ONCC摂津教室 平成29年度第5期生 歴史と文学の”人と心”を学ぶ科

摂津市コミュニティセンターで、若井敏明先生、鈴木明子先生、斉藤恵美先生の先生方が交代で講義していただく教室です。

H29.06.26.「大伴坂上郎女」 & 救急救命訓練

2017年06月26日 | 日記

 午前中は若井先生の「大伴坂上郎女」の授業でした。

項目を次のように分けて説明されました。

 ①万葉集とは・・・雑歌・相聞・挽歌などいくつかの歌集をつなぎ合わせたもの

  ②大和朝廷と大伴氏・・・三兄弟(大伴室屋・大伴金村・大伴長徳)大連・右大臣などの主要ポストを  占めた

  ③近江朝廷(天智天皇から大友皇子)における大伴氏…大伴馬来田・大伴吹負の飛鳥への隠遁

  ④天武天皇から文武天皇朝の大伴氏・・・大伴御行・大伴安麻呂が大納言を歴任、この間に藤原京から飛鳥京に遷都された

  ⑤兄・旅人…中納言の後、大将軍として隼人の反乱を鎮圧、その後大宰帥として大宰府に赴任・酒を讃える歌が多い。

  ⑥坂上郎女の立場・・・大伴安麻呂の娘、旅人の異母妹、稲公の姉、穂積皇子と結婚するも死別、不比等の子供である藤原麻呂と交際、異母兄大伴宿奈麻呂と結婚し二女をもうけた。

    旅人の妹として旅人の大宰府赴任中には九州に赴いて補佐などした模様。

     旅人の死後は大伴家の中心的存在となり、一族のことを取り仕切ったらしい。

  ⑦佐保という場所・・・帰京後は佐保邸にとどまり、一家の刀自(とじ=家政をつかさどる婦人の称)として幼い家持を助け、また氏族の巫女的存在として大伴氏を支えた。

 額田王以後最大の女流歌人で、『万葉集』に長短歌84首が収められている。これは女性では最多で、全体でも大伴家持、柿本人麻呂に次いで第三位


 

午後からは摂津消防署の方々の指導で救急救命訓練を行い、胸部圧迫・人工呼吸・AEDの使い方などを習いました。皆さん一度は訓練を経験してはいるようですがなかなかうまくいきません。いざというときに慌てないように沈着冷静に行動しなければいけません。


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