この冬、ぼくは初めて甑島に釣行。
３人で、西磯の奥まった広い瀬で、名前は？？？。３人とも初めて。大珍宝のすぐ浦側、松島の少しそば。どん深、２０ｍはあるような色が群青色の瀬。中央、右側は釣りやすい。が、左側は瀬が張り出していて、流れによっては取り込みにくい。ぼくも、２回取り込みに失敗、一個１４００円の良いウキを失った。しかし、勉強になった。
瀬瀬の浦釣行、３時永福丸が着き、２０人が乗り込む。ややいっぱいの乗客。昨日は晴れだったが、波浪ぎみ。今日は晴れ後雨、しかし波おだやか。雨は夕方から。この日で良かった。西磯にのれる可能性が高かったから。結果のれた、ラッキー。船は穏やかな海を難なく走った。
だが、西磯はうねりが残っていた。５時半２人でのる予定だったが、急きょ、３人でのることになった。暗い中、広い瀬にあがった。しかし３人とも初めての瀬だった。
着いてすぐ撒き餌をつくり、仕掛けをつくった。日がのぼるまでは、道糸２号、ハリス２，５号、鯛用大針。ウキは全層ＫＺＧＴＲにケミ蛍２本をさし、流していったが反応なし。そこは初めての瀬で、海の状況が分からなかったせい。後で考えてみると、オキアミのぱらぱらまきで、昨年の大珍宝のようなことを試みていたらどうなっていただろう。おもしろかったかも。しかしあとの祭り。
７時４５分、仕掛けをそっくり変える。大島１，７５号に、道糸２号、ハリス２，５号、はり６号。となりのとなりでは、道糸４号、ハリス３号でぶり上げ釣り。もう３枚出している。しぶってはいない様子に安心。太仕掛けでいくことにした。すると、となりのＫさんがかけた。少しあせった。やがてぼくのウキが沈んだ。合わせると、竿がしなった。結構大きなクロだった。ホッ！。そしてすぐ２尾めがかかった。６尾あげたところで、鵜澤２段ウキを終わり、猪熊エイジア０号に、良いウキにはちがいない。ウキが沈むのに合わせて２尾追加。しかし、カラマンボウの付け忘れ。これではおもしろくないとカラマンボウを入れ、カラマンボウに合わせる釣りにした。すると、カラマンボウがスーッと走った。合わせたら失敗。
あっ、下に魚影が見えた。クロがわきだした。するとウキが走った。入れ食い状態になった。えっ、切れた、エイジアが浮いた。下に降り、たもを伸ばしてギリギリのところで回収。ホッ。仕掛けをセットし直してまたはじめるが、魚影は見えない。一人ならこんなときは魚影に去ってしまわれる。が今日は３人。これが良かった。魚影はぼくの前にいないだけで、となりの二人の前にいた。潮が変わり、左に流れ出し、３人の観音釣りとなった。めんどくさい。左側の瀬の張り出しにかかったクロが瀬際に入り込んで、回収不能。おまけに風で道糸が瀬の貝がらにかかり、道糸を切るはめになり、エイジアを失う。残念！
しかし、数は１５尾に近づいていた。芝原ウキをセット。下には魚影。ウキが次々に沈み。３尾追加。ラッキー。時間は１２時２５分、納竿５分前、あと１尾で終わるつもりで芝原０シブを投げ入れた。すると、ウキが沈んだ。竿がグーッとしなった。たもで回収し、今日の釣りを終わった。３人とも満足。こんな日もあるんだなあ。
今日の甑島さんありがとう。クロさんありがとう。
