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まずは、この釣果を見てください。
これが、久しぶりに行った、クロ釣り。1週間ほど前、あじつり(夜釣り)にも、これまた久しぶり。暑い今年の夏は、40日間ほど、計石の堤防には行かなかった。
なぜって、なんさま暑かったから。つゆの雨で海は濁っているという印象が、ぼくのなかで消えなかった。それに、今年の海の色が、いい色ではなかった
のだ。梅雨からずーっと濁りが消えなかった。そんな感じが残って、頭から消えなかった。
で、朝5時起き、6時過ぎスタート。8時竿だし。中潮だったが、灯台下にはだれもいなかった。潮流はやはり速かった。しかし、干潮が6時前だったので、着いたときは、下の敷石が消えたばかりだった。流れもまだおそかった。
えさをふりだして、30分。だんだん魚が集まりだした。ちいさな木っ端グロがわき出した。うきが入った。10cmの木っ端だった。それが続いた。えっ、今日はこれかい?1時間ほどねばるも、変わらなかった。
そのとき、岸壁のフナムシが目に入った。それ用のあみでフナムシをつかまえ、わいている木っ端の周辺に入れた。うきは、武勇伝3B、ぼくが愛用するうきの一つである。そのうきが入った。すぐあわせを入れた。ずしっと重くなった。上がってきたのは、今日一番のクロだった。おきあみ、キス子虫はなかなか入っていかなかったのだ。それが、この写真に出てくる足裏2枚、手のひら5枚すべてが、フナムシの釣果だった。これは事実。もし、フナムシのことを知らなかったら、今日の釣果は、この写真ではなくて、手のひら、足裏クロがなくて、木っ端クロ30枚だけとまではいかなくても、それに近い釣果だったのかもしれない。ホッ!
今日は、久しぶりの本腰いりの釣りだったのだ。だから、夜のアジ釣りまでがんばろうと家を出たはずだった。しかし、10時間の立ちっぱなしの堤防釣りはさすがに疲れたようだ。欲張って2回目の撒き餌をつくり過ぎた。残念!
2日間たったあとでも、さしみ、唐揚げ、ソテーができる。スーパーで買ってくるパック入り魚より、はるかに美味しかった。釣り師は、さばいて料理してはじめて一人前なのだ。