだことで、ガザ地区のおかれている状況を知ることができ見方が変わりました。
★日本政府が単に米国に追従しているだけでなく、第一次世界大戦以降の大日本帝国の戦略から続いていることに驚きました。
良い学習会でした。
各支部が単独で行うだけでなく、互いに企画したのを行きあうことが、とても大切ですね。
今日知ったことを子どもたちに何を語るのか、引き続き考えていきたいと思います。(杉教組)
◆何となく小さい時から一緒くたにまとめられたり、自分と同じことに安心したり、同類で結束したりすることに違和感を持っていたので、
今日の「シオニズム」の説明で使われた「均質的な国民」という言葉は“なるほど”と思いました。
自分のことも人のことも同じように扱えて、他人を受け入れられる人が増えたらいいなと思いました。
■権力者と一庶民との考え方の相違というのは、どうなのか。
イスラエル国内でのナショナリズムというか、ユダヤ民族というか…の考え方を国内統合として利用している面はあるのかと。
歴史的経過という問題は、本質を見極めるという点で大切だと思いました。
国民ということで統合していくのは日本でもあるので、一人一人がそうした事にからめとられないようにすることが大切と思いました。
▼今回のガザの虐殺に至るまでの経緯、いかに欧米や日本の支援を受けたイスラエルによる暴力が続いていて、それに対するインティファーダ
(イスラエルの占領地において、パレスチナ住民により組織的に展開された占領支配に抵抗する運動、民衆蜂起)と弾圧が続いてきたかを理解することができました。
報道されていないことも改めて認識しました。
パレスチナの人たち、子どもたちの声にならない声を、紹介いただいた本を読んで、教育現場で、子どもに伝えていきたいと思います。
児童文学 例:デボラ・エリス『三つの願いーパレスチナとイスラエルの子どもたち』など
【2024年度 江戸川区教組役員について】
来年度の役員が決まりました。詳しくは、別紙選挙当選公示を参照ください。
来年度も執行委員長は不在ですが、今年度と同様に組合員一丸となって、生き生きと働ける職場を、より良い教育を培っていきましょう。
来年度役員になられる方々、よろしくお願い致します。
【来年度 前半の主な予定】
〇入区式で案内チラシを配布 4月2日(火)午後
〇江戸川区教組大会 5月22日(水) 17時00分~ タワーホール船堀 403号室
〇分会代表者会 6月7日(金) 18時~ タワーホール船堀 405号室
〇分会代表者会 7月5日(金) 18時~ タワーホール船堀 未定
〇夏の合宿 7月27日(土)~29日(月) 石川県能登半島(予定)
生活と権利を守るためにみんなで力を合わせましょう!
江戸川区教職員組合加入届
江戸川区教職員組合 執行委員長 様
私は江戸川区教職員組合に加入いたします。
( )学校分会 氏名( ) 印
NEWS 江戸川区教組
2024/3/1 No.2311 江戸川区教職員組合(江戸川区中央3-7-11-102江戸川区平和運動センター)
2・24 東部ブロック教研 東部4支部・青年部共催
「天井のない牢獄」-ガザでいま起こっている事-
講師:早尾 貴紀さん 東京経済大学教授
世界のいたるところで戦争、テロといった名のもと、市民が虐殺され多くの子どもたちの命も奪われているのに、ニュースからは、
なかなか虐殺の本質が見えてきません。
教室の子どもたちともどのように話したらいいか・・・?
そこで、今回の2月教研では、ガザで起きていることを知り、考えていくことにしました。
東部地区のみならず、他地区からも含め30名の参加があり、みな悩んでおられるんだと痛感しました。
東京教組小田委員長の挨拶の後、講演は、事前に講師へお伝えしていた「組合員からの質問」に答えてもらう形で進めました。
会場からの質問も含め、3時間余りかけてお話頂き、多少なりとも「そうか」「そうだったんだ」「そういうことか」と納得した次第です。
参加出来なかった方には、参加者の感想から講師の言わんとされたことのいくつかを受け取ってもらえたらと思います。
[参加者の感想・Q&A]
▼イスラエルがパレスチナに入植した歴史、経緯が少し分かりました。
知ること、学んでいくことの大切さをひしひしと感じます。
今日のお話で、理解がとても進んだとは言えませんが、ことに世界の中で日本がどのように関わりをしているか、
という視点で見ることも重要だということが分かりました。
●日本政府等が、イスラエル側であるため、一方的にハマスが悪い、あるいはどっちもどっちという報道がなされているのに対し疑問をもっています。
ロシア帝国、大英帝国時代から続いている問題であることを、今日のお話から少し理解できた気がします。
★報道で、西岸地区の農民に対する入植者の暴力を読みましたが、今日のお話で大変腑に落ちました。
◆改めて、イスラエルとガザの紛争ではなく、イスラエルの侵略であることが体系的に分かりました。
■「善と悪の二極化に捉えてはいけないと思うが、やはり何かモヤモヤする。問題の構造が複雑すぎるので、子どもの前でたじろぎそう」の質問に対して、
「どうしていいか分からないことに対して、タブー視しないで素直に言葉にする。
モヤモヤとしたものを言葉にして、教師と子どもが共有することが大切ではないか」の話に納得しました。
▼「ナチズム、ホロコーストの犠牲者だったのに、何故パレスチナに対して同じようなことをしているのか」の質問に対して、
「ヨーロッパの植民地主義を身につけて繰り返している。
また、ドイツはホロコーストの罪悪感からイスラエルを支持しているのではなく、一貫してナチズム=シオニズム(植民地主義+人種主義+国民主義)を支えている」
といったお話がありました。
また、イスラエルは、ガザの天然ガスが欲しくてガザを攻撃しているのではないかという質問に対して、
「それは違う。イスラエルは、その天然ガスでパレスチナ人が経済的に自立しないことを望んでいる。パレスチナ自治が力を得ないように、
ガザマリーン(天然ガス)をつぶすことがねらい」といった話があり、「そうだったのかぁ」と目から鱗が落ちる思いでした。
●今日のお話の中で、「単純な対立構造ではない」という点が一番印象に残りました。
メディアで取り上げられている記事をみていると、対立構造で扱われていたり、ガザが悪いというように語られていたりした時もあったと思います。
今回経緯もふまえて学んだことで、ガザ地区のおかれている状況を知ることができ見方が変わりました。
★日本政府が単に米国に追従しているだけでなく、第一次世界大戦以降の大日本帝国の戦略から続いていることに驚きました。
良い学習会でした。
各支部が単独で行うだけでなく、互いに企画したのを行きあうことが、とても大切ですね。
今日知ったことを子どもたちに何を語るのか、引き続き考えていきたいと思います。(杉教組)
◆何となく小さい時から一緒くたにまとめられたり、自分と同じことに安心したり、同類で結束したりすることに違和感を持っていたので、
今日の「シオニズム」の説明で使われた「均質的な国民」という言葉は“なるほど”と思いました。
自分のことも人のことも同じように扱えて、他人を受け入れられる人が増えたらいいなと思いました。
■権力者と一庶民との考え方の相違というのは、どうなのか。
イスラエル国内でのナショナリズムというか、ユダヤ民族というか…の考え方を国内統合として利用している面はあるのかと。
歴史的経過という問題は、本質を見極めるという点で大切だと思いました。
国民ということで統合していくのは日本でもあるので、一人一人がそうした事にからめとられないようにすることが大切と思いました。
▼今回のガザの虐殺に至るまでの経緯、いかに欧米や日本の支援を受けたイスラエルによる暴力が続いていて、それに対するインティファーダ
(イスラエルの占領地において、パレスチナ住民により組織的に展開された占領支配に抵抗する運動、民衆蜂起)と弾圧が続いてきたかを理解することができました。
報道されていないことも改めて認識しました。
パレスチナの人たち、子どもたちの声にならない声を、紹介いただいた本を読んで、教育現場で、子どもに伝えていきたいと思います。
児童文学 例:デボラ・エリス『三つの願いーパレスチナとイスラエルの子どもたち』など
【2024年度 江戸川区教組役員について】
来年度の役員が決まりました。詳しくは、別紙選挙当選公示を参照ください。
来年度も執行委員長は不在ですが、今年度と同様に組合員一丸となって、生き生きと働ける職場を、より良い教育を培っていきましょう。
来年度役員になられる方々、よろしくお願い致します。
【来年度 前半の主な予定】
〇入区式で案内チラシを配布 4月2日(火)午後
〇江戸川区教組大会 5月22日(水) 17時00分~ タワーホール船堀 403号室
〇分会代表者会 6月7日(金) 18時~ タワーホール船堀 405号室
〇分会代表者会 7月5日(金) 18時~ タワーホール船堀 未定
〇夏の合宿 7月27日(土)~29日(月) 石川県能登半島(予定)
生活と権利を守るためにみんなで力を合わせましょう!
江戸川区教職員組合加入届
江戸川区教職員組合 執行委員長 様
私は江戸川区教職員組合に加入いたします。
( )学校分会 氏名( ) 印