会社に長く働いてきたエンジニアが、長年働いて徐々に上がってきた給料とほぼ同水準の給料で会社が新卒を募集すると知った。
モチベーションが下がるからと、上に掛け合って給料を上げてほしいと頼んだが、無視された。
このため、そのエンジニアは給料がさらに高い会社に転職した。
(↑ここまで実話)
少子化だから優秀な新卒を取りたいのは分かるし、他社が初任給を上げているなかでそれを無視するわけにはいかないというのも分からなくはないですが。
長年会社に貢献していて、会社の内外のことがよく分かり、トラブルの時の処理もうまく、人をまとめられて仕事もできる優秀な人も長年働いている人にはいるかもしれない。
そういう人に辞められることこそ、会社としてはリスクだという気がします。
現場でこの人がいないと困るような人に辞められるの、リスクですよ。
現場が回らなくなるから。
そういう人って、代わりがなかなか見つからない。
新卒の給料を爆上げさせる&中堅社員の給料は上げずに意図的に我慢させる
→優秀な中堅社員は、転職能力もあるから、評価されていないと感じたらあっさり辞めることがある
→その人がいないと回らないような現場の場合、キーパーソンに見限られたら残った人たちが困る。
→会社の規模や体制によっては新人への適切な指導をできるような人もいなくなる。
ここまでならないと踏んでいるから、直談判されてもその取締役は一蹴したんでしょうが。
もしくは、代わりなんていくらでもいると思っているか。
それとも、取締役までなると、そもそも現場に興味がないのかもしれない。
起業家はある意味前向き。
しかし、個人的に、新卒と既存社員の給料のバランスをうまくとるのが必要じゃない?と考えます。
人ごとだけどそう思います。