古天気学 A

明治時代以前の日本のお天気や地震また天文関係の資料を収集中

洪水「享保日記」享保十三年七月八日九日 Ⅲ 天気編 

2018-02-04 13:16:53 | 古天気学
洪水「享保日記」享保十三年七月八日九日 Ⅲ 天気編 

2018年2月4日 日曜日  天気 晴  寒 寒 寒


「享保日記」享保十三年七月八日九日

「享保十三年七月八日、夜中より翌九日五つ半時分迄、大雨。辰巳嵐にてなか川洪水也。当六年以前卯ノ年之洪水ニハ、壹尺六七寸程もひ(ママ)きく(ママ)可(V)有(V)之哉。同性稻衛門當春中馬乗馬場にて屋敷拜領致候家ノ床高シ、卯ノ年之水ハ縁ノ上へ三尺ほど水上ル、此度ハ一尺貳寸餘も上候由、屋敷守之者申候。但、未引移不(V)申候間、屋守ヲ差置候也。扨、六年以前之大水ハ、佐竹殿御代ノ大水より少ひきく有(V)之由。百年餘ニも成可(V)申由。古キもの物がたり也。其外ニハ此度の水ほどのハまれ也。凡五十六七ねん以来ノ事ハ我等も覚候。此度本五丁目迄上り候也。前々ハ仙波水出、なか川水石垣より差上つかへ候付、紺や丁其外へも上り候虜、此度ハ仙波水不(V)申候付、町へハ上り不(V)申候。なか川ノ水は右之通まれ成洪水也。」を検証する。


享保十三年七月八日、夜中より翌九日五つ半時分迄、大雨。辰巳嵐にてなか川洪水也。当六年以前卯ノ年之洪水ニハ、壹尺六七寸程もひ(ママ)きく(ママ)可(V)有(V)之哉。

→ 1728年8月13日夜中より翌14日午前9時頃まで、大雨。南西の風嵐で那珂川洪水です。1723年の洪水は、約50cmほど低かった。


次回も、内容をもう少し精査してみたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする