み~ちゃんブログ 2 by Mikoyuki

ロンドン パリ ローマ 京都 奈良 神戸 大阪 大好き 
「みこゆきのミーハー日記」の
継承版ブログです(^^)

少し前に、NHKのBSプレミアムで放送された映画 「飢餓海峡」を見ました

2014年04月28日 | 映画関係

映画の「飢餓海峡」とは、
”時代劇の大家・内田吐夢監督が現代劇に挑む長篇サスペンスドラマ”
ということで、1965年製作のモノクロ作品。

これの前から、NHKのBSプレミアムでは、同じく内田吐夢監督の
宮本武蔵シリーズを放送してて、「宮本武蔵 一乗寺の決斗」とか、
吉川英治原作なので、なんとなく見てたのですが、
凄く面白かった(^ ^)

で、「飢餓海峡」も見ました。
3時間余りもありますが、ちっとも飽きさせないし、白黒映画というのがまた、この事件の恐ろしさを表すのに、とても効果的でした。

原作は、水上勉の同名小説。
”戦後の貧困の時期を生きることになった多くの日本人の悲哀が
主要な登場人物に投影されている。”
ということです。

放送が、隣国のフェリーの沈没事故の少し前で、
この映画には、最初に青函連絡船の事故のことがでてくるので、
その辺も、すごく驚きました。

とにかく、戦争後の日本の様子がよく表現されてて、
昔の赤線地帯、青線?のことも出てきます。

これを見たら、あの人達が凄い嘘を言っていた(!!?)
ということもよく分かります。

当時の日本は非常に貧しくて、ごく一部であれ、
騙されて、そのような店で働くことになった女達がいたこと、
「売春禁止法」で禁止されるまでは、それは管理はされているけど、
営業はできたこと。

戦後の混乱期、闇屋などの様子。
大陸からの引き揚げ者の悲劇。
当時の舞鶴の様子・・・

核心的な場面になったら、窓の外では、
ざぁ~~と雨が降ってきたりと、
すごい映像の表現方法!

この作品は、今年の「新・午前十時の映画祭」にも選ばれてるので、
この先、映画館でもみることができます。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。